フランスで山歩き

仏リヨン在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

チーズを乱用するみよん家の食卓

今日はフランスは第一次世界大戦休戦記念の祝日でした。
毎年、戦死兵の鎮魂セレモニーが街角の記念碑の前などで行われますが、今年はコロナ影響で規模がかなり縮小されていた様子でした。


お天気が悪かったけれど、リハビリのため家の近くを少し歩きました。
痛みが少なく歩けることも多くなってきましたが、骨同士の噛みあいが悪い?と歩くどころか体重を少し掛けただけでも「あいててててて💦」と次の一歩が踏み出せないこともしばしば。
初夏に受けた手術は、1回目の救急での手術でおかしな角度でくっ付いてしまっていた2本の骨を切って人口骨、脛から抽出した自分の骨を足して正しい角度に接ぎ直すためでした。この手術で骨の角度は正しくなったものの、事故の際に軟骨が損傷していてほとんど残っていないことから来る痛みもあります。これがいつかましになるのか、プロテーゼが必要なのかはもう少しリハビリを続けないと分かりません(._.)
とりあえず、先の心配をするよりも今出来ることを精一杯してみるつもりです.。o○


今出来ることのひとつはチーズたっぷりの食事を作ることでしょう?
チーズフォンデュにも使ったボーフォールチーズ。味わいは深いものの、そう癖の強いチーズではないのでお料理にもどんどん使えます。
パイレックスのグラタン皿には固めに茹でたジャガイモとカリフラワーを小さめに切ったものが入っています。ベシャメルソース的なものかキッシュの卵液みたいなのを入れて焼くのもいいのですが、ベシャメルからでなくチーズからカロリーは摂りたい、というのが本望なので底が焦げ付かないように少しだけ牛乳を掛けただけのダイエットグラタンなのです(チーズはたっぷり)!?


焼き上がりました(´▽`*)
チーズは表面だけでなく、野菜の間にもくまなく混ぜています。


シンプルなグリーンサラダとマッシュルーム入りのオムレツと一緒に食べました。



さて、先月の手術後初めての週末お出掛け記の続きです。
スペインからフランスに遊びに来ている知人とその彼女に会えなかったため、空いた時間でオピネル博物館(ほぼ素通り)、ボーフォールチーズ農協とハシゴしました。


この週末は酪農をしている友人Sさんが若い牛さんを数頭お迎えするというので、Sさんと仲の良いOさんとそのお手伝いに行くことになっています。


Oさんちに向かうのに通る峠道。1900m台と2000m台というふたつの峠があり、緑の看板は峠道が開通していることを示しています。


峠道にある村。ここを抜けると峠まではシャレーが数軒集まった集落がひとつふたつあるのみです。


進むにつれ、積雪が目立つようになってきました。
前の日の晩か今朝に降ったと思われる雪です。


車を運転するのはOKと外科医さんには言われたけど、こまめに休憩して歩いたりストレッチしたりする必要があります。
写真を撮りついでに少し周辺をウロウロしますが、なにせ寒い💦💦
10月とは思えません。


寒いだけでなく、峠が近づくにつれて視界もなくなってきました(T_T)


ツール・ド・フランスも何度も通ったことのあるグランドン峠に到着です✨
何も見えん_| ̄|○
ここから少し歩いてピクニックするつもりだったのにとてもそんな状況ではありません。
とりあえずコーヒーで暖をとります。てか、朝うちで入れてきたコーヒーなので既に生ぬるいです(-_-;)


驚いたことに、峠にマウンテンバイクのグループがやって来ました。
ここからしばらく先の氷河の麓にある山小屋まで行くんだとか。信じられん(◎_◎;)
「勇敢ですね」と声を掛けると、車の中に山スキーの板が入ってるのを見て「君もね」と言われてしまいました。
これはですねー、山スキーのコーチOさんにメンテしてもらうために持ってくだけなんですよ(;^_^A


勇敢なバイク兄さんたちにお別れしてもう少し先にあるラ・クロワ・ド・フェール峠まで来ました。うう・・寒い。ここでもピクニックどころの話ではありません。


右上に少し写っている湖の方向に下りる道路へと進みます。
草紅葉が進んで黄色よりも茶色っぽくなった山肌に新雪が美しいです。ハイキングやテント泊でこの天気だと辛過ぎるけど、車だったら「これも雰囲気がある」という一言で済まされます(^▽^;)


メイン道路から外れて湖畔まで下りてきました。
この辺では雪も積もっていないし、だいぶ標高が下がったせいかあまり寒くありません。


さっき農協で買ったボーフォールチーズとサラミ、農協のある町で買ったパンで遅い目のランチにしました。フランスの道路交通法ではビール1杯程度のアルコールは容認されているので飲むことも出来るのですが、なにせ寒すぎて冷え性のわたしには結局飲めませんでした^^;


森の部分まで下りてくると紅葉が始まっていてなかなかきれいでした。お天気はちょっと残念でしたが・・・


Oさんちは南仏寄りなのでお天気が全然違いました( ̄▽ ̄;)
さっきまでのは何だったんだ、というほどの青空が広がっています。


Oさんちに無事到着しました。愛しのディフェンダーの鎮座するガレージ。
バックカントリー用のスキー板のメンテをお願いしました。


Oさんの高校生の息子さん、Oさんと3人でご飯にしました。
トマト・ファルシはOさんが作ってくれました。意外なことに結構、料理上手なんですね…
あ、キャベツのサラダはわたしが作りました( ̄▽ ̄;)


ご飯はトマトから出る汁だけでオーブンの中で火が通っています。
なんとおいしいっΣ(゚Д゚)
翌朝はいよいよ酪農家Sさんが若い牛さん達を農家にお迎えするお手伝いに出発します✨


お読みいただいてありがとうございました。

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