フランスで山歩き

仏リヨン在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

3時間、20kmまで・・・

フランスで4週間前に始まったロックダウンは先週末に緩和されました。
生活必需品を以外を売る店も開き、散歩や運動で自由に行動できる範囲も今までの1時間、自宅から1km以内、から3時間、20kmまでに広がりました。


ただし、相変わらず友達や家族の家を訪ねることは禁止ですし、家を出るときは外出許可書(紙またはスマホ)に書き込む必要があります。


このまま患者数が順調に減った場合は12月15日から証明書の必要なしに自由に移動できるようになるので、遠く離れた家族とクリスマスを過ごすことも可能になりそうです。


行動範囲を広めてもいいよ~って言われても、そんなにたくさん歩けないのであまり変わりません_| ̄|○20kmも歩けるようになりたいよ💦💦


一番手軽なリハビリはこれです。
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証明書もなしに歩き回ることができるのは・・・


アパートの建物の階段です( ̄▽ ̄;)
以前は、左足首の曲がる角度がとても少なかったので階段は全て右足で下りていたのですが、今では少しぎこちないものの普通に下りることが出来ます。


看護師さんが今朝も来てくれました。
ばい菌が入って化膿してなかなか塞がらなかった傷口がありましたが、抗生物質を1か月間飲んだ結果、良くなってきてほぼ閉じてくれたので(メチャ時間かかった💦)、今日でおしまいみたいです。


ハムスターのビリたんは絆創膏が大好きなんですが(なんか引っかかるみたいな触感が好きみたい💦)もうガリガリできませんからね~(^^;)



さて、ロックダウンも長引いて大して書くこともなくなってきたので、以前に時々書いていた今まで泊まったり休憩したことのあるフランスの山小屋を紹介するシリーズの続きをやろうかと思います。


今日はアルプスを離れ、スペインとの国境に広がる広大な山脈、ピレネーの山小屋のひとつを紹介します。


ピレネー国立公園の標高1970mの地点に位置する、アイユス山小屋です。
わたしと友達が泊ったのは、5月に小屋開きして1週間後の週末でした。管理人さん曰く、
ピレネーはアルプスに比べて全体的に標高が低いため、オープン期間(管理人さんがいる時期)がアルプスより長い目なんだそうです。
確かに、アルプス山系の山小屋は大抵、6月半ば~9月半ばくらいですが、ピレネーでは5月半ば~10月半ばくらいのことが多いそうです。


湖がいくつか集まる風光明媚な立地条件なため、夏はハイキング客に大人気みたいです。


わたし達の行った時期は残雪でアクセスが大変だったためか、比較的空いていました。


到着時に頼むビールは格別です。
どこの山小屋も、普通のビールと地ビールと最低2種類は揃えているものですが、この時はまだオープン後間もなくて物資が十分に到着しておらず、地ビールはありませんでした。


雪融けの進む湖と、このエリアの体表的なお山、ピック・ミディ・ドッソーを眺められる素晴らしいテラス。


食堂の大きな窓からも眺めは抜群です。


山小屋に必ず置いてある「思い出ノート」。わたしはあまり書き込むことはないのですが、一緒に行った友達はイラストが得意なので嬉々として取り組んでいます。


友達もうまいけど(右ページ)、左ページの人もプロっぽい:(;゙゚''ω゚''):


絶対に置いてあるのは、周辺のハイキング地図、ゲーム、書籍類です。
まあ日本や他の国の山小屋でも同じかと思いますが(;'∀')


山小屋には必ず薪ストーブがあり、濡れた靴下や手袋を干すこともできます。
大きな山小屋の場合、洗濯物(濡れたもの)を干す部屋が別にあるのも見たことがります。


厨房兼管理人さん室。


自炊をする人のために小さな部屋があることが多いです。
とても小さい小屋の場合、なくて屋外で調理しないといけないこともたまにあります(-_-;)
フランスの山小屋ではほとんど人が食事も頼みますが、食材をヘリで調達していたりすることも多く、結構割高だし作るのも楽しいのでわたしは自炊することが大半です。この日はわたし達の他に一組のハイキング客だけ自炊していました。


夕食後は宿泊客のコミュニケーションタイムです。
知らない人に話しかけるとき、わたしは良く「今日はどこに行かれましたか」「明日はどこに行かれますか」の他に「どこの山が好きですが」「お勧めはどこですか」といった質問をします。山が嫌いな人は来てないので(^▽^;)必ず話が盛り上がります。


テラスから美しい夕暮れ、日の出を見ることができました。
これは日の出です。


翌朝、山小屋を出発した時の写真。



お読みいただいてありがとうございました。
ボチボチ、ロックダウン期間中、他の山小屋も紹介していきたいと思います。
続きはまたアルプスになります。

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