フランスで山歩き

仏リヨン在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

手術跡の癒着

昨年春、山での事故の際に救急で受けた手術でおかしな角度でくっ付いてしまった足首の骨を2本とも切って正しい角度に接ぎ直してもらう手術をこの夏に受けたことは何度も書いてきました。
感染があったため、1年後に抜く予定だったプレートを2本ともこの秋に抜いてもらい、その後リハビリを続けていますが、骨とは一見あまり関係なさそうな問題がひとつあります。


手術跡は足首の肉の少ない部位なので、傷跡が骨・その周辺の筋肉や靭帯にまで癒着してしまい、動きが潤滑にいかず引っ張られてしまう結果になっています。
癒着しないようにマッサージなどしますが、傷口が完全に塞がっていない間はそれも出来ず、完全に塞がった時には既に癒着が進行してしまっていました。


外科医さんや、以前通いで来てもらっていた理学療法士さんの勧めでこんなものを買いました。


色も形も何となく消火器っぽい!?んですけど、実はこれ、毒蛇などに噛まれたときに毒を吸い出すための吸引器で薬局で売っています。


こんな感じに吸引してくれるんですね・・・
これは結構前から使ってるんですが、骨のすぐ上で肉がほぼなく、痛いだけで効き目があるようには感じられません。。


それが、保険が適応される効果的な治療法があると聞き、行ってきました。
理学療法士さんの複数いるクリニックで、わたしが予約した先生は乳がんの手術を受けた患者など、手術跡を専門に診ておられる方なんだそうです。


理学療法士のクリニックの一部にはこのようなマシーンが備わっているところがあります。
LPGというフランスのメーカーの機械で、手術跡の皮膚を滑らかにするローラー式の吸引システムなんだそう。
元々は、セルライト治療つまり美容外科用に開発されたそうなので、エステサロンなんかに置いてあることの方が多いんだそうです。


傷跡の周辺が循環が悪くなっていて腫れがちなので、まずはローラーで腫れを軽減してもらいました。手でマッサージしたり氷を当てたりするのよりもずっと早くましになり、マシーンの凄さを早速実感。


内くるぶしの傷口は感染してばい菌が皮膚を傷めてしまっていたため、塞がるのが遅く最近やっとなんとか皮膚が再生してきて窪みがましになってきたところです。理学療法士さんはその部分を避けて、出来る部分を丁寧にローラーで吸引していってくれました。
画面にタッチすると吸引のリズムや強さを変えられるしローラーも大きさがいくつかあり交換することが出来ます。


30分ほどかけて丁寧に可能な場所を施術してもらいました。
ここのクリニックで使っている傷跡用ローションがいい感じだったので、早速帰りにドラッグストアに寄って同じのを買って帰りました。


「完全に離れるとは断言できないけど、出来るだけ良くなるように定期的に来てください」
と理学療法士さん。骨を接ぎ直してもらったからといって、骨だけの問題ではないんですよね・・・人間の体とは複雑なものです。


あまり可愛くない画像だけだとあれなので、いいやつを載せときます。
ブログを定期的に読んでくださってる方は何が出てくるのか大体想像がついておられることだと思います・・・


我が家の可愛いエース、ハムスターのビリーちゃんです。
いつもは穀物系、シード系のご飯が多いんですが、夕飯にマーシュのサラダを作ったので、ビリたんにもやってみました。


初めてやってみたんですけど、大好きみたいで必死で食べてました(*´▽`*)
かわいい.。o○



お読みいただいてありがとうございました。

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