フランスで山歩き

仏リヨン在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

峠の(第二の)我が家へ

第二の我が家であるかのように、時々泊まりに行っては寛がせていただいている素敵なおうちがあります。ブログにも何度か書いているので覚えて下さっている方もあるかと思います。


この方👇のおうちです。

酪農をしている知人Sさんがチーズ作りを始めるにあたって伝統な製造方法を教えに来ていたFさん。Sさんの農家で1年ほど前に知り合いました。上の写真は凝固した牛乳を水切りして型に詰める作業を披露中のFさん。


第二の我が家⁈Fさんちがあるのは峠のすぐ近くです。
とっても分かりやすい峠の形をしているロータレ峠は夏も冬も美しく、お気に入りの場所のひとつです。夕方で空の色が特に綺麗でした^^


峠にて。
この辺り、標高2000m以上あるというのに年間を通じて開通しているし(悪天候で一時的に閉鎖されることは時々あります)、道路の状態も良く重宝しています。標識にあるように、大半の部分は制限時速90kmです。


しかし景色がとびきり綺麗なこの辺り、90km/hで走り去ってしまうにはもったいな過ぎるので大抵かなりゆっくりと運転しています。


我が家(もはやそのつもり😅)のある集落のすぐ下まで雲海になっています。


30分ほど前に電話をしておきました。集落の入り口に差し掛かると、丁度Fさんが愛犬フィルーくんと徒歩で迎えに来てくれました。村の中の道は狭く急でおまけにあまりちゃんと除雪されてなくて怖いのでFさんに運転してもらいました(^◇^;)


築300年以上という年季の入った民家です。
着いた時は薄暗かったので翌朝撮りました。


これまた朽ち果て直前(失礼💦)っぽい階段(⌒-⌒; )
しかもめちゃ急です。古城か牢獄跡でも見学しているかのようです。



しかし居住スペースは結構快適です。
こじんまりとした使い易そうな台所。


薪ストーブがついていました❤️


ベルジェ・ピレネアンという品種のフィルーくんは11ヶ月。初めて会った時の倍くらいの大きさになりました。


ここのご夫婦の優しいけど飾らない人柄が心地良く、お言葉に甘えて何度も泊まりに来ています。
夕飯のスープに入れるジャガイモの皮剥きをしながら近況報告をしあいます。


奥さまのCさんがワインを2本持ってきました。
まずは開いているイタリアの赤ワインを頂くことに。


ピエモンテ地方、ヴァレ・ダオスタの有機栽培の赤ワインは今までに飲んだことのない一味変わった、しかし美味しいものでした。
サラミは大きいものは仏東部ジュラ地方のスモークのもの、小さいほうのはわたしが手土産に持ってきたお気に入りの肉屋さんのものです。
ご夫婦と会うのは10月以来だったので、色々話すことが溜まっていてあっという間に時間が過ぎていきます。


地味ながらとっても美味しい野菜スープ。
ジャガイモとポワロー葱はお庭で作ったものだそうです。2回もお代わりをしてしまいました。


おふたりが以前住んでおられたジュラ地方の名産チーズ、コンテ。


パンはおうちにもありましたが、わたしも買ってきました。スパイスとドライフルーツ入りのものです。


デザートにはリンゴのタルトを焼いてくれていました。


生地から手作りの素朴でおいしいタルトでした。
Cさんが作ったのかと思ったらFさんだそうです💖


食後はDVD鑑賞の時間です。
牛さんのドキュメンタリーまたは牛さんのドキュメンタリーという選択肢🤣
Fさんの牛さん達と同じ品種、エラン(黒い方)のDVDをチョイス。ここのおうちにはテレビやモニター画面がなく、プロジェクターで観ました。


快適なベッドをありがとうございます♪
2日目に続きます。


お読みいただいてありがとうございました。

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