フランスで山歩き

仏リヨン在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

ひとりで迎える雪の避難小屋の朝

先月前半に雪山の避難小屋に泊まりに行ったときのお話です。



夕暮れを窓から。日が落ちると小屋内の気温も下がってきたので早い目にシュラフに包まりました。

冬用のシュラフなので暖かく、ぐっすりと眠ることが出来ました。



朝の小屋内の気温は0,8℃。

真ん中の数字は気圧です。

3月の前半、標高2280mということを考えるとそう寒い方ではないと思います(普通に寒いけど😅)。

薪ストーブはあるのですが、夏にここを使う羊飼いの方が自分のいない間に火事になるのを恐れて煙突につながる管の一部を外してしまっているため、利用できないのです。



外に出てみました。

雪に埋まっているのは放牧期間中、羊さん達を夜間入れておく囲いです。もうひとつ小さな小屋が見えますが、恐らく放牧に必要な道具を保管する納屋的なものなんだと思います。



昨日の午後に登った稜線はこの右手になります。

大して遠くないので今朝も村に下りる前にもう一度登っても良かったのですが(山スキーの鬼である友人Oさんからは「当然1日目も翌朝も登るよな?」とプレッシャーをかけられていた)あいにくスキー用アイゼンを忘れてしまいました😅朝は雪の表面が凍っていて結構なだらかな斜面でもツルツル滑るのでアイゼンが必要な場合が多いです。新雪がある時だと大丈夫なんですが…



山に泊まるときの何よりの楽しみは、日没と日の出前後の空を眺めることです。



インスタントコーヒーと手作りフルーツケーキが朝ご飯です♪



空が明るくなってきました✨



お腹空き過ぎていてケーキ2切れ一気食いしてしまいました😅荷物軽減のため最低限しか持って来なかったことが悔やまれます💧



日の出です(≧∀≦)

雲は少しずつ減ってきた気がします。



ケーキ2切れでは全然足りなかったので、小屋に戻りパンとチーズの残りで朝ご飯の続きにしました。



そろそろ出発しよか…とスキーに滑り止めを貼ります。稜線までは登らないけれど、いくらかは登りたいのでやはり滑り止めが必要なのです。雪の上に降りてみると、ひなたになって間がないため、まだガチガチだったのでもう少しだけ待つことにしました😅



インスタントカプチーノを作って時間潰しです♪



ようやく雪が登りやすい硬さに解け始めたので、重い腰を上げ歩き始めました。



お日様が低いので長ーい影になりました。



まずはその峠っぽいところに登って…



もう少しだけ登っておこう…

結局、稜線までの半分くらい登ってから村まで下りました。下の方はまだ日陰でガチガチの斜面が多く、スキー初心者のわたしには厳しかったです😓



農家に戻ると牧羊犬のオリちゃんが「どこ行ってたん?」て言わんばかりの表情で出迎えてくれました。



とっても甘えん坊の日でした(日による😅)。


お読みいただいてありがとうございました。

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