あの人こと髭やファッション、そして存在自体がインパクト大なスペイン人の友人Nさんと避難小屋に泊まってスキーした時のお話です。

荷物が重たそうなNさん。ビールの空瓶とか小屋内での上履き代わりのスニーカーとか省略できそうなものがいっぱい入っています💦

結構な急斜面をトラバースします。もっと平なところまで一度下りてから進むという選択肢もあったんですが、ふたりともアイゼン(スキー用、スプリット用)があったので真っ直ぐに進むことにしました。

その後も少しアップダウンのある地形を進みつつ避難小屋のひとつまで到着しました。来た方向を振り返って。

避難小屋内に荷物をデポしていくことにしました。Nさんはほぼ手ぶらに😅、わたしは上着やペットボトル、剥がした後のスキーの滑り止めなど入れるのにザックが必要なのでシュラフなどを出しました。

この辺りには小川が流れています。夏に来たときにはワタスゲが咲いていました。

奥の稜線、写真に入っていないもっと左側の高くなってる方を目指します。

この後、稜線まで写真がありません。わたしは稜線の滑り下りやすいところを目指すことにしましたが、Nさんは雪の少なくなっているもう少し高い位置(稜線上の頂上のひとつ)まで行きたいといいます。

稜線の少し手前で別れました。

フーっ、着きました。2800mちょっとの地点。ここがわたしの頂上ってことでいいです(⌒-⌒; )

スキーを脱いで雪の融けている岩の上に座りました。

Nさんが登っていった頂上を眺めて。

15分くらいNさんが下りてくるのを待ったのですが、一向に姿を現しません。大声で呼んでも返事はありません。稜線上は電波があるので(稜線以外は全く電波が届かないエリアです)携帯にかけてみたけれど、出ない💦

稜線は風が強くて寒いので、少し下りることにしました。

風で雪が薄くなってるのと、お昼だというのに気温が低くて雪は結構ガリガリです。春スキーっぽくない😓

間もなくNさんが下りてきました。ああ、そうだ、スプリットボードは板を繋げたり外したりにめちゃ時間かかるって事を忘れていました(^◇^;)

楽しそうです♪

この直後、ポケットからスプリットの滑り止めが落ちたので大声で教えてあげました(⌒-⌒; )

途中から雪が少し柔らかくなり、滑り易くなりました。

荷物をデポした小屋まで戻ってきてランチです♪

それにしてもNさんのボードの裏の色、綺麗💖

ランチの後は緩やかな谷をゆっくりと滑り下りていきました。このまま問題なく駐車場に着くかと思いきや、ちょっとしたハプニングが💦

林道に入る直前にわたしの前を滑っていたNさんが道が目に入らず、違う斜面を滑り下りていってしまったのです(-｡-;

ピンクの線に道があるのですが、青い線の急斜面を谷底まで滑り下りていっちゃいました😱

これは後日積雪の翌日に同じ場所に行ったときに撮った写真です。Nさんと一緒だった日は写真撮らなかったので…

谷底に向かって呼びかけますが、聞こえないようで返事がありません。場所によっては、ショートカットした形で林道とまた交差することもあり得ますが、ここは全く交差しないんです💦

村まで近づかないと電波もないので電話も通じません。

Nさんの名前を叫びながら林道を下りていきます。

返事はないけど、Nさんも谷底の道を駐車場に向かって歩いてると信じよう…

林道は最初は雪がありスキーで下りられるので早いですが、後半はスキーを外して歩くところが多くなります。春スキーの宿命です^^;

駐車場の3kmほど手前で電波が戻ってきてNさんと連絡がとれました。駐車場に着いたところだそうですε-(´∀｀; )ﾎｯ

嫌になる長い林道。あと1kmほどです。

やっと着いた✨

Nさん「ごめんよ〜、道が目に入らなくてさ…急斜面だし登り返すのも大変だからそのまま谷底まで下りたよ」ご無事で何よりですε-(´∀｀; )

最後にちょっとドキドキでしたが、とても楽しいNさんとの一泊ハイキングでした。

長々と書きましたがお付き合い下さった方、ありがとうございました。