フランスで山歩き

仏リヨン在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

中途半端な稜線でランチピクニック

まただいぶ日が経ってしまいましたが、友人Oさんと避難小屋泊ハイキングをしたときのお話です。小屋内に重たいものは置いて、身軽にハイキングに出かけました。


1時間半ほど歩いて峠に着いたあと、稜線を登り始めました。


広い幅の稜線が一度終わり、左側はこのように絶壁になっているので右側の斜面を歩きます。


右側の斜面のトラバースし始め。写真だと特にそんな感じはしないかもしれませんが、急だしズルズルと滑るわで、この日のハイキングで一番、というか唯一怖かったところです。


しばらく右側の斜面をトラバースした後、再び稜線に戻ってこられるようになっています。


一番奥に見えているのはここデヴォリュイ山塊最高峰のオビウ。
だいぶ前に一度だけ登ったことがあります。
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オビウ、正確にはグランド・テット・ド・ロビウの頂上、2789m。今と同じ時期、9月でした。
同じ日に撮った一枚。👇

別の惑星感の強い、最高に好きな景色の山でした。またチャレンジできたら嬉しいと思っているところのひとつです。


さて、Oさんとのハイキングに戻ります。
もう少し進むこともできるみたいですが、足首も調子もまだ今一つなのでこの辺でUターンすることにします。でも、その前に・・・


お昼前だったので、ここでランチをしていくことにしました。
実は、元々1泊のつもりでしたが避難小屋がとても快適なのであと一泊して日曜の明日の朝下りることにしたので、食料を切り詰める必要が出てきました(^^;)
なので、ふたりにしては質素なご飯です。昨晩は豪勢にハラミステーキ焼いたというのに…幸い、シリアルバーなどの行動食はいつも余計に持って来ているので餓死する危険はなさそうです😅


ちなみにハイキング地図上で、避難小屋、駐車場、稜線の関係はこんな感じです
👇

薄い黄色でなぞったのが先ほど歩いた稜線です。
こちらからオビウには登れないわけではないようですが、アスピニスムの装備が必要で、通常は別の方向から登ることになります。


ご飯のあとはゆっくりと下りていきます。ちなみに、峠からわたしたちは左側に下りますが、Oさんのお父様と出発前に話していて、右側に下りても別のいい感じの避難小屋に行けることでした。また別の機会に泊まってみたいと思います。


岩々ゾーンから草の生えた平和な感じのゾーンに帰還しました。


で、峠以降、またしばらくザレ場になります。こういうのはメリハリがあって悪くありません。


行きには気付かなかった避難小屋!?が。小屋ではありませんね(^-^;
ハイキング客用というよりも、おそらく羊飼いさんが急な雷雨などに見舞われた時に避難(ガチの意味で😅)するために作ってるんではないか、とOさんは言っていました。


時間はたっぷりとあるので、前の日に見つけたブルーベリーが熟しているエリアで(ちょっと前の話なので、全体的にはまだあまり熟していませんでした)座り込んで30分ほどブルーベリー狩りを楽しみました。


パラグライダーがたくさん、ふわふわと浮いていました。
石灰岩の稜線でぐるりと囲まれたエリアなので、天気の良い午後は特に熱で空気が上昇するため、パラグライダー向けなんだそうです。


避難小屋に戻ってきました。


ちょうど、避難小屋の隣の羊飼い小屋から羊飼いさんと牧羊犬が出てきたのでしばらくお話しました。


羊飼いさんの知り合いのおじさま二人も、この日はお手伝いに来ておられました。
3人で羊の群れの方へ向かって行かれました。


2泊目&下山編に続きます。
お読みいただいてありがとうございました。

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