岩岩乗り越えて頂上へ
避難小屋にメインのザックを置いて身軽に向かったのはタイユフェール山塊最高峰のル・タイユフェール(2857m)。以前に2度登頂したときは別の斜面から登ったので、こちらからは初めてです。
しょっぱなから急です。
ピンクの下線が引かれているのが頂上。その上のピンクの線が今登っているコースです。出発した辺りは入っていませんが、等高線を見ていただくと急な登り坂であることが分かります。
土や草がなくなってザラザラした岩と石ころばかりになってきました。
こんな岩場にも健気に咲く可憐なお花、セレスト。名前まで可愛いといつも思います^^
振り返って。避難小屋があるのはもっとずっと右側で写真には全く入っていません。
途中、2度ほど水が流れている地点がありました。避難小屋のすぐそばにも小川があるんですが、今朝出発時に泊まり客の3人組とおしゃべりしてて、水を汲むのをすっかり忘れていたので助かりました😅
夏の後半から秋の初めに見られるアデノスチル。大柄な子たちです。
中年のご夫婦と出会いました。わたしは真上に見えている峠を越えるのに対し、おふたりは左手にある別の峠を経由して同じ頂上へと向かうそうです。
湖が見えなくなる地点まで登ってきました。
このハイキングコースは地図に載っている割には看板類が全くないのですが、このようにペンキマークがあります。ただ、ペンキの感覚が開いていたり、見えにくい場所だったりすることも多くて何度か見失い、違う場所を歩いてしまいました。
可愛らしいサクシフラージュ。
前述のセレストと、レノンキュール・ド・グラシエ。レノンキュールには白やピンク、黄色もあり氷河跡のようなザレ場を好んで咲きます。グラシエとは氷河のことです。
ペンキマークがなくなってしばらく歩いてて、こんなとこを通りました。
薄っすらと水が流れています。川の中かい💦
春の終わりから初夏にかけては恐らく雪解け水でたくさん水が流れているだろうから、とても通るのは無理でしょう。
帰りに見たら、川から少し離れた場所にペンキマークがあり、そこから下りましたが、川の中の方が岩岩が階段っぽくなっていて通りやすかった気もしました(⌒-⌒; )
上はもうしばらく登った地点から振り返った景色です。
峠が近づいてきました。
後ろからボーダーコリー連れのおふたりが登ってきました。女性は手ぶら!いいですね〜(//∇//)
峠周辺はちょっと平たくなっています。
こんな恐竜の背中のような山が。
前に登ってきた登山道はここに合流するようになっているので、覚えのある景色です。
全体的は晴れているものの、かなり雲が出ています。湖がいっぱいあるエリアなので水蒸気がすごくて雲が出やすいみたいです。
地面は赤っぽいです。鉄を含んだ土壌なんだそう。
峠から稜線を登りつつ。峠と頂上は近くて、20分ほどです。
頂上はこのように平たくてかなり広いです。あちこちにケルンがあります。
着きました、ル・タイユフェール頂上!
下山編に続きます。
お読みいただいてありがとうございました。