フランスで山歩き

仏リヨン在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

久々に友人Oさんとアウトドア合宿

9月下旬のお話です。常にタイムラグがひどくてすみません・・・


お山地方に住む友人Oさんからのお誘いで週末にハイキング&自転車をしに行くことに。
金曜夕方、自宅アパートの地下駐車場のデミたん。自転車等積み込まれてやる気満々な顔をしています。


Oさんちのガレージ。自転車を出して組み立てると、サドルの位置がちょっと後ろ過ぎる、といきなり直してくれました。心強い♩
以前からの記事を読まれていない方のために改めて書いておくと、山スキーもロードバイクも、この友人Oさんの影響で始めました。2年半前に山での事故で大怪我をして後遺症の出る複雑骨折をする以前は、山歩きオンリーで自転車もスキーもわたしの人生には関係ないものだったのです。どちらも車椅子や松葉づえ期間はもちろんほとんど歩けなかった時期に失われた足の機能・筋肉を回復させるトレーニングにとても役に立ったし、障害が残ったことで今までほどにはたくさん歩けないこれからの山生活に新しい可能性を見出すことができたので、Oさんには本当に感謝しています。


しかし、翌日朝。
7時に起きよう、と約束したのに階下に下りていくと全く物音がしません。様子を伺うと、「今週は仕事が忙しかったから疲れてる。今朝は寝ときたいから悪いけど勝手に行ってきて。」Σ( ̄□ ̄|||)


予定していたハイキングは半日コースなので、昼からだったら行く、とも言われたんですけど午後はお天気いまひとつという予報だったので、一人で出発しました。


初めは林道歩きです。
とはいえ、駐車場の標高が1500m台と高い目だし、放牧地帯で森の部分は少なさそうです。


林道は10分間ほど歩いた後、森の中の割と急な登山道に入ります。
森といっても透け感があって鬱蒼としていません。


駐車場でほぼ同時に出発した男性ハイキング客がありました。わたしのほうが少しだけ前を歩いていましたが、ほぼ同じ速度で歩いているので少し待っておしゃべりしながらしばらく一緒に登りました。


ちょっと単調な森の中の道も、人と話しながらだと退屈しません。
わたしにすぐ「日本の方ですね」とおっしゃっるのでちょっと驚きました。なんでも原子力関係の研究のお仕事をされていて東京の大学や、東北地方の原子力発電所で働いたことがあり、日本には何年間も住んでいたんだそうです。
ここからは少し離れたグルノーブルの方ですが、すぐ近くに別荘を持っておられるので週末にはよくこの辺を歩かれているんだとか。


しばらく日本の話などをしながら歩きましたが、行き先が違うのでこの川のところでお別れしました。男性はわたしが向かうのとは逆方向の羊飼い小屋まで往復するんだそうです。そのコースは看板にも、ハイキングサイトにも、なんなら地図にさえあまりちゃんと載っていないんですが、男性曰くちゃんと道になっているんだそう。よさそうな場所なので、また別の機会に行ってみようと思いました。地元の人と話をすると、ネットで見つからないような情報収集が出来ることはよくあります(*^^*)


この日は確か、午前中は曇り時々晴れ、お昼から下り坂、でも夕方から夜にかけて回復する、というような予報だったと思います。確かに雲はそこそこ多いものの、寒くもないし青空も辛うじて覗く、そう悪い日ではありませんでした。


9月も下旬ともなると、お花はもうほとんど見かけません。
代わりにこんなものの写真を。岩の隙間にギッシリ詰まったサボテンみたいなやつ。集合体恐怖症の方、すみません(いつも言ってる)。


森林限界を越えたお山の紅葉と言えば、ブルーベリーの葉っぱです。
だいぶ色づいてきていました。


峠に到着したようです。右手にも頂上があります。こちらはちょっと遠いので、今回は行く予定はありませんが、良さそうな感じのところです。今から向かう山も、この少し遠い山もどちらも山スキーで登れるらしく、ただ、南向きの斜面になるので雪の状態が悪くなるのが早いらしく(Oさん情報)、もし行きたいなら雪が降って間もない状態の良いときに限るんだそうです。この冬に行きたい候補になりました(^^♪


さて、こちらが今から向かう山頂です。


コース上になんか宗教的なことが書いてあります(^-^;
そして、その上の方に・・・


マリア様が~
先ほどの男性ハイキング客曰く、このマリア様、暗くなると光るんだそうです(゚Д゚;)
ちょっと怖い💦大体、こんな駐車場から離れた場所(2時間くらい)、真っ暗な時に人が歩いてることは、まずないと思うんですが、一体何のために・・・


ハイキング道が頂上からどんどん離れていっている気がしたので、不安になり、この道でも何でもない急斜面をガシガシ登って頂上を目指しました(^-^;


よかった、道に合流しました。頂上はすぐそこです。


秒読みです。


わーい、着きました。
ル・パラストル(2278m)。


後半に続きます。
お読みいただいてありがとうございました。

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