フランスで山歩き

仏リヨン在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

自転車狂い?になったきっかけの週末

あんなに初夏から秋にかけて毎週末のようにハイキングに出かけていたわたしですが、ここ1か月以上はほとんど自転車(ロードバイク)ばかりで、ほぼ全く山歩きはしていないんです。5~6年前から山歩きにどっぷりで、両足首骨折した後も、その時々に可能な限り山に歩きに行っていた自分が山歩きから離れることが出来るとは思ってもいませんでした。


子供たちとテント泊ハイキングをした翌週末はお山地方の友人Oさんちにお邪魔していました。Oさんと高校生の息子さんA君、ガレージにて。山スキーと共に、ロードバイクの魅力を教えてくれたのもOさんでした。

A君はロードバイクにも乗りますが、マウンテンバイクが大好きで大会にも出るほどなんだそうです。


自転車持参で到着すると「君もな、ロードバイク乗るんだったらパンクしたときの修理くらい覚えておかないといかんぞ」といきなり実演が始まりました。
「ほーっ」「へーっ」と見てると「はい、じゃあ自分でやってみ」と2度もやらされました。人にものを教えるとなると徹底しているのが特徴です(;^_^A


以前から愛車デミたんでよくドライブしていた峠道に初めて自転車でチャレンジすることになりました。少し手前の村に車を停めます。


サイクリング情報サイトによると平均勾配が8,21パーセント(最大14,5パーセント)が7,5㎞続く、初心者のわたしにはキツ過ぎる坂道です。ちなみにわたし達がスタートしたのはもっと手前(遠い)地点ですので高低差はもっと多くなります。
わたしが「絶対に無理だと思う。今わたしが継続して登れるのは6パーセントくらいまでだろうから」というと「絶対に登れる」と。


しばらくは緩やかな上りで、全く平らだったり逆に結構下りになる場所もあります。
奥の稜線の左のくぼみが峠になっています。
もちろんOさんは何度も登ったことがある峠道です。


酪農がそこそこ盛んな地方で、わたしの大好きなアボンダンス種の牛さん達がわたしを励ましてくれていました(ような気がする)。


Oさんの携帯で撮ってくれた一枚。
画質が悪すぎてびっくりですが、Oさんにしてはうまく撮れていました。
平たいところがゼロのとってもしんどい山道なんです。
同じサイクリングのサイトから👇

ひたすら続く坂道であることがよく分かると思います。


同じくOさんが携帯で撮ってくれた1枚。峠にあと200mほどで到着という地点です。
なんと、出発地点から一度も足を付くことなく登りきることが出来ました(≧∇≦)


今年の5月だったか、道路の冬季閉鎖が終わって間もない頃にデミたんと来た時。
この時はまさかこのキツい坂道を自転車で登れるようになるとは思ってもいませんでした。


峠にて\(^_^)/
これはわたしのカメラを渡して撮ってもらったので画質が良いです(^▽^;)
ちなみに、本気でロードバイクする人がみんな履いてる専用の靴(ビンディングシューズ)ではなく、普通のスニーカーです。これを書いている現在でもまだビンディングシューズデビューはできていません。いつかチャレンジしたいけれど、まあ今のところこれでもそこそこ登れてるのでまあいいとしましょう・・・


峠には3人組の若いサイクリストさん達が休憩中でした。約160㎞、この地方の3つほどの峠をハシゴするロングライド中だそうです。ツールドフランス並みのプログラムです(・・;)素晴らしい体力✨
フランスはロードバイクがとても盛んで、夏にはあちこちの峠道や山道で相当な数のサイクリストさん達に出会いますが、この時は10月の暖かい週末でしたが、ほとんどサイクリングをしている人は見かけませんでした。これを書いている11月後半の現在ではさらに少なくなってしまいました。ここまで季節のものだとは思っていませんでした。でも確かに今の時期、ダウンヒルは恐ろしく寒くて拷問のような感じになってきています(;´・ω・)


翌日は別の山道を自転車で登りました。


昨日ほどではなかったものの、平均7パーセントほどあるそこそこの坂道です。ただし、時々平たいところもあるのでそんなにキツくは感じませんでした。


この日の目的地はスキー場のある町でした。


標高1600mのシャイヨールというスキー場の中心に到着しました。
Oさんの自転車とマイ自転車。Oさんのはキャニオンというメーカーのものでわたしのよりも軽いんです。羨ましい・・・
ところでこのスキー場はですね、この夏に来たことがあります。
こういう避難小屋に泊まった時のハイキングの出発地点でした。
👇

5年前に泊って気に入って再び泊まりに来たのでした。小屋といっても家具やストーブはなくて、ベッド代わりに木の板が通してあるだけのシンプルなものですが、その原始的さ加減といい立地条件といい、特別な雰囲気に魅了されてしまったのでした。
さて、先月のサイクリングに戻ります。


愛犬とハイキングに来たという若いカップルに登山道の説明をしているOさん。
たまたまリヨンの方達でした。


この日も全く足を付くことなく到着できて得意顔のセルフィー😅
ちなみにヘルメットはロードバイクの人が被ってるカッコいいタイプのやつじゃなくて、自転車通勤・通学する人たちが被ってるみたいな、しかも一番安いものです。サングラスしかり。極め付けはサイクリングウェアは持っておらず、ヒートテック( ̄▽ ̄;)


少し休憩した後、帰ろうか―って出発したら、周回コースらしくてまずは上り坂だったのでちょっとぐったりしました(-_-;)


で、あとは急な下り坂の連続でした。こっちから登ったら大変だったはず・・・


お読みいただいてありがとうございました。

×

非ログインユーザーとして返信する