フランスで山歩き

仏リヨン在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

雪景色の峠道にロードバイクで

先月中旬にお山地方に住むスポーツ師匠のOさんと週末を過ごした時のお話です。


Oさんちのベランダからの朝の景色。
広いお庭とその先に見えるお山の稜線にいつ来てもうっとりです。
これは1か月近くも前のお話ですが、先ほどOさんと電話でお話したときには「庭も山も一面の雪景色だよ」と言っていました。
この時はまだ全然雪がなかったので、スキーには早過ぎます。ということは・・・


ロードバイクですよ\(^_^)/
Oさんが車を出そうとしたのですが、わたしの車で行くように提案。ロードバイク2台を積み込みました。小型車のデミたんですが、本当によく活躍してくれています(^^♪


なんでわたしの車で行きたかったかというとですね・・・デミたんの写真をきれいな景色のところで撮りたかったのです😅


この日の行き先は南仏寄りの、ヴァルス峠道です。Oさんちからだと峠の反対側の斜面を登ることにしたので車で峠を通過して下りていく途中の写真です。雪が積もり始め、オレンジに色づいたカラマツとのコントラストが美しい時期です。自転車をするにはちょっと寒いんですけどね💦


ヴァルス峠はオート・ザルプ県とアルプ・ド・オート・プロヴァンス県の県境になっています。お天気は良かったけれど、標高も高くて結構寒く、あまり長い距離は辛いので実質的に峠道の始まるサン・ポール・シュル・ユバイという村に車を停めました。
ヴァルス峠道の良いところは、標高2100m台もあるのに通年で開通していること、そして全体的に日当たりが良いことです。


出発してしばらくすると、さっそく障害が(◎_◎;)
お山地方で初夏や秋に頻繁に起こる「羊問題」です(わたしが勝手に言ってる)。放牧地に上がったり、村に下りてきたりする放牧の羊の群れで交通がストップしてしまうのです。


ピンボケまくっててすみません😓
羊飼いさんとおしゃべりするOさん。「すみませんねー」という羊飼いさんに「急いでないからいいよ」とOさん。え、まあ、急いでないって言ったらそりゃ急いでないですけど💦あと2キロくらい羊の群れが道路を歩くそうです。
気を利かせた羊飼いさんが牧羊犬の2匹のボーダーコリーちゃんに命令して、群の横、つまり道路の端っこを走らせて、ワンちゃんたちを避けるために羊さん達が中央に寄ってできた隙間を、わたし達が即座に通るというチームワーク!?で無事追い越すことができました(;^_^A


最近写真を撮るのがまあまあ上手くなったOさん。前は地面が4分の3とか、正面の綺麗な山の稜線が切れちゃってるとか、とんでもない構図の写真のオンパレードで、指もかなりの確率で入ってたのですが、今では多少の調整をすることはあるものの、だいぶまともな構図で撮ってくれるようになりました✨


サン・ポール・シュル・ユバイから峠までは平均7,6%、最高11%とまあまあの傾斜ですが、このように風光明媚な景色の中なのでウキウキがしんどいを上回る形です(^^♪


実はこの峠道、以前にもロードバイクで登ったことがあります。1年半前、Oさんに借りたキャノンデールで生まれて初めてチャレンジした峠道でした。この頃はまだ全然鍛えられていなくて、何度も足つきしつつ死にそうになって登ってました。こんなに普通に登れるようになる日が来るとは思ってもいませんでした。
そして、この日はですね・・・
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このブログに度々登場しているスペイン人の友人Nさんと出会った日でもありました。
Nさんが駐車場からスプリットボード(バックカントリー用のスノーボード)で残雪のある谷に出発しようとしているところにわたしが自転車で通りがかり、挨拶がてら「車にスキーも積んるんだよね」と言うと、Nさんが「峠まで登って車まで下りた後、スキー持って来なよ。待っとくから、一緒に滑りに行こ」って言ったんですよね(^▽^;) 
それは実現しませんでしたが、後日に別の場所で残雪スキー&ピクニックをしたのでした。


後半に続きます。
お読みいただいてありがとうございました。

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