フランスで山歩き

仏リヨン在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

「寒い」と名前に入っている山で自転車

先月前半にサイクリングをしたエールフォロワッドAilefroideというのがその村、そして山の名前です。
寒い、冷たいfroid(の女性系)が名前に入ってるのだから、薄々嫌な予感はしていたのですが、それはそれは寒い土地でした😓


スポーツ師匠Oさんちから帰る途中のことでした。軽いものだし念のためスキーも持って来ていましたが、使わずじまいでした。


この時期はめちゃくちゃロードバイクにハマっていました(^-^;
あまり時間はなかったので2時間以内くらいで登って下りて来られる道を選び、大急ぎでサイクリングに出発です。オート・ザルプ県第2の町であるブリアンソンからすぐのアルジャンティエール・ラ・ベッセという村に車を停めました。エクラン国立公園の入り口のひとつになります。


出発地点から間もなく、ヒルクライムをするサイクリストさん用の看板がありました。
しかし、これはわたしが行きたい道路ではなくて、スキー場への山道への道しるべです。どちらにしようか迷ったのですが、スキー場のある道へは車で行ったことがあったので、知らない方の道路をチョイスしました。


自転車のスマホホルダーに付けた携帯から撮った1枚。
不器用で、ロードバイクを運転しつつ(特に坂道登ってる最中)スマホやカメラ操作できないので、上りで撮った写真はどうしてもこのパターンになります(;^_^A
最初ちょっと急だと思ったら、あとはしばらく緩やかな上りでした。


途中でヴァルイーズとここペルヴ―という二つの村を通過します。
ペルヴ―はエールフロワッドと同様に村の名前が山の名前にもなっています。後方に見えるのがそれで、エクラン国立公園を代表する山のひとつであり3946mあります。


ペルヴ―村を過ぎた後は完全な山道です。
この時期に登りまくっていた山道・峠道と比べるとそうキツいところのない楽な道でした。
何が厳しかったって・・・行きも帰りも日陰で超寒かったことです(・・;)
いつもは出発する時点では寒いと思っても、上り坂を漕いでいるうちに暑くなってくるものなんですが、この日は上着を脱ぎたいとは思いませんでした😓
例によって、上りでは自転車を降りたくないので、下りで撮った写真です。


上りでは降りたくない…とは書きましたが、例外的に降りた場所が2か所ほど。
道が凍結していてツルッツルでした(◎_◎)


川の上は湿気が多いのか、橋の前後がずっと凍結していました。
他にも、大丈夫と思ったところでもカーブを曲がった直後などに地面の状態が変わっていてツツツーッと自転車が横に滑っていくことがあったので、下りでは細心の注意が必要だと感じました。


目的地にしていたエールフロワッド村(標高1500m)に着きました。駐車場から500mちょっと登ったことになります。
この先、エールフロワッド(山の方)に登るアルピニストさん達の出発地点まで道路は続いていますが、先月前半のこの時点で既に閉鎖されていました。エールフロワッドは3848m 、先述のペルヴ―と同様にアルピニストにしか登れない、一介のハイカーには高嶺の花的な存在です(^-^;


去年の夏に子供たちとテント泊したとき。朝テントを開けて見えたのがこれらの山でした。
中央やや左に固まって写っているのがそれです。右からペルヴ―、ピック・サン・ノム(3913m)、そしてエールフロワッド。


座るところもなく、また座りたいとも思わず(;^_^A 立ったままのおやつタイムとなりました。東ヨーロッパの食品店で買った、シードやナッツ類を飴で固めたなかなかおいしくてハイカロリーっぽいお菓子です。ただ、一枚の結構大きな板だったので自分で適当に割ってラップで包みました。


帰り道。絶景っぽくもあるんですけど、なにせ寒い。お昼前でこれですよ💦一日中日が差さないんではないでしょうか。


これは11月前半でしたが、この日以前の3、4日は少なくとも晴れていました。一体いつの雪??どんなけしつこく融けずに残ってるんでしょうね・・・


ようやく日向に戻ってきましたε-(´∀`*)ホッ
凍える寸前でした。


えっ、トンネル??嫌だなー、と思ったら10mの長さでした( ̄▽ ̄;)


駐車場に戻ってきました。
日向でポカポカさえしてきてましたが、体が完全に冷え切ってしまい(冷え性だし)、車の暖房ガンガン効かせて帰途につきました。


帰り道に通ったロータレ峠。11月前半にしてはかなりの積雪でした。向かいの山肌に形が見えているのは10月末に閉鎖期間に入ったガリビエ峠道の始めの部分です。ここも閉鎖される少し前に登っておいたので悔いなしです♩


この日の寒さに懲りて、これが最後のお山でのサイクリングになりそうな気配でしたが、まだこの後も少し行ったので、お付き合いのほどよろしくお願いいたします。


お読みいただいてありがとうございました。

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