フランスで山歩き

仏リヨン在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

心の里・雪の宿へ

アルプスの山間の村にある18世紀の民家に住む友人夫妻のおうちに先月、久しぶりにお邪魔しました。ブログにも2,3度登場したことがあるので記憶にある方もおられるかもしれません。あまりに居心地がよく、友人夫妻の人柄もよいので、勝手に心の里にしてしまっています😅

友人夫妻が住む村に向かう途中、峠道になっている県道から。
運転しているだけで登山やスキー中のよう景色を楽しめる風光明媚な道路です。


村(自治体)から少し離れた集落に友人夫妻のおうちはあります。
前回に来たのは昨年4月で、一泊させてもらって一緒に春スキーを楽しみました。
集落の入り口に着き、友人に電話を入れました。


彼らのおうちは集落の一番高い部分にあり、除雪が雑な最後の坂道が難関なんです💦
前に真冬に来た時はデミたんで坂道を登りきれず、友人に運転を代わってもらった記憶が。「下の方から助走をつけて、一速のまま決して止まらずに登りきるのよ」との友人のアドバイスに従って、無事に登りきることが出来ました✨


おうちの前にデミたんを停めました。大抵、この右前のスペースに停めさせてもらうのですが、最近は工事中で停められないため、荷物を下ろしたら集落の下の方に駐車する必要があるそうです。


ひえぇ~・・・それにしてもすごい雪だ(^^;)
荷物を運ぶのを手伝ってくれるCさん。
わたしが来るのが予定よりも1日ずれてしまったので、ご主人のFさんはあいにく留守でした。


一階の物置きスペース。奥は鶏小屋になっています。ご覧のように雪深い地方なので、寒い時期は鶏は屋内で飼ってるんだそうです。
カウベルが掛かっているのがご覧になれると思います。お二人は数十年間続けた酪農の仕事を引退されており、農家を引き継いだ若夫婦を定期的に手伝っておられます。
夏の放牧期間に牛さん達が付けるカウベル、お手入れしてここに保管しているんだそうです。


異常に急な階段(;^_^A
日本でも古い建物って階段が急な気がします・・・


デミたんを集落の入り口近くの駐車可能な路肩まで移動させました。うちへは雪原を通ってショートカットできるよ?と言われたのですが、ズボズボなって大変そうだったので遠回りだけど道路から戻りました。
この地点も、この時は空いてましたが、バカンス時にはセカンドハウスや貸家に滞在する人達の車でなかなか停められないそうです。


わーい、あったかい♩
とっても古いおうちですが、住居スペースは快適です。これはイタリア製の薪ストーブ。
エーデルワイスのイラストが彫ってあって可愛いです。ここに来る途中にスキーをしたのでインナーシューズを乾かさせてもらいます。


Cさんはわたしを待ちつつ、ケーキを焼く準備をしていたようで、ドライフルーツ入りのケーキ生地がボウルの中に入っています。
そして、同時進行でマーマレードも炊いている途中でした。テーブルの上のクラシックな感じの本はお菓子のレシピです。


電話やメッセージのやり取りはたまにあるものの、会うのは半年ぶり以上です。お互いの、また共通の友人たちの近況などを、お茶を飲みつつ交換し合いました。
Cさんが「そうだ、最近いい本を買ったのよ。あなたがいかにも好きそうな・・・」
えっ?なになに??


避難小屋などの山小屋を泊まりつつスキーハイキングをする、という素晴らしいコンセプトの本でした(^▽^;)
いやー、わたしのことをよく知っておられます💦
一緒にパラパラと眺めました。載っているコース(小屋)は「モンブランから地中海まで」と範囲が非常に広いのですが、泊まったことのある避難小屋や知っている場所がいくつかあり、話が盛り上がりました。


Cさんと旦那さまのFさんは共に雪国の出身で山スキー歴は50年どころか60年に近いそうです。小学校に行くのにも、スキーを履かないと行けなかったから・・・とおっしゃいます。
10年くらい前に、山小屋避難小屋を泊まりつつ2週間かけてアルプスを山スキーで地中海近くまで南下した、とうっとりしてしまうような(しかし実際にはかなり厳しいであろう)体験もしておられる、憧れの方たちなのです(ライフスタイルもしかり)。


おふたりは若いわんこ(ベルジェ・デ・ピレネー)を飼っておられますが、この日はあいにくFさん(旦那さま)と出掛けてしまって留守でした。
加えて母娘の猫ちゃんがいて、これはお母さん猫のほうでとっても人懐っこいのです😻


か、可愛い✨
なんとよそ者のわたしの膝に乗ってくれます。
普段はFさんの膝が定位置なんだそうです。
猫には逃げられ、犬には吠えられ、赤子には泣かれる全戦全敗のわたしなのに…ちょっと感動です。


晩ご飯の時間です。
前もって作ってくれていた野菜スープ。ポロ葱、クルジュ(水っぽいかぼちゃみたいなの)、ジャガイモ、ニンジンなどいろいろ入っていました。
素朴でとってもおいしかったです。


わたしが手作りトマトソースを持って来たので、パスタを茹でてそれを絡めて食べました。
(写真なし)


おふたりの農家を引き継いだ若夫婦が作るチーズ。
これもとっても味わい深くておいしかったです。
Cさんが焼いたばかりのフルーツケーキもありましたが、わたしがチョコレートケーキを持って来ていたのでそれをデザートに食べました。


ベッドからの景色(^-^;
おやすみなさい・゜・。


2日目に続きます。
お読みいただいてありがとうございました。

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