フランスで山歩き

仏リヨン在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

スペインの民泊での夕べ

友達ふたりとピレネーのスペイン側にスキー合宿しに行った時のお話です。


プロヴァンス地方に住む友人Yさんと半日かけて車でスペインまで来ました。
Yさんの友人のEさんと一緒にスーパーで買い出しをした後は、Eさんの車に付いてお山方面へと向かいます。
山の麓にある民宿というか、民泊的なお宿に今晩は泊まるそうです。Eさんは以前に泊ったことがあるらしく、一人8ユーロで中々快適なんだとか。


着いた時はもう真っ暗で、外観はあまり見えませんでしたが、中の様子からもとても古い建物だということは分かります。わたし達の他に泊り客はいません。隠してあった鍵でドアを開け、電気も水道も切ってあったので、元栓を開けます。


ここでちょっとしたアクシデントが・・・
村は標高1200mくらいあり冬場は冷え込むことも多いため、宿泊客は帰る前に水道栓の水抜きをするように注意書きにあるのですが、前回に水抜きをした宿泊客が水を抜いたあと、水道のすべての蛇口を閉めるのを忘れていたため、水道の元栓を開けると同時にジャーっと水が流れ出し、それに気付くのに少しかかってしまったので、2階から水漏れがΣ( ̄□ ̄|||)
到着早々、雑巾を探して床を拭き拭きする作業に追われました(;^_^A


ピレネーのお山の麓の村だけあって、ビンテージなスキーやスノーシューが壁に飾ってありました。


なんと・・・
スノーシューや登山靴が無料でレンタルできるそうです。
スキーはさすがになかったけど(^-^;


広い居間には暖炉が✨
薪も物置き部屋にいっぱいあるので、男子が火を点けてくれます。


特に、自宅にも暖炉があるのでとっても慣れているYさんが率先して火起こし隊長になってくれました。


わーい(*^^*)
きれいな火になりました。


焚火・・じゃなくて暖炉の火を激写中のEさん。
Yさんはそうでもないんですが、Eさんはよく写真を撮る方で(インスタもブログもしてない割に😅)翌日からのスキーハイキング中もしょっちゅう景色の写真を撮っておられました。


男子が買ってくれていたワインなどでアペリティフにしました。
適当にジャケ買い!?してたワインにしてはおいしかったです。


台所の調理コーナー。


台所の棚には食器や調理器具が色々あり、調味料などもそろっています。


パスタを作り、お昼ご飯のピクニックで残ったパテ・ド・カンパーニュも食べました。


なんとお酒が色々置いてあり、勝手に飲んでいいんだとか。でもわたし達はワインがあったし、わたしはあまり強いお酒は好きではないし、いただきませんでした。


部屋の壁には立体登山地図が掛けてあります。


Eさんが明日から行くエリアについて説明してくれます。
彼はトゥールーズに在住で、一番近いお山であるピレネーにとても詳しいのです。


リビングの本棚にはたくさんの本が。ここの民泊のご主人はフランス人だそうで、本もフランス語のものが半分以上でした。


暖炉の火を入れたこの部屋は暖かいけれど、寝室は2階でかなり冷えています。
寒がりなわたしは、ひとりだけ寝室でなく暖炉の前にお山用のマットレスを引いて寝ました( ̄▽ ̄;)
寝室には毛布もありましたが、むしろお山用のシュラフ(マイナス5度までOKな冬用)を使いました。マットレスが薄いのでちょっと背中が快適ではなかったものも、シュラフは暖かく、まあまあ寝られました。


翌朝。
ふたりが下りて来ないので、お山に持って行くザックのパッキングをしました。
その後、3人揃って朝ご飯にしましたが、残念ながら写真を撮らなかったみたいで、探したけれど出てきませんでした。


わたしのスキーのエッジがいまいちだったため、Eさんが研いでくれました。
さすがは熟練山スキーヤー、そんなものも遠征に持って来てるんですね。


今回、スキー用のアイゼンだけでなく、普通のアイゼンも持ってくるように言われてました。本当に危ないところではスキーを脱いでザックに引っ掛けて、普通のアイゼンを靴にはめて歩くんだそうです。スキー靴にアイゼンが合うように調節してくれてるEさん。


建物の外観。


デミたんは前に停めてありました。
民宿の下の道はとんでもない急な坂道です。


村を見下ろして。


準備に手間取るYさん。
ちなみにわたしじゃなくて、Eさんが撮ったものです。お山の写真を後日送ってきてくれた時にこれも一緒に入ってました(^▽^;)


しかも2枚もあった(;'∀')
わたしとEさんはとっくに準備できていて、Yさんがパッキングするのをボケーっと見てました。


いざ、出発!編に続きます。
お読みいただいてありがとうございました。

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