フランスで山歩き

仏リヨン在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

自分ち感覚の避難小屋で目を覚ますピレネー3日目

山スキーが上手な友人ふたりとスペイン側ピレネーの避難小屋に泊ってスキーハイキングをしたときのお話です。


3日目朝。
避難小屋にもやたらと馴染んでしまって、自分ち感覚になりつつあります😅


窓際には羊などの動物の骨がギッシリ。
小屋に着いた時はびっくりしましたが、こんなものも見慣れてきて何とも思わなくなるものです(;^_^A


前日と同じくEさんとYさんが起きて来ないので、暖炉に火を点けることにしました
焚火にしても薪ストーブにしても、男子がいる時は火の世話は任せますが、わたしも火起こしは結構好きなのです(^^♪


もみの木の葉付き小枝を火に加えると、一時的に樹脂で火がぶわっと燃え上がります。


白い壁がピンクに染まって、視覚的に暖かいように感じます。
が、実際にはまだ小屋内の気温はマイナスのままです(;´Д`)
しばらく火を焚いていても、最高でも0度くらいにしか上がりません。


羊の頭蓋骨や鹿の角で映えを狙ってみました。
男子がいない間にしたい放題です( ̄▽ ̄;)
間もなく、Eさんが下りてきました。 


少しYさんを待ちましたが、起きてくる気配がないしお腹も空いてきたので、Eさんと先に朝ご飯を食べることにしました。
朝は大抵コーヒーです。

今朝はオリーブオイルを使った薄甘いお煎餅。スペインのスーパーで購入したもので、ぱりぱりとしていてフランスに似たお菓子はありません。かなり気に入ってしまいました。


わたしたちが食べ終わってしばらくして降りてきたYさん。
前日に「明日はみんなで外で朝ご飯食べたいね」と言ってたのに、先に食べちゃったの!?とご機嫌斜めでした(^-^; 「なら、もう少し早く起きなよ」とEさん。
Yさんの隣に椅子を出して、コーヒーのお代わりをいただきました。


スキーに滑り止めを貼るEさん。
前日同様、Yさんが準備にめちゃくちゃ時間がかかっているので、先にEさんと歩き始めることにしました。


1時間少し登った稜線にて。
Eさんが撮ってくれていました。
もう少し進んだあたりでYさんが追いつきました。


稜線から下りていきます👇(8秒間)

Val d’Aran crête
稜線周辺は風が強いので雪が吹き飛ばされて硬くなっていてちょっと怖い💦


左側の斜面を下りていきますが、この辺も結構ガリガリのところが多い(>_<)


 下り始め👇(8秒間)

Pyrénées avec Manu
雪の状態の良さそうなところを探しつつ下りていきます。
この頃から、見た目からでも雪の状態はそれなりに想像できるものだとようやく分かってきました。


下りていくわたしをEさんがスマホで撮ってくれていました。


平たいところに着きました。手前にいるのはYさんです。
ここで5人組のスキーヤーさん達がわたし達とは若干違う斜面から下りてきました。
初日に避難小屋周辺でスノーモービルを乗り回していた若いカップルを除いて、ピレネー3日目にして、初めて出会うハイキング客でした。
彼らはスペイン人で(まあここはスペインなんですけど😅)、昨日YさんとEさんが登った山頂への行き方を聞かれたので、Eさんが英語で説明してあげていました。山頂付近で岩がいっぱい露出していたので、わたしは峠を挟んで向かいにあるもっと低い雪がしっかりある山を「本日の頂上」としたのでした。


あれあれ、また避難小屋みたいなんがありますよ?
避難小屋マニアのEさん?
スキーにシール(滑り止め)を再び貼り中のEさん。


Eさんと小屋を見に行きましたが、雪に埋もれているばかりか、ドアが開いていたようで小屋内に雪がたっぷり積もっており、中を見るのは不可能でした(ノД`)・゜・。


さて、ここからまたしばらく登っていきます。
今日は帰る日なので、控えめなお散歩コースかと思ってたらそうでもないみたいです(;'∀')


ピレネーハイキング記最終回に続きます。
お読みいただいてありがとうございました。

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