フランスで山歩き

仏リヨン在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

素敵な山小屋に到着

先月、山小屋に一泊したソロスキーハイキング記です。


1600m台の駐車場から1200mちょっと登った山頂、ポワント・デ・ラティシエール。
二人組の女性スキーヤーさん、ソロの男性スキーヤーさんがいたので少しお話しました。


3人ともわたしよりも先に下りて行ってしまいました。
今日は山小屋に下りるだけなのでのんびりです。この山頂は2865m、山小屋は2260m。
ただし、位置的に直接は下りられなくて、山小屋よりも下の谷底まで一度下りて登り返す必要があります。


最初の稜線の部分は急で幅が狭めな上に、2週間以上も積雪がなかったため、さんざん踏み均されてツルツルだったので、ボーゲンや横滑り気味に下りました。
その後はそう急なところもなく、2週間前の雪にしては状態も比較的よく、何よりもお日様で柔らかくなってきており、気持ちよく滑り下りていくことが出来ました。


11秒間の動画です👇

Descente Ratissières
天気も景色も良くて、幸せホルモン!?がドバーっと出る下りでした(≧∇≦)


高低差で500mくらい下りたでしょうか。
さて、問題はこの後です。
谷底の川に合流する別の小さな川を越える必要があります。駐車場に向かうらしいトレースはたくさんあるのですが、山小屋に行くにはどの辺で川を越えたらいいのかな・・・?
ちょっとドキドキです。


ひとり分のスキーヤーの川を越えたトレースが目に入ったので、そこを目指して下りました。川辺にズリズリと下りてる最中の動画です👇

Ruisseau Valloire
細い小川なのですが、近づいてみると川幅が案外あって、どこからでも渡れるわけではないんです、


この地点は雪で小川がまだ繋がっていましたε-(´∀`*)ホッ


これはまだ先月のお話なので、雪がたくさん残っているし雪解け水もそこまで流れていませんでした。暖かくなるにつれ、水量が増し川幅も広くなり、春らしい景色になってきます。
そして、渡れる場所は簡単には見つからなくなります(^-^;


この後、山小屋に向かって川沿いにゆったりと谷を上がっていきます。


最後は急斜面を登ることになります。
夏のハイキング道はこの斜面の高い位置を川沿いにずっとトラバースしてくる形になっていますが、結構急なので歩きにくいのに加え、おそらく雪崩の危険のある部分もあるため、山スキーのコースとしては谷底を登ってくることになります。


まずはトイレがあり・・・(常に急斜面😅)


山小屋に到着しました\(^_^)/
エギーユ・ダルヴ山小屋(2260m)です。
残念ながら日陰にはいってしまいました。
わたしが着くのと同時に、若い男性スキーヤーさんが戻ってきました。挨拶をすると「君、今朝電話してきた人だよね」と。ここの管理人さんのフロリアンさんでした。この日の朝、駐車場から「今晩泊まれますか」と電話したのでした😅


管理人さんは午後の空いた時間に少しスキーをしに行ってたそうでした。
小屋の1階部分にある物置小屋が薪&スキー置き場になっています。


管理人さんカップルの、彼女の方が出てきて案内してくれました。カネル(シナモン、の意味)さんという可愛い名前の女性です。
宿泊客は非常階段から小屋に入るんだそうで、これはその扉です。
正面のお山が丸い窓ガラスに映っています。


その扉から入ると、すぐ靴箱そして寝室があります。
今晩は空いているので、3部屋あるうちのひとつを一人で使わせてくれるそうです。


食堂の薪ストーブを点けるので、濡れてるものがあれば持って来てねと言われたので、靴下や手袋、インナーシューズ、シール(スキーの滑り止め)を乾かさせてもらうことにしました。


外に出ると、一度は日陰になっていたのにまた日向に!?
太陽が沈む直前、軌跡がほぼ稜線に平行した感じになるので、稜線の一番高くなっている部分の裏を通る際に日陰になった後、また出てきたのでした✨


お昼ご飯のデザートで食べ切れなかったクリームパン的な菓子パン(朝、地元のパン屋さんで買ったもの)とハーブティーでおやつにしました。


足元はこれです😅
スキー靴はインナーシューズが薪ストーブの前なので、山小屋の上履きのクロックスの偽物です。上履きだけれど、どこの山小屋でもテラスくらいまではOKです。


山小屋での夕べ(山小屋紹介)に続きます。
お読みいただいてありがとうございました。

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