フランスで山歩き

仏リヨン在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

セルス山塊へ初遠征(最終回)

日帰りで出掛けたエクラン最北部&セルス山塊へのハイキング。先ほどまではセルス山塊側の山々のパノラマを楽しんでいましたが、谷を下りていくときにはエクラン側の山々をすぐ目の前に眺めることになります。そのほとんどが普通のハイキングでは登れない険しい山です。


まずは谷に近付き、その後は谷に沿う形で下りていきます。


少し下りてきて。2440mの地点を通過。


東側の空はまだ曇っています。


写真を撮る友達。
山スキーヤーのトレースが時々あります。
この日はハイキング客とはすれ違いませんでしたが、峠に向かっている最中に峠に3、4人の山スキーヤーがいたのを見かけました。


あとはひたすら下りていきます。川はもうすぐです。


わたし達の足跡。


川まで下りてきました。


川からすぐの辺りはうねうねなってて歩きにくそうだったので結局手前側の岸の少し高い位置がアップダウンがないので急斜面でしたが少し登ってからそこを歩きました。



あちこちにアイベックスの雌と子供がいます。
行きの登りの斜面には雄が2、3匹ごとに集まってたんですがズルズル滑って危なかったのと友達に後れをとってしまうのとで写真は撮れませんでした。彼女曰く、この辺りにはアイベックスはたくさんいて雄が集う斜面、雌と子供が集う斜面とはっきりと分かれているそうです。


ハイキングもいよいよ終盤です。


いくつかのシャレーが見えてきました。
2人とももう水がほとんどないのでシャレーの湧水が出ているところで汲もうと友達が言います。
「左の3軒は水出てるけど、一番右のにはないから、左側を目指して」…さすが、めちゃくちゃ詳しいです(^^;


なるほど、ちゃんと水が出ています。


シャレーが10軒ちょっとあるくらいの小さな集落なのに簡素ながら教会がありました。
閉まっていましたが、ドアにはかつてこの土地で起きた雪崩での犠牲者の名が記されていました。


滝を通過します。


駐車場からすぐの村、ロゼがすぐそこに見えています。


おおっ~、こんなに人里近いところにアイベックスの雄が二匹。


車を停めていたポン・ド・ラルプ駐車場に下りてきたのは夕方5時半。このまますぐに帰途につくと渋滞の名所、グルノーブル周辺が混み混みな時間に当りそうなので、ちょっと飲み物でも飲んで休憩してから帰ることにしました。


😻 めっちゃきれいです。運転しているだけで幸せになってしまいます。


わたしより先に現地入りしていた友達が泊まってた民宿があり彼女が車を停めていたヴィラ―・ダレーヌ村を経由してそれぞれの車で隣村の上級者向けスキー場、ラ・グラーヴへ。


確かもっと可愛いカフェがいくつかあったはずなんですが ^_^; 
友達行きつけの地味なカフェへ。
お昼ご飯はわたしが友達の分もパンやらチーズやら持って行ったので(ジェットボイルでホットココアも作ってあげた)、カフェオレをご馳走してもらいました。
ここで少し時間をつぶしたおかげでグルノーブルでもリヨンでも渋滞に遭わずに済みました。
今回わたしの知らない地方でのハイキングを提案してくれ、リードしてくれた友達には大感謝です。この地方が気に入っていて年に何度も来ている彼女の気持ちが分かる、素敵な風景の連続でした。
そして読んでくださった方もありがとうございます。

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