フランスで山歩き

仏リヨン在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

山頂から駐車場まで1600mを滑り下りる

先月のソロ1泊スキーハイキング記です。


お一人様ランチをした3230mの山頂。
ここへは徒歩で1度、スノーシューで一度登ったことがありました。
ここのパノラマの素晴らしさは記憶に強く残っていたので、スキーであの景色を見ながら滑り下りたい、と思い続けていたのでした。


地元のパン屋さんで昨朝、買い求めたボーフォール入りパン。
いつもこちら方面に来ると購入しています。帰りにも買いたいので、お店に電話をしてお取り置きをお願いしたところです。


気持ちの良いランチを終え、いよいよ下りていきます。
駐車場まで高低差1600m滑ることになります。


まずはシール(滑り止め)を剥がします。


山スキーでのテクニック的には簡単だとされている山ですが、スキー歴2年ちょっとのわたしには、ぎりぎりな感じです(;^_^A 
というのも、雪が柔らかい時なら簡単そうなんですが、山小屋の管理人さんが昨日言っていた通り、雪が古くなってきた上、吹きさらしになる部分が多いためガチガチで、登っている最中も帰りのことを思ってブルーでした(;´・ω・)


シュカブラは見る分には綺麗けれど、上を滑るのは楽しくない(T_T)
頂上からしばらくは本当に難しい雪で苦労しました。
同じ斜面でも、ちょっとした地形の違いにより、風の当たり方やお日様の当たり方が異なり雪の状態も色々なので、横に大きく移動しつつ、良さげな雪を探しながら下りていきました。


雪の音(てかスキーの音)を聞いてみてください😅
👇13秒間の動画です。

Neige dûre
ガガガガガガ―・・・カリカリカリ・・・
とスキーらしくない音が響いています😓雪というよりかは氷です。
山スキー師匠の友人Oさんの言葉「簡単な雪の上ばっかりで滑っていても上手くならない」という言葉を何度も思い出しつつ、根性で下りていきました(^▽^;)


高低差でおそらく500mほど下りた辺から、だいぶ雪の状態がましになってきました。
といっても、柔らかいとは到底言えない代物でしたが、スキーから体に伝わってくる振動がましになりました😅


緊張感から解放され、立ったまま甘いものを・・・
手作りバナナ胡桃クランベリーケーキです。


ちょっとましな雪、11秒間の動画です👇

Neige un peu dure


あっ、山小屋のすぐ近くまで下りてきました。
ここを絶対に通らないといけないわけではなかったのですが、多くのトレースがこの辺りを通っていたので・・・山小屋のわんこ、アスカちゃんが吠えるのが聞こえました。番犬なんですね~(^^;)


さらに下りてきました。
川をどっかで渡ります。
昨日は山小屋の少し先の急斜面から登ってきましたが、この時期はまだ雪がたっぷりで、両岸が繋がっている地点が多いため、他にも可能性がいくらでもありそうです。


山小屋からほとんど真下の地点で対岸に移りました。
こちら側の方がすぐ横にある壁のような高い山のおかげで、日陰になっている時間帯が長く雪の状態良さそうだからです。


うわ、フワフワ~✨・・・は、ちょっと言い過ぎだけど、先ほどまでのガリガリの雪に比べたらすごく柔らかく感じました。足にガガガガ、と振動がきません💖ε-(´∀`*)ホッ


何度か凸凹があるものの、勢いとストックで押す程度で登ることが出来ます。
さて、上の写真ですが、この後ほとんどのトレースは川から離れて左側に向かっていたのですが・・・


2、3人ほどのスキーヤーさんの滑った跡が川沿いに続いていたので、わたしもこちらを通ることにしました。
アドベンチャーっぽいところが好きな性質( ̄▽ ̄;)


振り返って。
結構雪が厚く残っていたので、そんなに大変ではありませんでしたε-(´∀`*)ホッ


シャレ―が数軒集まった集落まで戻ってきました。


ここから駐車場までが、実は今回のハイキングで一番急斜面なのです😅
2週間以上前の古い雪な上、山スキーなりスノーシューなり、全てのハイキング客はこの斜面から登り下りするため、踏み均されれツルツルです。日向ならまだ柔らかかったのかも知れませんが、既に日陰に入り表面は凍り始めています(ToT)


再び山スキー師匠の言葉「簡単な雪、簡単な場所ばっかりで滑っていても上手くならない」を頭の中で唱えつつ、頑張って下りていきました(≧∇≦)


ガリガリのひどい斜面を4連発でお楽しみください!?
👇

Descente Aiguille 1

Descente Aiguille 2

Descente Aiguille 3

Descente Aiguille 4


ハイキング用看板が見えています。
斜面はここでお終いで、写真の中央に分かりにくいけれど橋があり、これを渡るとほぼ平ら、または逆に少し上り坂になりつつ駐車場に到着します。


ただいま💖
デミたん✨
帰りもよろしくお願いしますm(__)m


帰りに通るヴァロワールのスキー場。かなり混み合っていました。
そういや、この日は朝に山小屋を出た後、登ってる最中にソロスキーヤーの男性に抜かされた後は誰ともすれ違いませんでした。えらい違いや・・・😅


山道を下りた町にあるお気に入りのパン屋さんに寄りました。
さっき山頂から電話して色々お取り置きをお願いしておいたのでした(^^♪
マーモットのイラスト(+サヴォワのエンブレム)が可愛いパンの袋は地元の製粉会社のものです。


先月の山小屋泊スキーハイキング記はこれでおしまいです。
あっ、この次も山小屋泊スキーハイキング記なんだった💦
なにせ、ガソリンが高過ぎて「日帰りしてる場合じゃないだろ!」と4週連続で泊りがけでスキーハイキングしていたのでした(;^_^A
お読みいただいてありがとうございました。

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