フランスで山歩き

仏リヨン在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

お山で知り合った熟年山スキーヤーさんと再会

2月に雪山でハイキング中の頂上で知り合ったCさんという方と、帰りを一緒に滑ったことを以前、ブログに書きました。
その時の写真👇

Cさんは近くの大きなスキー場のテクニカルディレクターのお仕事を昨年リタイヤされたばかりで、お住まいは麓にある小さな町という超地元人です。
しかも、この少し下にシャレ―(山小屋)も持っておられて、出会った日はそのすぐ近くでお別れしたのでした。


Cさんと待ち合わせた時間の10分前に駐車場に到着。
奥から順番に詰めて停めますが、隣に特別な感じのお方が(・・;)
ナンバープレートは軍隊のものです。ちなみに、その隣のフォード・レンジャーも軍のプレートが付いていました。


ミリタリーの四駆でした(◎_◎;)
イカツイのの隣で困ったみたいな顔をしているデミたん。
しかし、何だろ?フォードっぽいけど、どこにもフォードのエンブレムはないな・・・と思って、うちに帰って調べると、フォード・エヴェレストをベースに、ルノー・トラック系統の会社でフランス陸軍のために作られている車両でした。


間もなく、隣にレクサスのSUVが停まりました。
Cさんの車です。待ち合わせ5分前でした。


Cさんのシャレ―に寄ってから、さらに上にある峠まで一緒に登る予定です。
午後に用事があるCさんは峠までの往復、わたしは峠の反対側にある山小屋を予約しています。
ところでCさん、細かいチェック柄のシャツにベストはまあいいとして、ジャージ的なズボンを履いてるので、スキーパンツに着替えるのかと思ったらまさかのそのままでしたΣ(´∀`;) 撥水加工でもなければ、特にスポーツっぽい要素もない、言っちゃなんだけどパジャマ的なジャージです・・・ここら辺は地元過ぎて、ちょっとそこのコンビニまで、の感覚なのでしょうか(;^_^A


Cさんと「陸軍の車があるね。アルペン猟兵がトレーニングに来てるのかな」と話していると・・・


もう一台来ましたΣ( ̄□ ̄|||)
もっと大勢乗ったのが・・・


アルペン猟兵の皆さんと歩き始める羽目に💦
ちなみにアルペン猟兵とは、フランス陸軍の山岳専門部隊で、お山のエリートと言って差し支えありません。その他のお山のエリートは、エライ順番に(あくまでも個人的なイメージです)「山岳救助隊」「高山ガイド」「山小屋の管理人さん」「スキーインストラクター」といったところでしょうか(^▽^;)


自宅の居間からそのまま出てきたような格好のCさんに続いて登ります。
駐車場から、お山方面に登っていく道順はいくつかあり、Cさんのシャレ―を目指していたためか、アルペン猟兵たちとはいつの間にか向かっている方向が違ってきたようで、気が付くとどこにも見えなくなっていましたε-(´∀`*)ホッ


1時間ちょっとで到着しました。
高低差で500mちょっと登ったことになります。


奥にもシャレ―が一軒あります。
Cさんのお兄さんのものなんだそうです。どちらも、おじいさまから受け継いだシャレ―で、昔は放牧に使っていたようです。


雨戸的な板を外すCさん。


冬の間にもたまに空気を入れ替えたり、様子を見に来たりはするけれど、夏に滞在することの方がずっと多いんだそうです。


窓からの景色。
曇り空で残念ですが、晴れていたらきれいな景色を楽しめることでしょう。


シンプルなお部屋です。
白い板は、ソーラーパネルで夏の間は屋根に取り付けているんだそうです。


可愛らしい薪ストーブ。真新しい感じに見えました。


カウベルが飾ってありました。
元々は放牧関係の小屋であったことに対するオマージュでしょうか。


奥は寝室になっています。
さらにその奥の物置きは、その昔チーズ熟成庫として使われていたんだそう。


あまり寒くなかったので、外のベンチで休憩しました。
うちから持って来ていたバナナ胡桃クランベリーケーキをおやつに食べました。
じゃ、そろそろ行こか~って出発すると・・・


Cさんのシャレ―の少し上の辺りをアルペン猟兵たちが歩いていくところでした( ̄▽ ̄;)
なにこのタイミング💦


おまけに、アルペン猟兵の割に歩くのあまり早くなくて、常にわたし達のすぐ前にいます。
なんか一緒に訓練しているみたいな感じになってくるので嫌なんですけど、抜かす勇気もなければ、意味のない休憩をして(休憩したばかりなのに)わざわざ距離を広げる気もしないので、この距離感でずっと進んでいきました😅


峠~山小屋編に続きます。
お読みいただいてありがとうございました。

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