峠でフォーを食べて下りる
先月の1泊ソロ山スキー記、最終回です。
山小屋で知り合った男の子ふたりと午前中行動した後、ひとりで峠まで登ってきました。
標高2494mのシャルボニエール峠。
こんなお天気だけど、風があるわけではなく、そんなに寒くはありません。
この後下りていく最中で、ここより良い場所もなさそうなのでランチピクニックしていくことにしました。サラミやチーズとパンという相変わらずの面々に加え・・・
タイトルにあるように、今日はインスタントフォーを持って来ました。
ベランダのチャイブもです。あんまり暑い時期はシナシナになるし、逆に寒い時期も凍ってシナっとなってしまうので、いつでも持って来られるわけではありません。
調味料はふた袋しかありませんε-(´∀`*)ホッ
4袋とかあるやつは、訳が分からなくなるので嫌ですね💦
あと、風のある日もハーブ類を刻むのには適していません。半分以上、飛んでいくことは確実です。
どう考えてもネギ多すぎた・・・
それと、シェラカップも小さすぎて食べるの大変です。
サラミも投入しときました。
そして、もちろん食べる時に汁ばかりか麺まで、つるりと少しこぼしてしまいました。
ネギ刻んでる途中に、3人組のスキーヤーさんが峠の反対側から登って来てわたしに声を掛けました。「ボンジュール。お茶の時間ですか?」
はっ!?どう見たらお茶飲んでるように見えるんでしょうか(;^_^A
さて、頂上ランチもしっかりと楽しんだので、そろそろ下りていくことにします。
下り始め、峠を振り返って。
わたしに先ほど話しかけてきたスキーヤーさん達の姿が見えます。
さらにどんどん下りていきます。
峠から駐車場までは、1000m以上の高低差を下りることになります。
Depuis le Col Charbonnière
週末にも関わらず、お天気が今ひとつだったためか、ほとんど誰ともすれ違いませんでした。
これは4人組スキーヤーさんが登ってくるのとすれ違った場面をGoProからキャプチャしたものです。
振り返って。
長い谷を下りていきます。
もさもさした重たい雪で、あまり快適ではありませんでした。
林道部分に差し掛かりました。
道路はとてもなだらかで、ちょっと退屈なので、時々ショートカットしますが、日当たりの良い南側の斜面なため、いくらか雪が足りなくなっている地点もありました。
駐車場に戻ってきました。意外にも、結構混んでいます。ここの駐車場から行ける場所は他にもいくつかあるからでしょう。
スノーシューで散策していた人もあるようで、前を歩くお二人さんもスノーシューを片手に持っていました。
帰りに寄らないわけにはいかない場所があります。
この3,4週間前にも来たお店です。
放牧の牛さんの素敵な写真が飾ってあります。
宝の山✨
店内に貼っていたこの地方の名産チーズ、ボーフォール(Beaufort)のポスター。
beauは美しい、カッコいいで fort は強いです。つくづくいい名前のチーズです😻
ところで、カウベルの上のあたりにある3つのとんがりは、この前の週末に泊まった山小屋のすぐ近くにあって山小屋名にももなっている「エギーユ・ダルヴ」です。
本日のお買い物。
袋はくれませんが、段ボール箱はくれます(^-^;
車の中でプリンを貪り食いました( ̄▽ ̄;)
この時期、サハラ砂漠の砂がフランスにも飛んできていた時期でした。
デミたんがこんなに汚く(T_T)
この日連れて帰ってきた子たち。
一番左下のは・・・
セラックと呼ばれるフレッシュチーズです。
ボーフォールを作る時に出る乳清で作られたもので、リコッタチーズのように薄甘いチーズです。わたしは蜂蜜をかけてパンに乗せて食べるのが好きです。
この日の蜂蜜はガリッグ(南仏の乾燥した土地に生える草木の総称)。ちょっと癖があってクリーミーでお気に入りです。
他に、酸味のあるレッドフルーツ系のジャムともよく合う思います。
前回にセラックを買った時は、うちにカシスジャムがあったのですが、今回イチゴジャムで試したら、もうひとつピンとこない味でした(;^_^A
サヴォワ地方ボーフォータン山塊での、1泊スキーハイキング記はこれでおしまいです。
お読みいただいてありがとうございました。