フランスで山歩き

仏リヨン在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

ラストスキー(5月下旬)・湖に到着

知り合って間もない熟練山スキーヤーのDさんと今季最後の山スキーをした時のお話です。


この日の行程の中で一番高い地点だったクレット・ド・ラ・マルモッタン(2657m)。
中央に写っているのはロシェ・ブランといって、ここベルドンヌ山塊を代表するお山のひとつです。頂上の少し下をスキーで登っていく人が数人見えていました。Dさんも何度か登ったことがあるそうです。
わたしにはちょっとレベルが高いっぽくて無理かな、と思ったんですが「雪の状態さえ良ければ、君でも行けると思う」とDさん。ただ、スキーテクニック以前に、コースによって最低でも1700mの高低差を登らないといけないそうので、それもキツいですね(;^_^A


気温が高くて雪が湿っているため、シール(スキー板の滑り止め)が水分を含んでしまっています。板に貼ったまま、ストックの棒の部分で、こそげるようにして水分を絞り出します。こうすると、シールを早く乾かすことができるということです。なるほど、いろんなテクニックがあるんですね~
シールが水分を含んでいると重たいだけでなく、再び板に貼りつけにくいんです。


時間は10時前です。朝ごはんが5時だったので、お腹が減ってて当然です。
甘いものも持ってたんですが、どちらかというと塩味系のものを体が欲しがっていたので、サラミやチーズの出番でした。


シールを剥がして、靴の後ろのレバーを下ろして固定し、ビンディングの後ろも留めました。それじゃあ、下りていきます。


Dさんが撮ってくれていた1枚。


下りてきたところを見上げて。
雪が凍ってたりしたら、怖いような急斜面です。


さらに滑ってから振り返って。
中央奥から下りてきました。


雪の硬さはちょうどいい感じです。
新雪の気持ち良さはもちろんないけれど、ザラザラとした砂浜のような雪で、スキーが沈むこともありません。


Dさんの通るところを参考にします。
でも今シーズンは結構一人で滑ったので、誰かが見せてくれなくても、どこを通るのがベストか自分で考えられるようになりました。

障害物競走的に楽しい斜面です(^^♪
昨シーズンまでは、こういう岩の出っ張った狭い急斜面は、怖くて滑られなかったのでした。


さて、ひとつ前のブログに氷が融けかけている湖が見えたことを書きましたが、そこに寄り道して帰ることにしています。
ただし、そのためには少し登り返す必要があります。


登り返しつつDさんがスマホで撮っていた写真。
わたし達が下りてきたところを線でなぞりました。


雪のあるところはかなり急で、雪が柔らかくなってきてズルズルと滑って、登るのが難しかったので、むしろスキーを脱いで、雪のないところから登ることにしました。


わたしが板をザックに引っ掛けようとしていると「大した距離じゃないから、俺が持つよ」とDさん。


すみませんねー💦
どうもありがとう🎵


ほう・・・
どうやら着いたようです。


Dさんが撮ってくれていました。
湖の周りを手ぶらでウロウロするわたし。


同じく、Dさん撮影の一枚。


湖の周りの氷が融けつつある美しい景色を360℃ご覧ください
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雪解けの湖
きっと今頃は、半分以上融けているんじゃないかと思います。


下山&アフタースキー編に続きます。
お読みいただいてありがとうございました。

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