キツ過ぎる峠道が好き過ぎる峠道になりつつある
このブログでも何度か登場したことのあるノワイエ峠道。
ノワイエとはフランス語で胡桃の木のことですが、峠道が実質的に始まる地点にある「ル・ノワイエ」という村から名前が付けられています。
ノワイエ峠(2020年11月撮影)
デミたんの親バカ写真ですみません💦
峠の標高自体は1664mと、特別高いわけではありません。
山道サイクリングの専門サイト、アルプ・フォーエバーより。
わたしが好む方の斜面は、平均8,21%(最後の8㎞。うち6㎞以上は8,5%)とキツいのですが、景色・雰囲気は抜群です。以前は車で来ること以外はとても考えられず、ロードバイクに乗り始めた頃は、登れないことは明らかだったので、試すことさえもしませんでした。
1か月半ほど頻繁に自転車に乗った頃、恐る恐る登ってみて、かなり死にそうになったものの、何とか足つきなしで登れたため、「これが登れるんだったら、平均8パーセント以下の峠道は全部いける(まじか??)」という自信というか、わたしなりの基準になった意義のある峠道なのです(^▽^;)
昨秋は結局、冬季閉鎖になるまでに3度登り、うち1度は中距離ライドの一部に組み込みました。
今シーズンは、4月に再開通してすぐに登ったきりだったので、6月上旬の週末、久しぶりにチャレンジしてきました。
峠から12㎞の村に車を停めました。
第一次世界大戦で亡くなった方たちの慰霊碑があります。
この峠道、もう少し長い行程に組み入れるほうが楽しいに違いないのですが(しんどい山道は付け加えずに・・・バラの周りをカスミソウで飾るのと同じイメージ😅)、この日は同じ方面に住む友人Oさんちでお昼をいただく予定だったので、手っ取り早いコースにしときました。
例によって、足つきしたくない一心で、登りの写真はありません。
最近山道ばっかり頻繁に乗ってるおかげか、2㎞以上10%以上という一番しんどい部分以外は、内臓が口から出そうになることもなく、ゴールすることが出来ました。
峠に到着時のストラバのスクショ。
記録を見ると、晩秋、最後に来た時は同じ距離を4分ほど長くかかって登っていました。
少しでも早く登れるようになって、嬉しい✨(それでも、決して早い方ではないけれど)
峠の自転車立てるやつ。
峠から少し進んだところにある、サイクリングの道しるべ。
これはわたしが登ってきたのとは反対側になります。こちらの方がだいぶなだらかな山道になっているみたいです。
道しるべの地点から峠を眺めて。
バイカーさんのグループが到着していました。
そのうちふたりの方が「どっちから登ったの?え、こっち側?きつかったでしょう!」と話しかけてきてくれたので、しばらくこの地方の他の峠道の話などをしました。
バイカーさんが撮ってくれた一枚。
ちなみに(春)スキーするのも、ハイキングも、自転車も全て同じ格好です。
でも最近、ようやくサイクリストパンツを購入しました💖
バイクの皆さんが下りて行ったのと入れ替わりに、3人組のサイクリストさんが登ってきました。
地元のベテランサイクリストさん達でした。
とても楽しい方たちで、10分ほどお話しました。
手前の方は、片足が途中から義足でした。でも、この方が一番早く登ってきたのです👏👏👏わたしも足首に障害があるので、勇気を与えられました✨
左の方がおっしゃっていました。「今シーズン初ノワイエだったから、キツかった!10%が続くところでは、よっぽど足つこうかと思ったよ」
え~っ、そんなに長くロードバイクに乗ってる方でも、しんどいと思うことがあるんですね!初心者のわたしが死にそうになるわけだ・・・
3人は周回コースで、この後峡谷になってる方面に向かうということで、まもなくお別れしました。
下り始め。
いかにも峠道、なヘアピンカーブがフォトジェニックです。
しかし、一番しんどいのはヘアピンの部分ではなく、上の写真で奥へと続いているまっすぐの部分です。
この日は、特にお花がいっぱい咲いていました。
マーガレットはひと夏中咲いている花のひとつです。
9月くらいでもまだ結構見かけます。
リス・デ・ザルプ。
夏の前半によく見られます。
一番しんどいところが始まる直前の道しるべ。
だいぶ下りてきて。
真ん中の凹んだところが峠です。
もう少しで一番手前の村に到着するという辺り。
わたしがスタートしたのは、もう少し先にある村で多少アップダウンがあります。
先ほどの10%以上の山道に比べると、どうってことのない傾斜と距離なんですが、もう下りばっかりっぽいところにいきなり上り坂が出てくると、必要以上にダメージを感じます(^-^;
途中にある「ノワイエ峠、開いています」の看板。
デミたん、ただいまε-(´∀`*)ホッ
朝ライドの記録
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峠往復で、たった1時間半ちょいなのに、峠で30分近くダラダラしたり、下りでお花の写真撮るのに何度も立ち止まったりと、峠を登った後は気が抜けたようなサイクリングでした(;^_^A
お読みいただいてありがとうございました。