フランスで山歩き

仏リヨン在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

いかにもアルプスっぽい山道を自転車で登ってみた

フランスの高いお山は、ピレネー以外は全てアルプス山脈に属するわけですが、それでも何となく「(日本人のわたしが思う)いかにもアルプスっぽい」気がする景色が広がっている場所のひとつがヴァノワーズ国立公園です。
お山にハマったきっかけになったのも、この地方の美しさだったように思います。
わたしのブログのアイコンに使っている写真も、小さくて分かりにくいでしょうが、ヴァノワーズのものです。


普通の道路は国立公園の境界線の外側だし、国立公園内のハイキング道ではマウンテンバイクなどの自転車は禁じられていますが、国立公園内を通っている道路というのが例外的に少しあるのです。先月、ロードバイクで登ってきました。


前日は、デミたんで車中泊をしました。


前日の午前中に自転車で登ったイズラン峠へ。ただし、こちらの斜面とは反対側の道路を登りました。


あ、ちょうどいい川(滝?)がありました。
前に車を停めるスペースもあります。


水がほとんどなくなっていたので、チャージしていきます。
ペットボトル4つ分汲みました。


峠の反対側にどんどん下りていきます。
前日には峠から33㎞離れた町を出発して、この道路を自転車で登りました。


この地点から少し下りたところで、大きなザックを背負った若い女の子がヒッチハイクをしていたので、乗せてあげました。15㎞ほど離れた町から今日はハイキングをしたいということでした。3週間かけて、アルプスを南下していく計画なんだそうです。
おとといの夜には雪が降って、超寒かったんだとか。そういえば、前日の午前中に峠に自転車で登った時には、残雪の上に新雪が少し積もっていました。それにしても時おり町に下りるとはいえ、3週間もひとりでテント泊でハイキングとは、脱帽ものの勇気だと思います。


国立公園内に入ることが出来る道路の最寄りの村であるテルミニョンの駐車場に車を停めます。


こんな感じの道路です👇


村から道路の始まりまでの部分は入っていないので、実際にはもう少し高低差があることになります。平らになる部分がほぼない、きつい目の山道だというこということが分かります。村から道路の最後にある最終駐車場までだと、13,5㎞くらいになるようです。


村からしばらく走って、実質的に山道が始まる地点。
帰りに撮ったものです。


森林部分が3分の2以上を占める感じで、退屈な部分も長く、しかもたまにめちゃくちゃ急になったり、ちょっと泣きそうな道路でした(;^_^A
こんな部分もあった👇

平均14,6%が660m続いたみたいです(T_T)
でもゼーゼーいいながらも、「そんなに続くはずはない」と信じつつ、足つきせずに登り切りました。


ベルコンブ駐車場。
村から1時間40分、なんとか足つきなしで到着しました。


ヴァノワーズ国立公園の境界線には数㎞前に入っています。
公園内の地図や説明の看板があります。
わたしが思い描いていたのは、普通車両が入ることが出来る道路はここでお終いなので、自転車はどっかに隠して、少し散策しようか、というものでした。何せ、この時はまだビンディングシューズではなかったので、サイクリング+ハイキングというのは十分に可能です♩


上の写真の左に、道路が少し写っていますが、ここから二人の中学生くらいの男の子がマウンテンバイクで下りてきました。「ねえ、そっちの道路って自転車で登ってもいいの?」と聞くと「少し先の山小屋までは、自転車OKなんだよ。最後の方はあんまり道路の状態よくないけどね」と教えてくれました。
おお、そうと聞いては行かないわけにはいきません。


少し登ったあたりから、最終駐車場を見下ろして。
中央に写っているのは農家で、チーズを買うことが出来るみたいでした。
ロードバイクでウエストポーチしかないので、買えなくて残念・・・


湖に到着しました。
車はそこそこ停まっていたものの、誰もいません。
これは先月の話なので、今頃はもっと混み合っているかもしれません。なにせ標高2300mの駐車場から少し登るだけで来られるのですから・・・ちなみに、湖の右側にハイキング道があります。
左奥に見えるのは、ここヴァノワーズ国立公園の最高峰になるグランド・カッス(3755m)。アルピニストにしか登れないお山です。


湖を振り返って。


湖からさらに進んだ地点。
無数の細い小川?が流れ、湿原みたいになっています。


この辺りから舗装の状態が悪くなってきました。
ゆっくりと走ります。


山小屋に到着しました。


後編に続きます。
お読みいただいてありがとうございました。

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