フランスで山歩き

仏リヨン在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

憧れのマドレーヌ峠クライム

フランスのサヴォワ県にあるマドレーヌ峠は、ツールドフランスに通算22回登場したことのある有名な峠道です。
特に、片方の斜面は平均8%が19,3㎞、高低差は約1520m。ツールでも「HC(=Hors Catégory、カテゴリー超級)」扱いの険しい峠道なのです。


今シーズン、狂ったみたいにいっぱい登っていますが、ロードバイクに頻繁に乗り始めたのは昨年秋という初心者です。ほんの少し前までは、登れる自信はありませんでしたが、つい最近の週末に、8%が14㎞続くアルプ・デュエーズに足つきなしで登れていたので、いけるかもしれない、しんどかったら足つきしてもいい、と自分に言い聞かせ、早朝うちを出発しました。
上の画像は、高速の出口。
同じ町からマドレーヌ峠道と、グランドン峠道というふたつの有名な峠道が出ているのです。ふたつは正反対の方向になります。


峠道が実質的に始まるラ・シャンブルの町に車を停めました。
道路の様子です👇

ヒルクライムの専門サイト「アルプ・フォーエバー」より。
こちらからの斜面だと平均8%、19,3㎞。反対側から登ると平均6,5%と楽な代わりに、距離は26㎞あるそうです。
せっかくなので、きつい方の斜面から登りたいです(≧∇≦)


駐車場からすぐのところにある看板。一番下に、サン・フランソワ、コル・ド・ラ・マドレーヌとあります。前者はスキー場の名前です。峠道上にスキー場があることは珍しくありません。


例によって、足つきしたくないのと、かなり気合入ってるため登りでは写真を撮っていません。
前半の方がキツい地点がいくつもありました。15%前後のところが3回、4回とあり「ひぃ~っ、死ぬ~ッ」と思ってると緩くなり、ε-(´∀`*)ホッ、という繰り返しでした。


それでも、峠まで足つきなしでは登れない気がしていたので、どうせ足つくなら綺麗な場所が良いな、とスキー場周辺(1600m台)できょろきょろしていたのですが、その辺まで来てみると、平均して8パーセントくらいはあるものの、変にキツくなる場所はなくて、そこまでしんどいこともないので何となく漕ぎ続けているうちに、峠に到着していました(;^_^A


峠の石碑前で。
少し前に到着していたサイクリストさんに撮ってもらいました。
オッサンにしか見えないのが残念・・・
服でしょうか?体系?色黒のせい?


麓の町から峠までのタイム
自転車アプリ「ストラバ」より👇

2時間2分でした。



峠からはモン・ブランがはっきりと✨
この峠道は3年ほど前に(足首の怪我で松葉づえだった時期)当時仮免だった次男の運転の車で一度来たことがあるだけなんです。どんなとこだったか、正直ほとんど記憶にありませんでした。


左手に見えるカッコいいお山。
ロジエール山塊、という全然行ったことのないエリアです。


駐車場の奥にある鳥観図を見に来ました。
気持ちいい~✨✨


これは土曜日でしたが、まだ時間も早くてあまり人もいません。
手前のサイクリストさんが写真を撮ってくれた方です。わたしの少し前を登っていたのですが「いや、僕は反対側から登ったんだよ。そちら側の様子も見たくて、少しだけ下りて登って来ただけ。そっち側は急でちょっとイヤだからね」えーっ、こんな立派な太ももやふくらはぎを持ったベテランサイクリストさんがそんなことを言うんですかΣ(゚Д゚)
そして、奥にいるサイクリストさんは峠の3~4㎞手前で抜かさせていただいたおじさまです。今ようやく登って来たみたいです。


そのおじさまと少し立ち話をしていました。
「そうだ、コーヒー飲もうよ。ご馳走するから」と峠にあるカフェに入りました。
おじさまは峠道の途中の集落に住んでおられ、冬はスキー場で働いているそうです。カフェの方とも知り合いでした。麓からどれだけかかった?と聞かれたので2時間2分ですと答えると、いいタイムだね、と言われました。2時間を切ると一人前、みたいな感じらしいです(^^ゞ
おじさまは今シーズン出遅れて、まだあまり山道を走ってないからバテた、とおっしゃっていました。今日はお友達ふたりと峠で待ち合わせしていて、ここから反対側に下りて周回するんだそうです。


カフェにあった可愛い看板。


わたしのおやつ。
どちらも台湾製で、アジア食材店で買いました。


かなりリピートしている、ハッピーターン的な粉がまぶさった上手い棒みたいな食感のやつ。最初は??だったんですが、山スキーのときなどに食べていてハマり、今ではおいしく感じられます。


間もなく、お友達のサイクリストさんが二人やって来ました。
中央の方はオランダ在住のスコットランド人、左はフランス在住のポルトガル人という、不思議なメンバー(わたしも含めて)でした(;^_^A
15分ほどでしたが楽しい時間を過ごさせていただきました。
コーヒー、ごちそうさまでしたm(__)m


皆さんが下りていかれたので、わたしも出発しよう・・・
カフェの前にある看板にて。


ダウンヒル&午後編に続きます。
お読みいただいてありがとうございました。

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