フランスで山歩き

仏リヨン在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

新しい自転車で好きな峠に登ってみた

先月、新しい自転車を購入したことを速報として書きました。
タイムラグが常に激しくてお恥ずかしいのですが、ようやくそこまで記事が追いつきました(;^_^A


これは昨年の春の終わりに、中古でかなり安く買って今まで乗っていた自転車です。
Vitus(フランス語読みでヴィチュス、英語読みでヴィータス)というあんまり見ないメーカーの10年ちょっと前のモデルです。一応フルカーボンではあったのですが、ホイールが重い目だったりで、9㎏近くありました。


買ったはいいものの、初夏に足首の再手術を受け、リハビリがあったり、ちょっと歩けるようになってからは嬉しくてハイキングばかりに行っていて、ようやく乗り始めたのは9月の後半くらいだったと思います。冬の間はほとんど乗っておらず、春に再開。以降、この自転車で峠道をガンガン登りまくりました。


なので、そんなに悪い自転車ではなかったのですが、サイズがMで身長163㎝のわたしにはちょっと大き過ぎました。サドルを最大限前にしたり、ハンドルを高めにしたりと、乗りやすいようにはしてありましたが、Sサイズのもう少し軽いのが欲しいな、とシーズン途中から思い始めていたのでした。


こちらが、新しく(といっても中古ですが)買ったSサイズのルック。7,6㎏くらいだったと思います。なんと1㎏以上も軽い✨


これを買ったのは、ロードバイクの師匠Oさんちの近くのお店だったので、買って帰って20分後に初ライドに連れていかれました💦その日は長時間の運転で疲れていたし、もう夜だったので短い目の行程(それでも片道5㎞、高低差300mの山道)だったのですが、確かに漕ぎやすい気がしました。いつも通らない道なので、残念ながらストラバ(自転車アプリ)に過去のデータが残っておらず、比べることが出来ませんでした。


翌日はOさんが、実家に置いている故障中の愛車のディフェンダー(ランドローバー)を修理するので実家まで車で行く、とのことでした。わたしはそこら辺で好きに自転車しててもよかったんですが( ̄▽ ̄;)、お昼ご飯を実家に招待してくれるというので🎵わたしは自転車でいくことにしました。約70㎞の距離です。
わたしの好きな何度も自転車で登っている峠を経由して行くことに(経由しなくても行けるんですが)。この峠ライドのデータはストラバにいっぱい残っているので楽しみです(^^♪


この峠って、これ👇

このブログに何度も出てきているノワイエ峠です。
きつくて、何度登っても死にそうになる峠なのですが、やめられません(^^ゞ
Oさんちから、この峠の麓に来るまでにも別の峠を経由するし、距離もそこそこあって1時間以上かかります。でもノワイエ峠まで休憩(足つき)なしで登りました。


峠の看板にて。
Oさんちからだと、高低差で1000mくらい、1時間45分くらいだったかと思います。
この写真は、峠にいたサイクリストさんに撮ってもらったのですが・・・


カメラをわたしに返す直前に、勝手にセルフィーしちゃいましたΣ(´∀`;)
するフリだけだったと思っていたら、あとで見ると実際に撮れてあったので、びっくりしました。とっても楽しい方で、しばらくお話しました。


アジア食材スーパーで購入の「まっちゃ大福」台湾製です。
ここは標高1600m台と特別高いわけではありませんが、袋がパンパンです。
この前の週に登った2744mの峠なんかに持って行ってしまうと、袋が爆発してしまうのかもしれません(◎_◎;)
確かに、6月に登ったヨーロッパで一番高いイズラン峠周辺では、持っていたポテチの袋が破裂してしまっていました(^-^;


初購入だったのでドキドキ・・・
残念ながら、あまり抹茶の味はせず(-_-;)
そして、外袋の写真にあったような、餡子はあんまり入っていませんでした。
まぁ糖分の補給という目的は果たせたといえます。


いつもは峠でお水を飲んだり、お菓子を食べたりする程度ですが、今日はこの後も道のりが長いので、カフェで休憩することにしました。
ちなみに中央のグレーと黒のウエアの方が、勝手にセルフィーしちゃったおじさまサイクリストさんです。
左の黄色いウエアのお姉さま方は電動アシスト自転車で、峠の2㎞くらい手前の、1㎞ちょっとに渡って11%以上になる部分で抜かさせていただきました。電動アシスト自転車って、キツい坂ではあんまりパワーが出ないみたいで(わたしの印象では)案外、手こずっているのを度々見かけます。


飾りっ気のないシンプルな建物です。


しかしこのカフェも、ここオート・ザルプ県の峠道にいくつか見られる「ナポレオン山小屋」が前身となっているようです。このプレートは、おそらく元の建物を建て替えた時に、記念に残しておいたのではないかと思います。

エスプレッソを注文しました。
ミニ餅だけでは全くお腹の足しにならなかったので、ピーナッツとデーツ(謎の組み合わせ)も出してきました。コーヒーに合うかどうかは、置いておいて(;^_^A


トイレをお借りするついでに、カフェの内側を拝見。
この峠にはもう何度も来ていますが。カフェで休憩するのは初めてだった気がします。


峠の名前が入ったマグネット各種。
それにしても、全部同じ値段(5€)ってどないよ!?
多分、面倒くさいんでしょうね(;^_^A


マーモットやフクロウのぬいぐるみが。
マーモットは時々峠道周辺で見かけるけど(道路を横切ったり)、フクロウは見たことがありません。


中央のテーブルには、地元製のお菓子や蜂蜜たち。


可愛い入れ物に入ったキャンディ。


こちらは、ちょっと欲しくなっちゃったマグ。
ウエストポーチのみなので、お買い物できませんでしたが、お土産屋さんにしては可愛いものがいくつもあったので、いつか車で来たら入ってみよう・・・


こちら側に下りていきます。


おっと、下りる前にノワイエ峠道クライムの記録を「旧自転車」「新自転車」で見てみましょう。一応そういうタイトルだったので・・・👇

ノワイエ峠の本質的な登りの部分のタイムです。
囲ったところが、新自転車でのクライム。この日以降にも何度も登っていますが、囲ってないところと全然違うのが分かると思います。
自転車1㎏軽くなるだけでこんなに違うんですね~
あ、ちなみに囲ってないところの時代には、ビンディングシューズでもありませんでしたので、その違いもあるかもしれません。


しばらく下りた辺り。
登ってきた反対側の道路に比べて、ずっとなだらかです。


この辺りにはちょっと広い目の駐車スペースがあり、キャンピングカーが停まっていることもあります。


峠道の終わりの辺り。
特徴的な岩々のお山はデヴォリュイ山塊になります。


しばらく道路は峡谷沿いに。
暑い時には気持ちの良い道です。


峠から40分くらいで通過する村。
水場で、お水をチャージしていきます。


峠でも色々食べたけれど、まだあと1時間以上漕がないといけないので、また何か出してきました。台湾製の健康志向っぽい写真のパッケージのお菓子。


硬い目の麩菓子っぽいというか、うまい棒っぽいというか。
「台湾のうまい棒」と名付けて、今まで何度も山スキーや自転車のお供に持って来ています。全体的にまぶしてある薄甘いハッピーターン的な粉でむせがちなので、お水が必須です。


ピクニック用のテーブルにカメラを乗せてセルフタイマーで撮ってみました。
この後、1時間弱、アップダウンの多い山道を走ります。高低差で250mくらいのものですが、そこそこ疲れます(既に峠ふたつ越えてる💦)。


山道から平野に下りてきて。


もーいい加減疲れた・・・まだ着かんの?って地点にて。
最後らへんは平たい道だから、死にそうにはならないものの、地味に疲れます。
このあと30~40分くらいで到着したんだったと思います。
しかも、最後に嫌がらせのようにミニ峠があったのでした😓


ようやく着きましたε-(´∀`*)ホッ
Oさんちからだと約68㎞、高低差は1350m。3時間半弱かかりました。
実家でディフェンダー修理作業中のOさん。
お庭にはラベンダーが咲いていていい香りでした。


後半(ディフェンダーの修理&田舎の町)編に続きます。
お読みいただいてありがとうございました。

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