フランスで山歩き

仏リヨン在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

再びセルス山塊へ(その2)

最近とても暖かくなり、もともと例年よりも少なかった雪は2000m以下ではあまり残っていません。わざわざ雪の多い場所を探して日帰りで出掛けたサヴォア県のセルス山塊。もう今シーズン最後のスノーシューかも、と名残惜しい気持ちで歩きます。


手前がポワント・デュ・ヴァロン(2726m)、奥に見えてきたのはセルス山塊を代表する山のひとつ、グラン・ガリビエ(3228m)。小さい面積ですが氷河も擁します。


振り返った景色です。中央の真っ白なのは昨年晩秋に登ったエギーユ・ド・レぺスール(3230m)。その左隣に見えてる猫の頭みたいなのはそのまま「猫の頭」。いや、ほんとです。地図にも「エギーユ・セプトントリオナル(南のという意味。エギーユは尖った山に付けられる呼び名)、またはテット・ド・シャ(猫の頭)」と載っています(*_*) 猫の頭のくせに3364mもあります。


夏のハイキング道を歩くので行き先案内看板が時々あります。
放牧用と思われる小屋が見えてきました。


雪融け水が小さな川に流れ込んでいます。


しばらく歩くとまた別のシャレーが見えてきました。


わたしはこの集落から左側に少し曲がりつつ登っていきますが、ここまでトレースを残してくれていた山スキーヤーさん達はみな川沿いにそのまままっすぐに歩いて行った様子です。看板によるとこの小川の水源地まで行けるようです。


ここから峠まではこの雪の量でもはっきり分かるくらい幅の広い道を通ります。
記念碑によると、軍隊のために整備された道のようです。ポールも立っているし至れり尽くせりです。こちら方面にはトレースは全くありませんでした。


少しずつ上がっていきます。


こうしてみるとまあまあ傾斜があります。振り返った景色。奥には猫の頭だけでなく残りのふたつのエギーユも見えてきています。3つひとまとめでレ・ゼギーユ・ダルヴと呼ばれるのです。


あっ、山スキーヤーが歩いてきました。こっち来るのかな、それとも他の山スキーヤーみたいに川の水源地方面に行くのかな・・・
憧れの山のひとつ、グラン・ガリビエが真正面です。


少しずつ先に進みます。


おっと。。ドテっと転んで起き上がれずにジタバタした跡(;´Д`)


転んでカメラのレンズが雪で濡れて曇ってる写真(^^;


さてもう11時。7時45分に出発してからこれといった休憩はまだしていません。集落以降トレースもなく雪深いため、1歩1歩が重たく急に厳しくなってきました。ここで一休みすることに。前日に焼いたバナナケーキをおやつに一切れ持ってきました。


さっきの山スキーヤーさんが登ってきました。ここまで大体トレース(わたしの(^^;)通りに歩いてきたようですが、この辺りから道は無視して適当に上っていくことにしたようです。


あっ、また看板が・・・


思いっきり雪に埋もれています。


この辺り傾斜が結構あります。


山スキーヤーさんに抜かしてもらって彼らのトレースの上を歩こうと思っていたのに彼ら道を無視して急な斜面を適当に登って行ってしまったので引き続き新雪相手に苦戦です。


また別の小屋が。


この小屋のところで山スキーヤーさんたちのトレースと交わることができました。


あっこれは・・・


小さな湖の雪融けです。


あれあれ・・・下の辺りに。。。。


ま、まさか・・・


え~~!?


すげぇ・・・


呆然としていると。。


2台目が来た~Σ(゚Д゚)


・・・除雪しております。

2台目もすごい勢いで来て、走り去っていきました。
しかし、これって・・・すんごい歩きやすくなった(;´∀`)    
轍・・どころの話じゃありません(^^;)


だいぶ上まで来ました。さらに雪深くなり、看板はほとんど埋まっています。


ロシェ・ド・ラ・グランド・パレ。南北に長く連なっています。


埋まってる看板には・・・「ロシーユ」。地図には「ロシーユ・キャンプ(駐屯地)」と記されています。


おおっ。あれが駐屯地ですかい・・・


あっ、建物から何人か出てきました。みんな重そうな荷物持っています。




「その1」からあまり登っていませんが(笑)眠くなってきたのでここで「その2」を終えます。できるだけ「その3」で終わるようにします^_^;

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