フランスで山歩き

仏リヨン在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

完全にレべチな人たちと自転車乗った

わたしの知り合いに、山スキーの鬼ともいえるカップルがいます。Mさん(女性)はスキー・アルピ二ズム(山スキー)のスプリント部門女子ヨーロッパチャンピオンで、彼氏のFさんは今は大会には出ていないものの、Mさん以上のレベル(女子と男子では体力差があるので)です。
ふたりは、わたしの山スキー師匠のOさんと仲が良いことから知り合い、ちょくちょくやりとりしているのですが、先月のある日、みんなでサイクリングしようということになりました。
日本ではどうか知りませんが、フランスでは冬に山スキーでガシガシ登ってる人って、大抵夏にはマウンテンバイクなり、ロードバイクなりの自転車で、やはりガシガシ登ってるんですよね。Mさんはたまにヒルクライムの大会に出場して、しょっちゅう女子部門で一位になっています。


待ち合わせ場所にて。
メンバーはわたしとOさん、Mさん(右)とFさん(手前)、それにふたりの自転車友達のOMさんという方です。
Oさんから聞いた話によると、OMさんもMさんFさんとほぼ同じレベルなんだそうです。
それって・・・ロードバイクに頻繁に乗り始めて1年も経っていないわたしが、一緒に自転車乗るような面々ではないってことじゃないですかΣ(´∀`;)
Oさんに関して言えば、数年前までFさんとよく自転車に乗っていたそうですが、最近はちょっと熱が冷めて?あまり本気では乗っていないため、レベルが落ちてきたみたいです。
3人とわたしの中間、といったところだと思います。


そんなわけで、サイクリング中はただでさえ常に後れを取っていたため、写真を撮るどころではなくて、いつもに増して写真がありません(^-^;


まずは、以前にOさんとふたりで走ったことがある水力発電をしている大きな湖の周囲を走りました。湖畔といっても、結構離れた山道を走ることになるので、湖を1周するだけでも900mくらいの高低差になったのを覚えています。


しかしそんな、なまっチョロい高低差で、この強者たちが満足するはずがありません。
通過地点の町で「この先にある、有名な教会に続く山道を付け加えよう🎵」とかなりマゾ体質なOMさんが言い出しました。


OMさんとはこの日以来、ストラバ(自転車アプリ)友になったのですが、ちらっとアクティビティを見ただけでも、バカンス中は毎朝2000m前後登ってて(午後は家族タイムらしい)、たまに大会に出ては7000mとか登ってる💦 
7000mって、わたしがかなりいっぱい走った週のトータルです。それを1日でって(゚Д゚;)


その教会へと続く山道へは、少し前に知り合ったパリジャンのサイクリストさんと、この日の翌日に登る約束をしていたので「えーっ、わたしはそれ明日登るから、行きたくないなぁ」って思わず言っちゃいました。
すると、OMさん「2日連続で登ればいいじゃん💖今日登って教会で『明日はもっと早く登れますように』とお祈りすることもできる😁」と言い放って、Fさんと山道を楽しそうにグングンと登っていってしまいました・・・呆然( ゚Д゚)


その山道
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まぁ、他の峠道に比べて特にしんどいというわけでもありませんが、今日はここまで、レべチな人たちに迷惑をかけまいと、いつもよりも頑張って漕いできてたので、既にちょっと疲れていました。
しかし、ここで待ってるわけにもいかないので(いや、別に待っててもいいんだけど😅)、仕方なくノロノロと登り始めました。


実質的に山道が始まる地点の町からだと14㎞ちょっとあり、半分くらいはOさんが一緒に走ってくれましたが、途中から放っていかれました(;'∀')
上の写真は、8割以上登った地点になります。反対側には下りられないので、峠道ではないけれど、森林限界も超えていて、いかにも標高の高い峠道の雰囲気の景色です。


着いた・・・
疲れた_| ̄|○
緑と白の看板は、ここイゼール県の有名な山道(峠道やスキー場などに続く道路)に立てられているサイクリスト用のもので、これはゴール地点の看板なので書いていないけれど、ここに来るまでには1㎞ごとに、「現在地の標高、ゴールの標高、ゴールまでの距離、向こう1㎞の平均勾配」が書かれています。


ちなみに、強者3人はわたしよりも20分も早くに、Oさんはわたしよりも7、8分早く着いたみたいでした。でもOさんは最後でしんどくなって少し自転車押したって言ってました。そんなん、ありなんかい😂!?


この1769mの地点には立派な教会があります。19世紀に、マリア様が現れたそうで、フランスでは南西部のルルドに次ぐ巡礼地になっており、まだ8月中だったこともあり、多くの観光客や巡礼者がありました。
泊りでお祈りに来る人達も多いため、ホテルが併設されているようです。


Fさんがわたしのボトルにお水を汲みに行ってくれました。
優しい🎵


Fさん、Mさんと一緒に。


下り始めの1枚。


正面にはデヴォリュイ山塊の最高峰のオビウ。


みんなとっくに先に下りてしまいました。
遅れついでにヤケクソでもう一枚(^▽^;)


麓の町まで下りてきました。
ここでみんなが待っていてくれました。
このまま、出発地点の町までゆったりと国道を下りていくのかと思うと3人の強者が「国道は、交通量があるし、面白くない。ここからもうひとつ峠に登って帰ろ」と言います。
え~~っ?まだ登るの??交通量のある道路は嫌だけど、14㎞ダウンヒルしたあと、また峠に登るとは思ってもいなかった_| ̄|○


嫌々登った!?フェストロー峠にて、
ところで、Mさんのものすごい筋肉隆々なふくらはぎに注目😍
このあとは、さすがに下りのみでしたε-(´∀`*)ホッ


最後にMさんと一枚✨
この日サイクリング中、ジュースの空きボトルを使っていたので、哀れに思ったFさんが、ふたつ持っていたサイクリング用ボトルをひとつくれましたΣ(´∀`;)
いや~、ひとつ持ってるんですけど、長男に貸したままになってたんですよね💦
お手数かけてすみません・・・


レべチな人達とライドの記録
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距離は68㎞、獲得標高1729m、移動時間は3時間45分でした。


お読みいただいてありがとうございました。

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