フランスで山歩き

仏リヨン在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

グラノン峠下りてピクニック&午後の部

今年のツールドフランス第11ステージのゴール地点になったグラノン峠に登った時のお話です。
こんなに可愛くない峠道です。
👇

ヒルクラム専門サイト「Alpes4ever アルプ・フォーエバー」よりお借りしました。
平均9,3%が12㎞続く恐ろしい峠道なので、今までチャレンジできずにいましたが、今回この峠で行われるヒルクライムのレースに出る友人カップルに「車両通行止めになるから、またとないチャンスだよ」とそそのかされ、レースが始まる前に一足早くに友人Oさんと一緒に登ったのでした。


最近この辺りの2,3の峠に新しく作られた立体的な看板(オブジェ)前にて、マイバイクを記念撮影。


峠では20分ほど休憩というか散策しました。
先月のお話なんですが、結構寒くて上着を着ています。
わたしもサイクリング用の上着は持っていなくて、ハイキング用のを着ていましたが、Oさんはもっとひどいです。自宅で寛ぐときの上着です。サイクリング歴が長いのに、なんかテキトーです・・・


最初に、峠のすぐ下にある軍事施設を通り抜けます。


こうやって見ると、別に急な感じはしないんですけど、ほとんどの部分が9~10%です。
少し前までは、とっても舗装状態が悪かったんですが、ツールドフランスが通るということで初夏に大急ぎで工事してかなり綺麗になっていました。ただし、あまりにひどかったところが直されただけで、全ての部分が上の写真みたいにツルツルなわけではありません(^-^;


ひとつ上の写真の地点で振り返った景色。
「もう一回登れと言われても無理だな」という思いです。


走って登ってくる人達とすれ違いました。
ヒルクライムのレースだと書きましたが、トレラン部門もあるのです。スタートは自転車よりも早くに設定されており、コースも少し違うみたいでした。


麓の村が近づいてきました。
そろそろロードバイクのレースがスタートしている頃だと思うので、適当なところで止まって友人たちを応援したいと思います。


やって来た✨
強者たち✨カッコいい💖
Oさん「うわっ、ジャニー・ロンゴだ!」
大勢のサイクリストさんに混じって、少し年配の女性が黙々と漕いでいます。
サイクリング歴が短すぎて&自転車レースに興味があんまりなくて、恥ずかしながら全然知らなかったのですが、フランス女子サイクリング界でもっとも有名人、現在63歳でもちろん引退されていますが、50歳の頃、まだトップレベルだったんだそうです。
皆さんが登っていかれたのを見送って、駐車場まで下りました。


しばらく駐車場近く(スキー場の一部)で休憩していると、MさんFさんカップルが戻ってきました。


Mさんは女子部門優勝だったそうです💖
57分とか言ってたかな?
相変わらず、カッコいい😻
「いやー、ジャニー・ロンゴが参加してたから、さすがに緊張した」と言ってました。
Fさんはあまり調子が出なくて、タイム的にMさんとほぼ同じ、つまり男子としては上位入賞はできなかったみたいでした。それにしてもすごいカップルです。


「で、みよんのタイムはどうだった?」と聞かれたので「1時間20分(うち上着脱ぎ休憩4~5分)」と答えると、参加するのに決まりとかはなくて(誰でもエントリーできる)、一番遅かった人は1時間40分くらいだったから、君も参加したらよかったのに、と言われましたたが、そこまで差があると、あんまり参加する意味ないかと(参加者の9割以上はかなり上級レベルの方たちです)💦💦


スキー場を少し登って、ピクニックにしました。


鶏肉入り穀物サラダ、スイカとメロン、チーズやサラミにパン、ヨーグルト、板チョコ。
写真には写っていないけれど、桃とネクタリンもありました。


たまたま通りがかったハイキング客の方に4人揃った写真を撮ってもらいました。


そこら辺にいくつか割いていた、クロッカスに似たコクリューシュというお花。
クロッカスは春に咲くけれど、こちらは夏の終わりから秋にかけて見かけます。


その後、カフェに入ってFさんがみんなに飲み物をご馳走してくださいました。
ピクニックのものは主にわたしとOさんで準備したので(二人は前日から現地入りしていた)、お礼なんだそうです。


OさんとFさんが「暑いねー。水浴びしたくない?」と言い出し、数キロ先にある、川を広げて池にしてあるところにやって来ました。
写真はわたしの自転車とFさんの自転車。


サイクリングパンツのままずんずん池に入っていく男子たち(;''∀'')
わたしは水際で太ももまで水浴び・・・


間もなく、Mさんは表彰式があるから、Fさんも付き合うということで二人はサイクリングの出発地点の村に戻ると言います。
Oさん「どうする?見に行く?」
わたし「それよりかはサイクリングしたい」


行き先の選択肢はあまりなく、約22㎞先のロータレ峠にしました。
反対側(ブリアンソン側)に進むと、標高的に下がることになるし、スキー場周辺になることから、お店や貸しアパートの類の建物が多くて景色的にもあんまり面白くないんです。
写真はほぼ峠の1㎞ほど手前です。


同じ地点で振り返って。
お水を持ってくるのを忘れたOさんが、どっかの川で水をくむのに少し道路を離れたみたいで、付いてきていません。少し待ちます。


雪崩除けのトンネルみたいなものを抜けた辺り。


着きました、ロータレ峠。


正面にはガリビエ峠(2642m)への道路が出ています。
今日はこっちまで登る元気はありません(;^_^A


カフェで一休みすることにしました。


わたしはレモンシロップ水、Oさんはオレンジーナ。
おやつに持って来ていたドライフルーツでエネルギー補給です。


ロータレ峠からの下り始め。
駐車場からの往復で44㎞、獲得標高は718m。
ちなみに、グラノン峠は23㎞、1030mでした。


お読みいただいてありがとうございました。

×

非ログインユーザーとして返信する