フランスで山歩き

仏リヨン在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

自己最高距離が出た(大したことないです)

ロードバイクに頻繁に乗るようになって、約1年が経ちました。
いとも簡単に100㎞以上のライドをされている方も多くおられるので、ちょっと恥ずかしいんですけど、自分にとっての最高距離の記録が出た日のサイクリング記です。


ひとつ前のブログで書いた、友人Jさんちに泊めてもらった翌朝。
同じく泊まりに来ていた友人のOさんと、サイクリングに出掛けました。
Jさんは、ひとり暮らしをしている娘さんが帰ってきていたので、母娘でゆっくりと過ごしたいということで、欠席です。


Jさんちから直接出発してもよかったのですが、長い目の行程になるそうで、少し車で進んでから始めよう、というのがOさんの意見でした。と言っても、10分くらい進んだだけでした(;^_^A
ちなみにOさんは行ったことのあるコースで、わたしは初めてのところばかりです。「まあまあ長い」「そんなにはきつい坂道はない」くらいの情報しかないまま出発しました。


初めの数キロはやや下り坂になっており、その後はしばらく平たいところを走りました。
奥に見えている特徴的な飛び出たお山は、ヴェルコール山塊の象徴の一つであるモン・テギーユ。


この日は風が結構あったのですが、日向を必死で漕いでいると、汗ダラダラ💦
この後、間もなく登りになるそうなので、もう上着を脱いでおくことに。
わたしやOさんは、こうやってハンドルに服を括り付けるんですけど、そんなことになっているサイクリストさんはあまりいないように思います(;^_^A
きっちりコンパクトに括り付けないと、立ち漕ぎをするときに邪魔になりがちです。


この峠道の多くの部分は峡谷ロードでした。
気持ちの良い景色のところで撮ってもらいました。
ところでわたし、いい感じのサイクリングシャツを着ているように見えるでしょう?


サイクリングシャツに見せかけておいて、子供たちが昔着ていた、オリンピック・リヨネ(地元サッカーチーム)のユニフォームです😂


そんなにしんどくない、でもそこそこ長い峠道を登って到着したムネ峠。
ところで、奥にあるのはOさんの自転車ではありません。
わたし達の少し前を走っていたおじさまのマウンテンバイクでした。どこかお散歩でもされているようで、おじさまの姿はありませんでした。
このすぐ先にトンネルがあり、抜けると・・・


県境を越えて、ドローム県に入りました(ここまではグルノーブルが県庁所在地のイゼール県)。ドローム県で自転車に乗るのは、初めてです(^^♪


峠から下り始めて間もなくの景色。
とってものどかで平和的・・・。


しかし、かなり下りるなぁ・・・
次の峠への高低差が気になります(^-^;


この辺りのお山は石灰質なようで、山肌は白っぽいです。


坂道をだいぶ下りた後に到着した村に水場があったので、お水をチャージしていこう・・・
この夏は雨不足で、水場の多くは枯れていましたが、最近では大抵、どこも流れています。


マウンテンバイクのおじさまが後ろからやって来たので、少しお話しました。
地元の方で、毎日のようにこの辺りでサイクリングをしておられるそうです。
わたしたちが向かっている峠におじさまも今から行くというので「じゃあ、一緒に行きましょう」と言うと、「2、3日前から、峠の少し手前で道路が閉鎖されてるんだよね。昨日はまだ閉まってたからUターンしたよ」と言います。
え~~っ⁉💦
Uターンするってことは、今来たのと同じ道を引き返すってことですよ?ひとつ目の峠からめっちゃいっぱい下りてきたけど、あれ全部登るの??😱
おじさま「まぁ車は通れないってだけで、歩いて(自転車担いで)なら何とか通れるかもしれないけど、先の方まで確認しなかったからよく分からない」
わたし「閉鎖っていうんだったら、通れない可能性のほうが大きいんじゃ・・・ここからさらに登って、やっぱだめだ、Uターンしよ、っていうくらいなら、ここで速やかにUターンしたい・・・」
Oさん「解決策は常にある🎵(お気に入りのセリフ)」
で、わたしを無視して出発していくふたり😭
仕方なくのろのろと後ろを付いていきます。


もう12時を過ぎていたので、問題のゾーンに入るまでに、ピクニックをしていくことにしました。


質素ながらも楽しいピクニック。
ポテチ、サラミ、パン、チーズ、ドライフルーツ、ビスケット、リンゴでした。


ランチ後は再び登り坂を進みます。
峡谷沿いできれいな場所なんだけど、これをまたUターンするかもしれないのか、とハラハラしつつ、あまり楽しめずに漕いでいました。


金網フェンスで閉鎖されている地点に到着しました。
「大丈夫、簡単に開く」とOさん。
開くかどうかという問題じゃないと思うんですけどね💦


何十メートルか進むと、問題の地点に来ました。
なるほど、土砂崩れがあったようです。干し草は、車が入ってくるのを防ぐために置いているのかな?よく分からないけど・・・


左手の斜面。
ここから崩れたみたいです。


Oさんに続いて、おじさまも自転車を担いで奥へと進んでいきます。
仕方ない、わたしも干し草フェンスを乗り越えて中に入りました。


石ゴロゴロで歩きにくかったので、Oさんがわたしの自転車も担いでくれました。
一足先にトンネルの反対側まで見に行ってくれたおじさまが「大丈夫、トンネルの向こう側は全然問題ないよ」と叫んでくれたので、わたしたちも先へと進むことにしました。


こんな感じの短いトンネルがいくつかありました。
見通しのよくないカーブも多いのですが、この区間は通行止めになっているので、全然車もおらず、楽に走ることが出来ました。センターライン割って曲がって来る観光客の車が時々あって(地元の人は大体上手)、怖い思いをするんですよね・・・


通行禁止区間を抜け、峠道の数キロ手前まで来ました。
この地点からだと、10㎞弱くらいだったかな?


峠の少し手前にある村。


峠道(やその他の一部の山道)に立てられたサイクリング用の道しるべ。
県ごとに違って、ここドローム県で自転車に乗るのは初めてなので、看板も見たことがないものでした。書かれていることは、他の県と同じで、ゴール(峠など)の名前と標高、そこまでの距離、現地点の標高、向こう1㎞間の平均勾配です。


ラスト1㎞はなだらかでした。


着いた~
グリモン峠です。
看板が貼ってあるのは、除雪車のガレージです。
この後、帰る前にもうひとつ峠を通過しますが、全体的には主に下りのようですε-(´∀`*)ホッ
確かに、最初に言われていたように、そんなにきつい坂道はなかったものの、いつもよりも長いので、疲れてきています。この地点で70㎞くらいだったはず。70㎞というのは、わたしにとっては、ちょっと長い目のサイクリングの距離です。


デヴォリュイ山塊のお山たちを正面に下りていきます。
実はこのすぐ近くのお山は、一度冬に散策したことがあります。上の写真でいうと、左側をもっと高く上がっていった辺りになります。標高2000mちょっとまで登りました。
その時の写真👇

奥のお山が、ひとつ前の写真のものと似通っているのが分かるかと思います。


さて、秋のサイクリング記に戻ります。
いっぱい下りた後、2~3㎞くらい、緩やかな登り坂(交通量の多い県道)を漕いでいきます。


3つ目の峠に着きました。
この後は少々アップダウンもあるものの、15㎞くらい、下り中心の楽な道のりでした。


無事に車まで戻ってきましたε-(´∀`*)ホッ


車で友人Jさんちまで戻りました。すかさずおやつにします。


謎過ぎるおやつ・・・
パン、オーガニックのイチジク・大豆入りビスケット、ポテチ、サラミ、右下はわたしの作った餡子です。「ジャムの一種」としてJさんにプレゼントしたのでした。小豆はフランスでもオーガニックのお店などで簡単に買うことが出来ます。


タイトルにも書いたように、わたしの約1年のサイクリング歴での最長となったこの日のライド記録
👇

90,29㎞、走行距離4時間36分、獲得標高は1882mでした。
100㎞くらいいったんちゃうの?と思ってたのに、結構足りてなくてがっかりでした😓


お読みいただいてありがとうございました。

×

非ログインユーザーとして返信する