フランスで山歩き

仏リヨン在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

テント泊からヨーロッパで一番高い峠道へ

友人Oさんとサヴォワ地方にサイクリング遠征したときのお話です。


朝、テント前からの景色。
夜も朝も結構寒くて、冬用シュラフでなかったら全然寝られなかったと思います。


もちろんテントには霜が下りていました。


テントから。
この辺りは日向になるのが遅いっぽいです・・・


目は大体覚ましているけれど、シュラフから出る気が全くないOさん。
秋の標高の高い場所でのサイクリングは、あまり朝早いと寒いので、結構ゆっくり目に出発します。わたしは目はばっちり開いてるけど、寒がりで外に出られないので😅テント前に置いたジェットボイルでお湯を沸かし、シュラフに入ったまま紅茶を飲みます。


お日様が出てくると、だいぶ暖かくなるはずですが、残念ながらこの辺りは中々日向になりそうにありません。
Oさんは、日当たりの良い場所に移動して朝ご飯にしたいと言います。


わたしも大筋で賛成なんですけど、普段、起きてすぐに何か食べる習慣なので、食べないまま行動するというのがとても辛い💦
相変わらずテントの中で、ひとりでシリアルとコーヒーで軽くご飯にしました。
その後テントを撤収し、荷物を車に積み込んで、前日午後に濃霧で眺望がゼロだったためすぐに下りてきた近くの峠まで車で移動することにしました。ここからだと20分もかからないくらいです。


標高2100m弱の峠の少し先にあるモン・スニ湖の畔まで来ました。
暖かいお日様の下、朝ご飯(わたしは2度目の)にしました。この日の予定はちょっと長い目というか、標高を結構登ることになりそうなので、意識的にたくさん食べました。


標高約1700mの村はずれの駐車場から出発することにしました。
この日の目的地はヨーロッパで一番標高の高い峠道、イズラン峠(2770m)。
峠から反対側に下りて最初にあるスキー場、ヴァル・ディゼールが目的地と言った方が良いかもしれません。つまり、峠道の両方の斜面を登ろうという予定です。
駐車場の出発時の写真を撮り忘れて、これは帰って来た時の写真です(;^_^A


イズラン峠には、昨秋に峠道が閉鎖される前日と、今年の初夏に再開通してすぐの頃と2回登っています。反対側には下りない代わりに、ここよりもっと手前の結構アップダウンもある標高約1300mの村から出発しました。


標高2500mほどの地点で、上着を脱ぐために一度足つきしました。


その時に、撮れていた写真(;'∀')
多分、撮ったつもりはなかったと思うのですが💦
あまりにも、登りでの写真がないので、こんな写真でも貴重なため、あえて載せておきます(^▽^;)


やれやれ着きました、イズラン峠。
麓にある最後の村、ボヌヴァルからの距離は14㎞、平均勾配は7,5%らしいです。
特別厳しい坂道ではないはずなのですが、思いのほか疲れます。わたしはあまり意識したことはないのですが、もしかして標高が高いことも関係しているのかも・・・


この峠には、ツールドフランスは意外にも6回しか通ったことがありません。
最近では2019年に通過、峠の反対側に選手が下り始めたとき雹が大量に降り、除雪車が出動したり、麓の道路は大雨で土砂崩れになり、大会が始まって以来初めての、ステージ中止となったのがまだ記憶に新しいです。


撮ってもらいました。
今日も男っぽいけど😂
何が違うのかな?ちゃんと女に見える女性サイクリストさん達と・・・


マイ・バイクのルックと、Oさんのキャニオン、後ろに写っているのは、オランダ人のおじさまの自転車で、奥様が少し後ろから車で上がっておられました😅


うわΣ(゚Д゚)
めちゃくちゃカッコいいの来ました✨
ドイツナンバーのコルベットです。
ここを始め、有名な峠道では夏はもちろんシーズンオフでもそこそこ、ヨーロッパ中から来たスポーツカーや高級車に出会うことが出来ます。


このモデルのオープンカーって珍しいですね。
そして綺麗な色・・・
ピッカピカのボディーでした🤩


後半(遠征最終回)に続きます。
お読みいただいてありがとうございました。

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