フランスで山歩き

仏リヨン在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

ディフェンダー泊・南仏峠道路サイクリング2日目

先月、友人Oさんと南仏方面の峠道を車中泊サイクリングした時のお話です。


朝、車から見える風景。
1日目にヒルクライムしたボネット道路の麓の町、ジョジエ近郊で車中泊しました。




テーブルとか、いい岩とかないのでディフェンダーのボンネットをテーブル代わりに立って朝ご飯です。
ジェットボイルの隣にあるのは、珍しくパン・オ・ショコラ。
前日、サイクリングの後に買い出しに行ったスーパーで買っておいたものでした。


シリアルはサイクリング前には欠かせません。
自分で市販品やナッツ、ドライフルーツなどをミックスしたものです。
牛乳よりも、最近では豆乳やアーモンドミルク、オーツ麦ミルク、スペルト麦ミルクなどをかけることが多いです。


朝ご飯のあと、まずやって来たのはジョジエにあるお肉屋さん。
こちら方面に来たら、必ず寄っています。


ここのサラミは絶品なのです✨
生ハムもここの手作りで、とってもおいしいです。
サラミ6本(Oさんは2本。後に「なんでもう少し買わなかったのか…」と後悔していました😂)、生ハム、田舎風パテなどを購入。


その後、すぐにサイクリングに出発しても良かったのですが、この日は短めの予定だったので時間に余裕があります。
今日サイクリングする予定のない峠道に少しドライブしました。
イタリアとの国境になっている標高2000m弱のラルシュ峠です。


ラルシュ峠(Col de Larche)はイタリア語では、看板にあるような、フランス語とは全く違った名前の峠名になっています。大抵は、ちょっと綴りが違う程度の、ほぼ同じ名前のことが多いのですが、一体どうしたことなのか不思議です。


サイクリングの出発地点、サン・ポール・シュル・ウバイ村にやってきました。
この日の目的はヴァルス峠(2108m)なのですが、もっと低いところから登るか、それともここから別の山道に少し登って下りてきた後、ヴァルス峠道にアタックするのとどちらがいいか、と朝考えて、後者に決定したのでした。


サン・ポール村からヴァルス峠道が走っている谷とは別の谷に出ている山道を登ってきました。一番最後までは登らず、景色がまあまあ良い上の写真の辺りでUターンすることにしました。前の日の疲れが何となく残っていて(47㎞、1600mUP)、今日は軽~くでいい…という気分です(;^_^A


マイ・バイクを撮っていると・・・


Oさんが到着しました。
朝一番の急な登りはわたしの方が早いことが多いです。
トータルでは、まだまだ敵いませんけどね。


下りていきつつ。


サン・ポール村まで下りてきました。
下りてくる途中の集落で「野菜売ります」の看板を見たOさんが、車で買いに行ってしまったので、20分ほど待ちました。
わたしにもポロ葱を買ってきてくれました(^-^;


ここからの峠道はこんな感じです。
👇

黄色の矢印のところがサン・ポール村です。
つまり、峠道が険しくなる部分からアタックすることになります。
実はこのグラフは、帰ってきてから見たもので、出発前には「ロードバイクに乗り始めて間もない去年の秋にも登れていたんだから、簡単な山道だったんだろう・・・」というあやふやな記憶のみで登り始めました。
すると、これが思ったよりも全然キツくて、びっくりしました。
最後らへんで9,5%が4㎞なんて、まるで記憶になかった・・・


しんどかったとはいえ、たったの8㎞弱なので、もちろん足つきなしで到着です。
タイムももちろん、昨秋に登った時よりもだいぶましでした。


ここもカラマツがきれいでした。
マイ・バイクを撮影・・・木材が邪魔😂
でも、邪魔とはいえ、これに立てかけて写真撮っているので文句は言えませんけどね。


何の木材かって・・・
峠は工事中だったのでした。その少し前に登ったイゾアール峠も工事中だったけど。


峠から、数㎞だけ反対側に下りました。


これはこの地方にいくつかあるナポレオン山小屋のひとつです。
先日登ったイゾアール峠にもありました。
これ👇

建物の形が大体同じなのがお分かりになるかと思います。
19世紀にナポレオン3世がこの地方の主要な峠に作らせた旅籠のひとつです。


後編(最終回)に続きます。
お読みいただいてありがとうございました。

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