ヴァルス峠でも羊問題&知らん人とランチ
先月、友人Oさんと一泊で南仏の峠道サイクリングに出掛けた時の話です。
1日目はボネット峠(2715m)と、その少し先の地点(2802m)まで麓の町ジョジエ(1215m)から登りました。
2日目はヴァルス峠(2108m)周辺でサイクリング。
これは登ったのとは反対側に下りて、再び峠に戻ってきたときに撮ったものです。
お天気の良い暖かい週末で、登っていると汗かきかきで夏仕様になっていますが、ダウンヒルの際にはもちろん着込みます(^-^;
車を停めている方へと下りていきます。
ちなみに、この道路は峠の反対側にそこそこ大きいスキー場があるため、冬でも除雪されています。通年で開通している峠道としては、国内で一番標高が高くなっています。
峠から少し下りたところにあるフォトジェニックなチャペル。
この辺りにもカラマツが。
南仏方面のお山にはカラマツが多いのです。
車を停めているサン・ポール村までずっと急こう配です。
10%とかね・・・
スキー場がある関係で、近代的な大きな建物がいっぱいある反対側と比べて、峠道のこちら側は小さな集落が2、3あるのみです。
ここまで下りてきたところで、前からカランコロンという激しい音が・・・
これはっ💦
はい、このブログを定期的に読んで下さっている方にはお馴染みの「羊問題」です。
放牧の羊さん達が移動時に道路を行列して、車やサイクリストが通行止めになってしまい、ヘタするとプチ渋滞を巻き起こすことを言います(わたしが言ってる)。
この時は大した数じゃなかったけど、すれ違う時に羊飼いさんと少し話したら全部で600匹ほどいるとのことでした(・・;)
羊さん達を通して、再び出発。
ここら辺も9%と急でした。
さらに下りたところにはクラフトビールの工場があります。
チーズ工場の売店や、道の駅的なお店で買ったことがあり、なかなかおいしいのです。
出発地点のサン・ポール(・シュル・ユバイ)村まで戻ってきました。
ただいま~
ディフェンダー✨
この日の記録👇
まずは、中央のサン・ポールから右の山道を往復、続いて左側の山道(ヴァルス峠道)を往復しました。合計しても1000mにもならない、お気軽サイクリングでした。
この日はサイクリング中はおやつしか食べなかったので、村はずれのテーブルにてランチピクニックをしました。
朝のうちにお気に入りのお肉屋さんで購入した田舎風パテ。
これは激うまでしたΣ(゚Д゚)
Oさんちにあった数少ない食材😅で作ってきたサラダ。
ビーツ、缶詰のコーン、マカロニと保存のきくものばかりとゆで卵でした。
食べていると、峠道から下りてきたらしいサイクリストさんが通りかかりました。
挨拶をしたついでに「よろしかったら、一緒に食べていきませんか」と提案すると・・・
素直に参加してくれました(#^^#)
遠慮されることも多いので、嬉しい♩
近くの町に住んでいるけれど、出身はサヴォワ地方(わたしもよく行くお山地方)の方でした。昨日の夕方、わたし達が今朝最初に登った方の山道から、自転車を木の茂みに隠してハイキングし、標高3000mくらいにある避難小屋に一泊して、今朝下りてきてヴァルス峠道を往復、この後わたし達が昨日登ったボネット峠道に登るつもりなんだそうΣ( ̄□ ̄|||)
「あんまりたくさん食料持ってないから助かった」と喜ばれました。
右の瓶は、さっき地元の食料品店で買ったばかりというローズヒップのジャム。
わたしたちに味見させようと、開けてくれました。
「木の茂みに自転車隠してハイキングしたりするから、万が一盗られても後悔しないような安い自転車なんだよ・・・中古で100ユーロで買ったやつ」とマイ・バイクを見せてくれるサイクリストさん。
乗ってみるOさん。
「わわっ、重たっ!!」
わたし達のカーボン製の軽い自転車の倍くらいある代物でした。
これで峠道サイクリングするってすごい体力です。しかも峠道ふたつとか(◎_◎;)
山スキーも大好きなんだそうで、もしこちらに来る機会があれば自転車でもスキーでも一緒にしましょう、と連絡先を教えてくださいました。
帰りには、最近気に入っているチーズ農協に寄りました。
サヴォワ地方とはまた違ったチーズが色々あっておもしろいです。
1泊南仏サイクリング記はこれでおしまいです。
お読みいただいてありがとうございました。