雪どけの湖の合間を歩く(その1)
前日まで体調が悪かったため、山に行こうかどうか迷った日曜日。次の休みは火曜で予報は雨です。一応準備だけして、朝起きて体調次第で決めることにして、行先だけ前日晩に考えてみます。体調にまだ自信がないため高低差の少なめのところ、そして体調が悪かったことから先週はちょっとブルーだったので、うっそうとした森の少ないところというので探しました。
目覚ましは4時半に合わせ、起きてみたら大丈夫そうです。5時20分に出発。行先はこじんまりとしたマイナーな山塊、タイユフェール山塊。エクラン国立公園と隣り合わせになっている部分です。無数の池や沼が点在し、不思議な風景が広がる場所があり、今まで2回行ったことがありますが、その時に停めた駐車場へ行く道路はまだ冬季閉鎖中のため(おそらく月末にはオープン)、手前の駐車場から林道を長距離歩くよりはむしろ反対側からスタートすることにしました。
湿地帯は2000~2100mくらいの地点で、雪の少なかった今年はもうそろそろ湖の氷が融けてきているころでしょう。
グルノーブルで高速を出て走ること30分、車窓からはグランド・ルース山塊が正面に。
標高1400mのところにある駐車場。うちから約2時間弱でした。もうひとつ手前、1300mくらいのところにも駐車場&案内の看板があったのでまずそこに停めて歩き始めたのですが、まだいけそうだったので再度発進💦 いつもならたった100mの標高差のために車に戻ること自体面倒と思うんですが今日のテーマは「病み上がり」「癒し系」ですから(^^;
既に1台停まっています。日曜だものね。 ただし普通の日曜ではありません。大統領選挙の第一次投票日ですよ~ 日本人のわたしは選挙権がないので知ったこっちゃありません(;´∀`)
歩き始め。7時30分を少し過ぎたところです。
今日は軽い靴です。癒し系ハイキングですから十分です。ふざけた寝巻のようなズボンでリュックも小さいやつです。
ハンチングがおっさんハイカーそのものです。
あ~爽やか・・・健康っていいな!(いや、ほんとに)
滝がザーザーと流れ落ちています。
地図を見て森少なそうと思ったんですが、ここまで少ないとは。これが唯一あった木がちょっと茂ったゾーン。
ものの5分で森ゾーンおしまい(;´∀`)
冬季通行止めになってる方の駐車場はこちらより200mほど高い1600mくらいの標高にあるんですが、森の部分がもう少しありました。
貴重な?森ゾーンを出てまた野原ゾーンへ。
あ、分岐の看板が見えてきました。今日は癒し系なので地図にちゃんと載ってて行き先案内板があるコース中心に歩くつもりです。
エクランの山々もよく見えてきました(右)。
1780mの地点にある分岐点。
歩き続けます。
先ほどの分岐点からGR(特にメインとなるハイキング道)に交わっています。GRのペンキマークはフランスじゅうどこでも白と赤と決まっています。
雪が極端に少ない冬だったようですが、1800mあたりの地点でようやく雪が残っているのを見かけました。この辺りは日当たりが良いので特に早く融けてしまったのでしょう。
この雪にしても今日中に融けてしまう可能性大です。
広大な草原に到着しました。
今日もクロッカスだらけです。
シャレーのような小屋があったのでコースから少し外れるのですが、見に行ってみます。
次回のお宿になるかもしれないし・・・
Σ(´∀`;) だめだこりゃ。壁が1枚足りませんでした。
小屋の前から。
いい場所にあるのに残念です。
地図にも載っているシャレー(放牧業のための)が見えてきました。見えにくいですが左下のあたり、山の麓です。
これは次回のお宿にはならないので(^^; 通り過ぎて道を急ぎます。
こんなに湖&沼だらけの場所に向かいます。
前に見えているのは手前からラ・ピラミッド、ル・タイユフェール、ロシェ・キュラソン。どれもタイユフェール山塊を代表する山と言えます。
あ、癒し系にふさわしくない場所も通らないといけません。
振り返って。車から正面に見えていたグランド・ルース山塊は今日1日を通して眺めることになります。
通過地点のひとつ、ルフュージュ・デュ・タイユフェール前の分岐点(2056m)。夏のシーズンには管理人がいる山小屋です。
湖が集まっている方角に向かって歩き続けます。
影を記念撮影(^^;
春は雪融けで川の勢いがいいです。
前回ここら辺に来た時は確かここら辺でお昼ご飯を食べました。
約1年前です。
👇 5月だったのでもうひとつの駐車場に行く道が開いていたので反対側からのスタートでした。
川幅が広い・・・今日は病み上がり&癒し系なのに勘弁して(;´Д`)
軽い靴で水も簡単に染みてきそう(防水スプレーはかけてますが)なので濡れなさそうな場所を探すのに5分くらいかかりました・・・ザックに引っかけていたストックもここで登場。
この辺りからは雪が結構残っている場所がかなりありました。
振り返って。
小川とも沼とも区別がつきませんが、湿地帯エリアに到着したことは明らかです。
ここでその1は終わりです。その2ではしつこいくらい湖の写真が登場します(^^;