フランスで山歩き

仏リヨン在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

再びシャイヨール(3163m)にチャレンジ

地元の人が略して「シャイヨール」と呼ぶ「ル・ヴュー・シャイヨール(古いシャイヨール、の意味)」は、エクラン国立公園シャンプソール地方を代表する3163mのお山です。
シャイヨールは石ころを意味するカイユーから来ているといい、実際に山全体がケルンであるかのような、石ころがゴロゴロとした印象のお山なのです。
雪がある時期には分からないので、夏山の写真を見てください。
👇

瓦礫の山という感じです。


近辺の道路から。真ん中に飛び出ているのがル・ヴュー・シャイヨールです。
今シーズン初めの11月、まだ雪があまりない時期に、一度登っています。全体で1600mある高低差の半分ほどはスキーを担ぎました。
12月、十分に雪が積もるのを待って、友人Oさんと再び登ることになりました。


日曜のこの日の予報は晴天💖でも、ちょっと寒い時期でした。
麓の村の天気予報は、朝はマイナス8度、午後はマイナス3度のことです。
村から2000m近く高い山頂はもっと冷えると思われます。
あと、強風という予報も・・・
でも「雪が十分にあって、晴天で、暖かくて、風もなくて・・・」と全ての条件が揃うのを待ってると、中々スキーには行けません💦


夏山でも冬山でも、シャイヨールへの最もポピュラーな登山コースは「シャイヨール1600」というスキー場からスタートします。
最後の積雪は2日前で、前日は雪は降らなかったはずなのですが、朝は木の枝に霜が下りてい雪が降りたてのような美しさでした。


シャイヨール1600、その名の通り標高1600mのスキー場です。
こんなに雪がたっぷりなのに、なんとこの時点でまだオープンしていませんでした。
「もったいない・・・」とOさんと言いながら歩き始めました(;^_^A


まだオープンしていないとはいえ、スキー場を歩く時はゲレンデの端っこを歩きます。


数分間ゲレンデを歩いたのち、林道に入ります。
なんか、既に飛ばし気味なOさん。写真の左下にちょこっと写っています(・・;)


20分くらい登ると、プールみたいな場所に到着します。
スキー場の人工雪のための貯水湖なのです。


貯水湖の横の道。
前回来た時はここら辺はまだ全然雪がなく、この先で水溜りが少し凍っていて、ズデーンと転んでお尻を盛大に濡らしてしまったのでした。


林道から離れ、木が茂った斜面を登っていきます。


振り返って。
ここを帰りにも下りるんだそうで、ちょっとブルーです(-_-;)
狭いし、木の枝や根っこ、岩などが左右に飛び出ています。


ややこしいゾーンを抜けて、登りやすい斜面に到着しましたε-(´∀`*)ホッ
と思ったら、ここら辺は新雪が風に吹き飛ばされたようで、その下の硬い雪が露出してツルツル。滑ってとても登りにくいのです。
そういうときのためにフランス語でクトーと呼ばれるスキー用のアイゼンがあるのですが、駐車場でOさんが「新雪でどこも柔らかいはずだから、いらん」と言うので、車の中に置いてきてしまったのでした。Oさんはエキスパートなので、少しくらいツルツルしていても登りますが、わたしにはかなり大変です。軽いものだし、今度からはどう言われようと、いつでも持ってこようと思いました😓


大体同じ場所で撮った11月の写真
👇

この日から数えて、確か3週間前の週末になったと思います。
全然違いますね。
スキーで直接登れるのは、やはり嬉しいです。


森林限界をほぼ越えて、気持ちの良い景色が広がったエリアに到着しました。


羊飼い小屋の近くを通ります。
峠はもうすぐです♩
しつこく、3週間前の写真
👇


11月半ばは、やはりまだ秋という感じですね。


見覚えのある景色です。
ちょっと急なので、ジグザグに登っています。


着いた(≧∇≦)
エクラン国立公園への境界線となっているラ・ピッス峠。ウサちゃんの足跡だらけ🐇🐇🐇
2300m台だったと思います。
前回は、ここからスキーを履くことが出来たのでした。


峠で一枚撮ってもらいました。
駐車場から約800mの高低差を一気に登ったので、さすがにここで休憩でしょ?
とOさんに確認すると「普通やったらそうやな。でも出来ない」
??は?どうした??


「前を歩くグループがあるから、抜かさないといけない」と呟いて、一気に加速してしまいましたΣ(´∀`;)
どうして・・・なんのために・・・😓


仕方なく、わたしもノロノロとついていきます。
峠方面を振り返って。


地形が若干デコボコしていて、Oさんの姿は見えないんですが、だいぶ遠くまで行ってしまったようです。どうやらわたしを待つ気はゼロなようです(T_T)


後半に続きます。
お読みいただいてありがとうございました。

×

非ログインユーザーとして返信する