フランスで山歩き

仏リヨン在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

今季2度目の「石ころの山(3163m)」頂上へ

語源が「石ころ(カイユー Cailloux)」だと言われる「ル・ヴュー・シャイヨール Le Vieux Chaillol」、略して「シャイヨール」にスキーで今シーズン2度目にチャレンジしたときのお話です。


標高1600mのスキー場から出発し、高低差1000mほど登った地点。
中央やや右下に屋根のようなものが写っています。
これはですね・・・


下から見ると、こうなっています。避難小屋なんです。
2021年の夏に撮影したもので、この時はここに1泊しました。
中はこうです👇

薪ストーブなんかは当然、家具も何もありません。
ベッド兼テーブルに使える板が椅子位の高さにあります。
夜はこんな感じです👇

2016年に来た時に撮影したもの。
こんな質素な場所ですが、雰囲気や立地条件は最高で、朝はこうです👇

めちゃくちゃ小さいので、小屋という感じがあまりしなくて、感覚的にはテント泊に近いような気もします。
そして、小屋の周りにはいっぱいアイベックスがいるのです👇

小屋からすぐのところに、水を汲むことができる岩壁があって便利なのですが、そこで撮ったアイベックスの若いオズです。
このように夏山も素晴らしい「石ころの山」ですが、先月の冬山に戻ります。


振り返って。
標高3000mくらいの地点だったと思います。


頂上方面。途中、偽ピーク的な出っ張りが2度ほど現れるのですが、真ん中に写っているのが本物の頂上だったと思います。
ひとつ前のブログに書いたように、一緒に来た友達Oさんは標高2300m台の峠に着いた時、前を歩くグループ(かなり前の方、わたしには見えなかった)を抜かそうと加速してしまって、全くわたしを待ってくれませんでしたΣ(´∀`;)
なので、この日の高低差のうち半分、約800mほどはひとりで歩いたことになります😓


頂上付近の稜線では風が吹き荒れている様子で、雪煙がビシッバシッと上がっています。


頂上はあまりにも風がきついので、一度登頂したOさんが少し下りたところで待っていました。確かこの写真を撮った場所だったと思います。
中央下部に、4人のスキーヤーさんが小さく写っているのですが、これがOさんを奮い立たせた🤣グループで、頂上の少し前でOさんに抜かされているのが遠くから見えていました(;^_^A
「俺はここで待ってるから頂上往復して来いや」と言います。
「そんなに訓練が好きなんやったら、今から頂上まで2往復目したら?」と聞くと「もう滑り止めを剥がしたから、もう一回貼るの面倒」だとのことでした(^-^;


てなわけで、ひとりでささっと登った「石ころの山」頂上。
3163mと特別に高い頂上ではありませんが、まわりに視界を遮る高い山がないため、素晴らしいパノラマになっています。ぐるっと360度ご覧ください。
👇

Sommet Chaillol 11/12/2022
4人グループも下りてしまい、Oさんさえも少し下で待っていたために全くの一人きりの頂上でした。


風がきつくて、とても寒いので写真だけ撮ってさっさと下りることに。
前回に来た時には、お天気は良いし無風で、全く寒くなかったため、頂上ランチが出来ましたが、今日はとても無理です。


最終回に続きます。
お読みいただいてありがとうございました。

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