フランスで山歩き

仏リヨン在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

雪山ランチそして救助隊の登場

先月、友人Oさんと今シーズン2度目となるル・ヴュー・シャイヨール(3163m)にスキーで登った時のお話です。
頂上は、休憩はおろか立ち止まることも辛い突風だったので、少し下りることにしました。


頂上から少し下の動画です(約10秒間)
👇

Descente Chaillol 11/12/2022 (1)
ちょうど良い柔らかさの雪で、そんなに急なところもなく景色は最高。


この写真と大体同じところの景色を、2016年に初めて夏山で登った時に撮っていました。


季節は違えど、雲の感じが似ているように思います。


もう少し下りて・・・(約12秒間の動画)
👇

Descente Chaillol 11/12/2022 (2)
日曜だというのに、わたし達以外に全く誰もいません。
決して難しい山ではないんですが(山スキー初心者のわたしでも登って下りて来られるくらいなので)、よく一人でも登っているOさんいわく、高低差が1600mあるのでそこまでスキーヤーでいっぱいなことはあまりないそうです。ただし夏山ではバカンス時期など、そこそこ来る人は多いみたいです。


出っ張っている岩のところでご飯にすることにしました。
ただ、残念ながらこの岩は上が傾いていて座るのには適していなかったので・・・


スキーを裏向けにして座りました。
少しだけ風がありましたが、岩が風よけになるので快適です。


サラミがなかった代わりに3種類のチーズを持って来ました。
パンも2種類あります。


保温マグのコーヒー。
だいぶ冷めてしまっていたけれど。


ランチ後はさらに下りていきます。
約15秒間の動画です👇



Descente Chaillol 11/12/2022 (3)
あまり人が滑っていない場所を通ってみました。
そして、峠のすぐ手前の稜線の部分(約12秒間)
👇

Descente Chaillol 11/12/2022(4)
遠くから見て、峠にOさん以外にも何人かいるので、休憩している人たちなのかと思ったら・・・


山岳救助隊の方3名と、救助されている方でした。
なんでも心筋梗塞を起こされたんだそうです。


右の方は、救助されている方のお友達でした。


ヘリが近づいてきたので、少し下りました。


お友達はあまりヘリから離れようとしませんでした。
この方、ゲレンデスキーは子供のころからしているけれど山スキーは初心者で、下まで下りていく自信がない、というので(救助された方は上手なんだそう)、一緒に下りることになりました。


頂上から峠までの雪はよい質だったのですが、峠から下は風のせいか、バッサバサになっており、めり込んでターンすることが難しい雪でした。
Oさんが細やかにアドバイスしてあげています。


ここら辺から急斜面になります。


ややこしい部分を滑り終えて。


男性は滑るのは諦めて、スキーを担いで下りて来られました。
ひとりきりにするのは心配なので、一応待っています。


出発地点のスキー場の人工雪のための貯水湖まで戻ってきました。


最後は林道を下りていきます。
そんな風に見えないでしょうが、午後だというのにガッチガチに凍っていてスピードが出て怖い😓


出発地点のスキー場「シャイヨール1600」まで下りてきました。
こんなに雪がたっぷりなのに、先月半ばのこの時点でまだオープンしていませんでした。


駐車場まで無事下りてきましたε-(´∀`*)ホッ
山スキーを初めてからひとつの目標だった「ル・ヴュー・シャイヨール」。
初めのうちは高低差1600mもだけれど、特にテクニック的に全然無理でした。
少しずつではあるけれど、出来ること、行ける場所が増えてきてとても嬉しく思います。
スキーを教えてくれたOさん、放ったらかしにされることもあるけれど(^▽^;)感謝です。


お読みいただいてありがとうございました。

×

非ログインユーザーとして返信する