フランスで山歩き

仏リヨン在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

お菓子のワールドカップと食の見本市

先週末からリヨンで開かれている食関係の見本市およびお菓子のワールドカップに日本の会社の方の付き添いでお邪魔してきました。


4000近くの会社が出展する食関係では最大規模の見本市です。


見本市では、お菓子のワールドカップや、料理人のコンクール「ボキューズ・ドール」をはじめとした多くのコンクールが開かれます。これはパン職人のコンクール「クープ・ド・フランス」。


前日に参加した国の作品が展示されてあります。
宇宙がテーマだったようで、宇宙船や天体に関係のあるモチーフのパンが見られました。


日本の会社の方のお付き合いのあるいくつかの企業の方たちとコミュニケーションをとりつつ、お菓子のワールドカップの会場へと進みます。


会場の観客席が満員のため、入場制限を行っていて入ることが出来ません。


会社が付き合いのあるパティシエさんで、現在はパリの超高級ホテル「プラザ・アテネ」のシェフをされているアンジェロ・ミュサさんにお願いしてみます。
確か前回来た時も入れなくて、この方が助けてくれたんだったような(;^_^A


さっきは「ダメ!入れないよ」と言ったセキュリティの方たちの隣をスルスルと抜けていきます(;^_^A


連れて行ってもらった先は、観客席ではなくてなんと、コンクールが行われている舞台でしたΣ(´∀`;)


ミュサさんからわたし達のお世話のバトンタッチをされたのはラデュレのエグゼクティブ・シェフのジュリアン・アルヴァレズさん。
2011年度の同じ大会でフランスチームを優勝に導いており、超高級ホテル「ル・ブリストル」のシェフをされていた実力派、しかもかなりのイケメンさんでした🤩


ぐるりと会場の様子をご覧ください
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La Coupe du Monde de la Pâtisserie 2023 coulisse
世界20か国の代表選手(パティシエ)たちの緊張感高まる激戦地。
お菓子作りというよりかはスポーツの大会に近いものがあるように思われます。
ちなみに、2日に渡って行われるので1日あたり10か国になります。


飴細工に取り組み中のチュニジア代表選手。


審査員席にテイスティング用のお菓子が配られていました。


注目が集まるフランスブース。


しばらくステージ周辺にいたのち、VIP観客席に連れてきていただきました。
ゆったりとしていてテーブルとか飲み物とかあっていいんですが、観戦するという意味では、真正面の普通の観客席の方が見やすそう(;^_^A (満席だったんで仕方ないんですが)
結果は日本チームが優勝、2位フランス、3位がイタリアでした✨


VIP席にて、お世話になったミュサさんと。


この後、大手乳製品会社のエル・エ・ヴィ―ル社のブースへと移動しました。


エグゼクティブ・シェフの二コラ・ブッサン氏とパティシエのケヴィンさん。
飲み物はイチゴピュレをスパークリングウォーターで割ったものを頂きました。


めちゃくちゃおいしそうなものが運ばれてきました。
どれも、ここの製品の販売促進のために開発されたレシピです。
奥のはパテ・クルート。パイ皮に包まれたテリーヌです。豚肉とウズラ肉、フォアグラ、ピスタチオ入りで、トリュフ風味のフワフワのソースがかかっていました。


一部を除いて、ふたりで分けるのでシェフ自ら切ってくれました。


切るのが上手い✨
ところで、右上のやつ鏡餅みたいじゃないですか!?
ココナッツ&マンゴー味のケーキでした。
その左のは黒ゴマ味、フランスでは珍しいです。


フレンチ・トーストは、フランス語ではパン・ぺルデュ(失われたパン、の意味)と呼びます。塩バターキャラメルソースがよく合います。


右はクレメ・ダンジュ(フワフワムースのクリーム)、左はトンカ豆やバニラビーンズを使ったチョコレートムース的なもの。
どれもおいしゅうございました。


日曜日の今日は、お店の開店準備をしている友人と見本市を回りました。


エスプレッソマシーンも必要なので、朝一番にコーヒーを試飲しつつ各社の営業の方たちにお話を聞きました。


ジャム、コンポート、ジュースなどを販売する大手会社のアンドロスの新製品のピュレソースを全種類(10種類くらい)テイスティングさせてもらいました。
ちょっと怖そうなお顔に写っていますけど、とっても感じの良い優しい営業さんでした。


口の中が甘々になったので(^-^; スペインの生ハムでお口直しです。


日本商品を扱っているフーデックス社。
フレーバーのついた日本酒を試飲させてもらいました。


レジも必要ですね。
POSシステムのソフトウェアの大手、Lightspeed社の営業の兄さんから話を聞きます。
昔ながらのレジと比べて初期費用は掛かるものの、とても便利そう。


レジの写真で終わるのもなんなので、最後においしそうな画像を。
朝ご飯に、おやつに、とフランス人が大好きなヴィエノワズリー(菓子パン)関係の会社の出展は特にたくさんありました。


オーガニックの製粉会社の展示ブース。
おいしそうなハード系のパンがずらり。


ところでこの見本市、出展企業が4000近くという規模もさることながら、写真をご覧になった日本の方にとっては皆マスクをしていないことに驚かれたかもしれませんね。


お読みいただいてありがとうございました。
次回からまたスキー&自転車記に戻ります。

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