フランスで山歩き

仏リヨン在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

頂上が遠い・・・グラン・ガリビエ

夏山で2度登っているグラン・ガリビエ(3228m)に、先月半ばに友人Dさんにリードしてもらって山スキーで挑戦したときのお話です。


途中、急だったり雪が滑りやすかったりでスキー靴に軽アイゼンをつけて登りました。


急な部分がいったん終わったので、アイゼンを外して再びスキーを履きます。
ここまで特に休憩はしていなかったので、この機会に立ったままおやつを食べていくことにしました。


先月の里帰りで買って帰った神戸のお菓子、瓦せんべいを持って来ました。
玉子の味が優しくて、昔から大好きなお菓子なのです。神戸の学校や会社では、イベントや記念日にオリジナルデザインの瓦せんべいを配ったりもします。


瓦せんべいで元気回復、再びスキーを履いて歩きだしたところ。


少し平らなところがあった後は、再び急になってきました。
ジグザクに登っていきます。


奥のとがった山のところらへんが・・・


強風でめっちゃ雪煙がのぼっています(◎_◎;)
これ、そこのてっぺんだけなんだよね・・・わたしたちはこんな風にさらされることはないんだよね・・・と何の根拠もなくポジティブに信じつつ足を進めます。
それが結果から言うと、風がなかったのはここまでと、最後の最後にほとんど全部下りてきて森に入ってからだけで、その間はずっとかなり酷い風にさらされることになりました😓


Dさんいわく、この後さらに急になっていくとのこと。
実はDさん、この1週間前の週末にも自分と同じレベルの山スキー仲間とここに登ったばかりで、トレースはなくてもどこを通ればい良いのか完璧に覚えておられました。
その話を前夜に聞いたわたしが「いいなぁ。わたしも登ってみたいけどわたしのレベルだと無理だな~」と言ったのに対してDさんが「そんなこともないと思うよ、大丈夫なはず」と連れてきてもらうことになったのでした(*´▽`*)


スキーでは登るのが難しい急斜面になるので、再びスキーを担ぎます。
ただし、雪は柔らかいのでスキー靴にアイゼンは付けなくてもいいみたいです。
この日、時間を食ったのはこういったスキー板やアイテムの付け外しでした。
でも安全第一なので仕方ないですけどね。
帰りにも登るところがあって、滑り止めをまた貼ったり、剥がしたり、またその際にビンディングと板の間の雪が凍ってしまって靴が嵌めにくくなってしまったりと、何かと時間がかかりました。


急斜面を登っていくDさん。


Dさんが上から撮ってくれていました。


強風で雪が吹き飛ばされているのが見えるかと思います。
髪もなんかぐちゃぐちゃ(-_-;)


どうやら稜線に到着したみたいです。


嬉しそうなわたし。
ただし、まだ全然頂上じゃないんですけどね(^_^;)


登ってきた斜面を見下ろして。


この景色。ここが頂上というか目的地でも全然問題ない感じです(^▽^;)


ヌッとした感じのお山は、エクラン国立公園最高峰のバール・デ・ゼクラン(4102m)。
アルピニスムでしか登れない、一介のハイキング客には高嶺の花のお山です。


一方、こちらは昔はアルピニスムでしか登れなかったのが、氷河がほぼなくなってしまったことから、装備なしでも登れるようになったエギーユ・デュ・ゴレオン(3427m)。山スキーでも高低差は1700mとそこそこあるものの、そんなに難関な山ではない(今登っているグラン・ガリビエと同程度)だそうです。


頂上まではあと1時間半くらいのようです。
登頂編へと続きます。
お読みいただいてありがとうございました。

×

非ログインユーザーとして返信する