フランスで山歩き

仏リヨン在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

75歳の大先輩とスキーハイキング

以前にも登場したことのある75歳でまだまだ現役山スキーヤーのGさんとハイキングする機会がありました。日が経ってしまって、もう1か月も前のお話ですが、お付き合いくださると嬉しいです。


Gさんとの待ち合わせ地点の駐車場にて。
わたしは10分前に、Gさんは5分前に到着😊


行き先はGさんに決めてもらいました。
雪の量も質も悪くなさそうだったボーフォータン山塊が今回のハイキング先です。


「あれっ、思ったほど雪ないなぁ」とGさん。
雪まで遠そうなので、板はザックに引っ掛けて歩くことにしました。


車を振り返って。
反対側の道へと進むと、比較的すぐに雪に到着できそうなのですが、今回は周回コースを考えてくれているようで、あちらの道から帰ってくることになっているんだとか。


林道を歩いていると長くかかりすぎるので、野原をショートカットしつつ登っていきます。
4月にしてはまだまだ寒くて霜は降りているけれど、雪はほとんどありません。


かなりの急斜面をサクサク登っていくGさん。
ちょっとついていけません(;´Д`)


30分以上登って、ようやくまとまった量の雪がありました。


スキーを履いても登るのが速いGさん。
75歳でこの速さなんだったら、若い頃はどんな体力だったのでしょうか⁉


置いていかれないように必死で追いかけます。


奥に見えているのは、このエリアの中心的なお山「グラン・モン・ダレッシュ(アレッシュの大きな山、の意味)」。夏山で一度登ったことがあります。


一度森林限界を越えたかと思っていたら、また少し森の中を歩くようです。


夏山ハイキングコース通りに登るのは時間がかかり過ぎる!と木がいっぱいの急斜面を近道で登ってくGさん。ハチャメチャぶりも75歳とは思えません💦


木の枝が引っ掛かって登りにくいです(-_-;)


ようやく稜線に出てきました。
Gさんがスピードダウンしているのを見計らって、スピードアップするわたし。
ただ、こっち方面ではなくて、後方の稜線の端っこの高いところまでGさんは登る予定だったんだそうです(^^;)
「でも、ここから一度谷底まで下りるから、別にどっちに登っても大して変わらないよ」とこちらまで来たGさん。


景色が良かったので、写真をお願いすると「そっちへぐるーっと回ってみ。動きのあるいい写真になるから」とGさん。


なだらかな斜面を下りてきました。


川まで下りてきました。
反対側に渡る必要があるそうです。


上から見てると、どこも川幅は狭そうに見えていたけれど、いざ近づいてみると案外渡れそうなところが中々ありません。


何とかいけそうなところからチャレンジするGさん。
身長が185センチあるGさんは足も長くて大丈夫だったけれど・・・


濡れた岩は滑るのでドキドキ。
Gさんに手を借りて、なんとか渡りきることが出来ました。


川を渡った後は、また登ってきます。
ハイキングコースでもなく、誰かが登ったトレースも全くない斜面ですが、昔2,3回来たことがあるというGさん。土地勘があるらしく、地図も見ないでさっさと登っていきます✨


まだ山頂まで結構あるから、ちょっと休憩して何か食べていこう、とGさん。


魔法瓶には紅茶、保温ジャーには野菜たっぷりのリゾット的なものが入っていました。
お腹が空いていたそうで、半分ほど食べておられました。


わたしは甘いものにしておきました。
イチゴジャムのついたお気に入りの駄菓子です。


おやつ休憩のあとは、斜面を登り続けます。
動物の足跡が続いている方向の、稜線の切れ目から反対側に渡るんだそうです。


氷柱の奥に見えているのはモン・ブランです。


後半に続きます。
お読みいただいてありがとうございました。

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