フランスで山歩き

仏リヨン在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

新しい山友さんと嵐の雪山

昨秋、自転車中に知り合った山友のCさんと先月、スキーハイキングに出掛けた時のお話です。Cさんのお友達、M君とH君も途中まで一緒でしたが、行き先がちょっと違ったので別れ、翌日の午後に合流することになっています。


曇り時々雨という、あまり理想的ではない天気予報でしたが、夕方から翌日にかけては晴れということだったので、楽観していたら、すごい風と雪。嵐と言っても過言ではない天候だったと思います(T_T) ちょっと荷物を置くと、あっという間に雪が積もってしまいます。


年季の入った山男のCさんは、このくらいは全然大したことがないようで、ヨユーな感じです。そもそも、夏山でも冬山でも来ていて土地勘がある場所なんだそうです。


わたしの荷物も結構持ってもらっていますが、歩くのが速いのでちょっとトロトロしていると、置いていかれます。こんな天気なので、あまり差が付くと見えなくなってしまうので急ぎます。


きつい・・・と頭のなかで繰り返しながら歩き続けているうちに、若干雪の量、風の強さもましになってきたように思っていた矢先。雲から太陽が薄っすらと見えました✨


目の前の景色も少しはっきりとしたようです。


目の前ばかりか、先ほどは全く見えていなかった周辺の山まで見えてきました。


そして、間もなくもっと遠くの山まで。
空も青っぽくなってきました。


目的地の峠も完全に姿を見せてくれました。
ここまでほぼ視界なしでGPSも見ずに歩き続けてきたCさんには、尊敬の眼差しを向けてしまいました。


峠まで行っても良かったのですが、もうこの時点で4時前。
出発したのが正午ちょっと前、まだ昼ご飯も食べていません。
嵐の中を歩いていた時は辛過ぎ気が付きませんでしたが、だいぶお腹が空いています。


峠を目の前に、軽くランチをしていくことにしました。
これはわたしが持って来たチーズやパン。


Cさんはわたしにとっては、山飯としてはちょっとあり得ない系のご飯を持って来ています。


レンズ豆とご飯をドレッシングで和えたものに、丸のまま持ってきたトマトをナイフで切りつつ加えていました。わたしの持って来たボーフォールを刻んで足して、わたしにも分けてくれました。


デザートにはオレンジ。
他の山友さんのOさんやDさんも、よく山にオレンジを持ってくるんですよね、重たいのに。これも半分もらいました。すみませんね・・・


さて、ご飯を食べて元気になったところで再び歩き始めます。


避難小屋へと向かう編に続きます。
お読みいただいてありがとうございました。

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