ベルドンヌの避難小屋で1泊(その4)
午前中湖巡りを楽しんだ後は大きな荷物を置いている避難小屋に一度戻ります。お昼頃になるのでご飯もそこで食べるつもりです。先ほどは橋があるところまで遠回りしてきましたが、去年の7月に友達と来た時は川幅が狭くなっているところを探して靴を脱いで川を渡って近道で帰りました。その時も水はすごく冷たかったのですが今日は多分氷水ののように冷たいだろうしその勇気はありません。その代わり、川に雪がまだ積もっていて渡れる場所があるかもしれません。それを探すべくとりあえず川辺に近付きます。
今の時期、雪どけ水が流れ込むためものすごい勢いでゴウゴウと流れています。
この辺は渡れそうにもありません。もう少し下流に行ってみます。
おおっ、やったー(^O^)
つながってるところ、ありました。
一番雪が残っていて崩れにくそうなところを探して渡ります。ちょっとドキドキ。
はい、無事対岸(避難小屋がある方)に渡れました\(^_^)/
え~と、避難小屋はどこだ・・・色が地味なので見えにくいんだなぁ。。
あっ、ありました(´▽`) ホッ そちらに向かって適当に登っていきます。
11時35分。間もなく避難小屋に到着です。
荷物を取りに避難小屋に戻ります。小屋の中に思い出ノートがあったのでちょっと開いてみました。3冊ほどありました。
写真を張り付けている人までありました。
一番上の写真は、泊まりに来た若い男子が3人、「僕たち独身です。彼女募集中です。好みは…」自分たちの年齢、身長、目の色、そして携帯番号まで書いてます(^▽^;)
誰か別の人がのちに「それで上手くいった?」とのメッセージを付け足しています・・
さて、お昼ご飯にします。ぽかぽかと暖かいので小屋の前でピクニックです。
その間、濡れてる方々には甲羅干しをしてもらいます。
ゆっくりご飯を食べ、荷物を詰めなおしていざ出発です。13時15分になろうとしています。
まずは川沿いを歩きます。
今年初めてのソルダネル。イワカガミ・・?
雪のない土(草)のところは道の形がなんとなくあります。
石だらけのところでは道の形は分からなくなりますがたまにケルンが作られています。といっても、最近通った誰かが作ったもので、あったりなかったりであまり期待はできません。山歩きのサイトで「あのハイキングコース、地図に載ってるのに道がない」とコメントしている人がありましたがわたしも同感(^^;
行きは小屋という小さいものを探して歩くのでちょっと大変でしたが帰りは峠を目指せばよいのでまだ簡単です。
あっ、わたしの昨日の足跡発見。
これはマーモットの足跡ですね・・・
若干遠回りでも雪の少ないところを歩きます。膝上くらいまで積もってるところもあり、柔らかくなっていて10歩に1歩踏み抜く勢いなので雪の上歩くのしんどいです (;´Д`)
雪が避けられないエリアに来ました。昨日のわたしのトレースがはっきりと残っています。
昨日は峠から最短距離で一直線にズボズボと下りてきましたが、これを登るのはキツいのこんな感じで行こうと思います。ズボズボがだいぶ短くて済みます。
は~、オアシス(雪のないとこ^^;)に到着・・・
しかしこの後ちょっと急です。
一安心できる緩やかなところまで這いつくばるように登って振り返ったところ。
ここらも雪はあるけれどほんの少しです。
さて、峠まであとちょっとです。ふともう少し左手を目指してみたくなりました。その先にはメルレ南岳(ピック・シュッド・デュ・メルレ)がありますが、それに登る勇気も元気も今日はありませんが、少し昨日行ってないところも見てみたいのです。そんな気が起こったのも、こちら側は雪がほとんど融けているからというのもあります。
雪のないところ中心に適当に進んで行きます。
少しずつ登ってみます。結構急な斜面です。
昨日来た時峠の反対側には黄色いプルサチーユがいっぱい咲いていましたが、白いもの(一番よく見る)もありました。
結局稜線の部分までは登る元気がなく、途中から峠側に方向転換(^^;
峠はすぐ下りたところです。
奥がピック・シュッド・デュ・メルレ。
またいつか来ます(;´∀`)
峠に着きます。反対側はピック・ノール・デュ・メルレ。峠を挟んで北と南でセットになってるみたいです。
今歩いてきたところ。
こちらがこれから帰る方向。雪は少なめです。
この辺りにはジョンシアン(たぶんリンドウ)が咲きまくりでした。
・・・今回で終えるつもりだったのですが、帰りに撮った花の写真の数が多く、それに今から仕事に行くのでここで一旦投稿します。次回が最終回です(^^;