フランスで山歩き

仏リヨン在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

峠を越えてお誕生日会へ

先月末に友人Cさんが、お姉さんのお誕生日会に誘ってくれた時のお話、最終編です。
ツールドフランスでお馴染みのイゾアール峠、ガリビエ峠と越えてサヴォワ県へと向かいます。疲れ過ぎていたCさんはガリビエ峠まで登らずに、少し下のトンネルを抜けてサヴォワ県側の斜面に出てきていたので、トンネルの出口で合流しました。


好き過ぎる峠道のトップ3に入ること間違いない、ガリビエ峠からのダウンヒル。
この夏のツールドフランスの第4ステージで、ヴィンゲゴーを峠直前で抜かしたポガチャルが少しずつ差をつけながら下りていった山道です。


ハイキングをしているような美しい景色を惜しみつつ下りていきます。
まだ10月末で暖かい時期でしたが、峠の標高は2600m台。しかも日陰になってダウンヒルのスピードを足すとかなり寒かったです。
やがて標高1400m台のスキー場のある町、ヴァロワールに到着しました。ツールの第4ステージではここがゴール地点でした。
わたし達は、あとまだ少し行程が残っています。お腹が空いたし疲れているので少し休憩したい、でも風が強くて寒い💦


そこで思い付いたのが、買い物をした小さなスーパーに隣接したコインランドリー(^▽^;)


ガラス越しに買い物をしたお店が見えています。
コインランドリー内には注意書きが貼ってありました。「動物は連れて入らないでください」ともう一つ何かありましたが、「飲食禁止」とは書いてなかったのでここでピクニックしていくことにしました。


定番中の定番、パンとチーズとサラミです。
他にスーパーで買ったばかりの飲むヨーグルト的なものと、ジャムを挟んだクッキーも貪り食いました(^▽^;) この後、何ともう一つ峠が残っていますから・・・


この日最後の峠、テレグラフ峠。
こちら側からガリビエ峠に登る場合の前菜的な峠として有名です。世界的に有名なガリビエ峠の陰に隠れがちですが、平均7,1%が12㎞と馬鹿に出来ないキツさです。


峠には1年に1度の割合で作り直される藁細工の像があります。サイクリストかスキーヤーであることがほとんどですが、確かトレイラー(トレラン選手)も見たことがあったと思います。


テレグラフ峠から850mほど下りてきました。残す道のりは僅からしいので、Cさんのお姉さんの誕生日会に間に合いそうですε-(´∀`*)ホッ
120㎞以上、高低差も大きいロングライドなので時間が大丈夫か気になっていたのでした。


クレープパーティーでした(*´▽`*)


そば粉のクレープに地元産のチーズのラクレットやルブロッション、ハム類、炒めたマッシュルームや生クリームなどを載せて食べます。わたしがイゾアール峠の麓で買い求めたチーズのブルー・デュ・ケラも早速登場しました。


お誕生日ケーキが登場するものかと想像していたら、デザートもクレープでした。
Cさんのお姉さんが「大袈裟なケーキとかはいらないから」と希望したからだそうです。


デザートのクレープは普通の小麦粉の生地で、ニュテラやマロンクリーム、蜂蜜、手作りジャムを載せて食べました。


この日のライド記録。
123,8㎞ってどこがロングなん?と思われる剛脚のサイクリストさんもおられると思いますが、100㎞以上はわたしにとってロングなのです(^▽^;)
獲得標高も久しぶりに3000m超えました。


お読みいただきありがとうございました。

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