イタリア・アオスタ渓谷へ
少し前に速報としてちょろっと書いたのですが、イタリアに別荘として古い民家を買った友人夫婦が先月下旬に招待してくれました。アオスタ渓谷地方というお山地方で、行くのは初めてです。
モンブラントンネルを通って高速を使えばそう遠くはないのですが、トンネル通行料がとても高いうえ、先月はそのトンネルに手軽にアクセスできる峠道がまだ冬季閉鎖中だったので、通年で開通している仏伊国境の峠道のひとつ、モンジュネーヴ経由で行くことにしました。
峠の国境部分。警察や税関係員が建物の周辺に数名いましたが、いちいちこちらをチェックすることはなく、暇そうに談笑していました。空港とは全然雰囲気が違います(^▽^;)
やった~\(^_^)/
イタリアに入国しました♪
ハイキングやサイクリング中に何気に国境を越えてイタリア側に入ることもありますが、やっぱりわざわざ車で行く旅行ってなると別のワクワク感があります。
ふと、イタリアではあまり運転をしたことがないことを思い出してドキッ。
交通ルールや標識はフランスとほぼ同じ・・・なはずだよね?ね?(誰に聞いてる)
あっ、ひとつ違うことがあります。フランスでは行き先看板の色が青は高速道路、その他の道路が緑なのですが、イタリアはその反対でつまり、日本と同じです。
お山の景色や、村の感じはフランスとあまり変わらない気がします。長い山道を下り、平坦部分に入りました。
山道の運転に疲れたので(その前にスキーハイキングもしていたし)、休憩を兼ねて通りがかったスーパーマーケットに入ることにしました。おお、さすがはイタリア、停まっているのはフィアット車が圧倒的に多いです。
フランスでは見たことのないチェーン店です。この後も、このお店は何軒も見かけました。カルフールとかオーシャンといったフランスのスーパーもイタリアに多く出店しているイメージでしたが、今回のアオスタ遠征ではほぼ見かけませんでした。
色とりどりのパスタ💕
外国のスーパーってウロウロするだけでも楽しいですね。
さすがはイタリア、オリーブオイルの種類が半端ないです。フランスでも大きなスーパーだと10種類くらいはありますが、全然比じゃありません。自宅用と、次男の彼女ちゃんにもお土産に一本ずつ購入。全然分からないので、ラベルが可愛いやつを選びました(^▽^;)
高速代をケチって地道だけで行ったので、かなりかかってしまいました。しかも夕方で交通量の多い時間帯。途中で疲れて停車したかったのですが、なぜか道路沿いに駐車場、駐車スペースが全然なくて(フランスと比べて)仕方なく運転し続けます。
イタリア北部の大都市トリノの幹線道路は行き先がいっぱいあり、車線も多いのでナビは入れていたけれど、間違えないか緊張しました。何とか正しい行き先で出て、しばらくお店の多いゾーンを走ると、ようやくお山に囲まれたエリアに入ってきました。
行き先にも「アオスタ」が出てくるようになり、どうやら無事アオスタ渓谷と呼ばれる地方にやって来たようです。
友達夫婦の住む集落はグーグルマップに入っていないので、友人の説明に従って進みます。途中、分岐点を行き過ぎてしまってUターンするというハプニングがあったくらいで、何とか集落までやって来ました。
と、同時に心配した友人から「どうしたの?迷子になっちゃったの?」とメッセージが来ました。「もう村のすぐ手前にいます」と返事しました。
迷ったのではなく、高速代ケチったから時間がかかってしまったんですよね・・・
正確な番地は聞いていませんでしたが、奥の方に向かって進んでいくと、見慣れた友人夫妻の車が停まっていたので、その隣に停めました。
「よく来たね!疲れたでしょう」と迎えに出てきてくれた友人。「イチジクの木があるんだけど、まだ実が熟していないんだ」
ううう、残念。イチジク大好きなんです。
友人夫婦の愛犬、フィルー君も出て来てバタバタと喜んでくれている気がしました。
ここを入ると、ダイニングキッチンと小さな部屋ふたつがありました。ダイニングキッチンは工事中で、明日明後日も業者さんが来るとのことでした。ごちゃっとしていたので、写真は撮りませんでした。
これは完全に工事が終わっていた2階の寝室部分。
お山のシャレーっぽくてとっても素敵💕
寝室はもうひとつあり、ほとんど自分たちで改築したんだそうです。
この梯子も確か胡桃の木、って言っていたと思うんですが、手作りなんだそうです。
モダンでおしゃれなバスルーム。水回りはさすがに業者さんに頼んだ部分もあったそうです。
この家で一番古い部分という一階、というか地下(斜めになった土地に建っている)に案内してもらいました。
何と17世紀建築なんだそうです。
このお二人のフランスのおうちも古くて18世紀だかそれくらいの建築なんですが、唖然としてしまいます。何人の人たちが、いくつの家族が、ここで暮らしてどんな歴史を見てきたのでしょうか・・・
続いて「この家の一番素敵な場所に案内するよ」と言う友人Fさんに付いていきます。
何と屋根の上でしたΣ(´∀`;)
フィルー君の一等席でもあるそうです。
黄昏てじっと動きませんでした。
お読みいただきありがとうございました。


















