アオスタ渓谷2日目
友人達がイタリアのアオスタ渓谷に買ってリノベが終わりつつある別荘に先月下旬に招待してくれた時のお話、2日目です。
朝ご飯はパンとコーヒーというシンプルなものですが、バターや地元の蜂蜜、奥様Cさんの手作りジャムのおかげで充実した食卓です。
コーヒーにはこだわりがあるみたいで、フランスの彼らのおうちに行ってもいつもイタリアで買ってきたというコーヒーが出てきます。
パンにバターとジャムをたっぷり\(^_^)/
これは確かアプリコットジャムだったと思います。そういえば、お邪魔したときの朝ご飯で市販のジャムが出てきたことは一度もありません。
晩ご飯は比較的軽い目のことが多い友人夫婦ですが、朝はかなりガッツリと食べるんです。フランス人は全体的に朝は小食の人も結構多いんですが(もちろん人によります)、もう引退したとはいえ酪農・放牧の仕事を何十年とされてきたお二人なので、朝はしっかりと食べる必要があった名残なのかもしれません。
ところで、テーブルの奥に地図と山スキーのコースの本が置いてあります。実はこの時、コンディションさえよければモンテローザで山スキーをしようと言われていました。しかし、今シーズンは雪が少なく、5月はお天気も良くて雪どけがかなり進み、おふたりがこの10日ほど前に行った時は2時間もスキー板を担いだそうです。その10日後なら雪まで2時間半以上かかりそうなので諦めたのでした。初めての4000m級を楽しみにしていたのに残念😭
スキーがダメなら自転車ですよ~✨
最近知ったのですが、友人Fさんは自転車も乗るのでした。奥様のCさんは全く乗らないので、愛犬フィルー君を連れてハイキングに行き、お昼にどこか景色の良いお山で待ち合わせて、みんなでピクニックをしようという素晴らしい計画が出来ました。
おふたりが住むのは標高600mくらいの斜面にある村です。全体的にお山地方なので、わたしの大好物の山道はいっぱいあります(^▽^;)
奥の真ん中に見えるのはモン・ブラン。いつも見ているのとは真裏になり全然形が違うので言われないと分かりませんでした。
お山の説明をしてくれるFさん。
この辺りに別荘を買ったのは偶然ではなく、親戚がいて子供のころから馴染みがある地方だからということでした。
りんごの花が満開でした。
ここはフランス国境にそこまで近いというわけではないのに、町や村、峠の名前がやたらとフランス風なことが多くて意外に感じました。
今から向かうのは、一番下に書いてあるジュ―峠というところだそうです。
着きました。楽過ぎず、キツ過ぎず、いい感じで登れる山道でした。
モンテローザハイキングコースという行程の通過地点になっているようでした。
峠の反対側に下りていきます。
うわー、フランスで見たことがあるようなないような、ちょっとだけ違う雰囲気でワクワクします。新緑と遠くの雪山という組み合わせは爽やかで、7月にもなると緑の鮮やかさは落ち着いてしまい、雪も限られたところにしか見られなくなるので、初夏限定の絶景です。
牛さんが放牧されているエリアに下りてきました。
顔が白いし、茶色が濃いのでフランスによくいるアボンダンスかなと思ったら違って、ここらでよく見られるローカル種(名前は忘れた)だということでした。
何頭かはスキップするように軽やかに走り回っていて、よく見るとほっそりとしていてまだ若い牛さんだと分かりました。Fさんは「多分秋に生まれた子達で、放牧は初めてなのかもしれない」とのことでした。やっぱり、牛さんも広々とした外に出してもらうとウキウキするんでしょうね。
3種類の違った品種の子達が一緒になって寛いでいました。
可愛い~
ここら辺で作られるチーズの看板がありました。
アオスタ渓谷はかなり広い地方を指し、ここは正確にはアヤスの谷と呼ばれています。
牛さん達のところからしばらく進むと、ついに憧れのモンテローザが見えてきました。
後編に続きます。
お読みいただきありがとうございました。













