ジロの通る峠道を走った
先月に友人夫妻に誘われてアオスタ渓谷に初遠征したときのお話です。モンテ・ローザで山スキーをするつもりだったのが、雪まで板を担ぐ距離が長すぎた(2時間半…)ので、諦めてサイクリングに変更したのでした。
ピクニックをした地点から少し上に行ったところに大きなシャレーがあるので見に来ました。ここはチーズ農家で、立て掛けてある細長い板は、チーズを熟成するのに載せるための棚なんだそうです。
中を見学できるので、覗いてみてびっくり。農家、って規模ではありませんでした。
でも職人の方がふたりでひとつひとちう丁寧に塩水で表面を拭いておられました。
夏のシーズン中はここでチーズを買うことができ、軽食や飲み物を出すカフェとしても機能しているそうですが、この時はまだ営業していませんでした。
建物の目の前には可愛らしい池が。
イタリア版ツールドフランスとも言えるジロ・ディタリアが5月30日の行程でこの辺りの峠道・山道を通るらしくて(これは前月のお話)あちこちに横断幕が飾っていました。
特に、シャンポリュックという町はステージゴール地点に設定されているため、他所より飾り付けにも気合いが入っていました。
そこまで標高が高い地方ではないけれど、モン・ローズやマッターホルンの麓で、どこに行っても素晴らしい眺望が広がっています。
ヒルクライムは好きだけど、下りはあんまり好きではないという友人Fさんは、車で来てハイキングをしていた奥様のCさんの車で一緒に帰ろうと思っていたそうなのですが、わたしが「え~っ、もったいない・・・わたしは自転車で帰ります」と言うと「じゃあ僕も付き合う」と、特に必要ない登り返しまで付き加えて(車の多い道路を避けるため、だそうでしたが、大して車は走ってなかったっぽい🤣)、1時間半くらいかけて帰宅しました。
Fさん達のおうちの手前で出会った酪農家の方たち。
このうち片方の方が夜に遊びにきて、その理由が何と「日本には昔か興味があったんだけど、本物の日本人に会ったのは初めてだから、少し話がしたくてお邪魔した」とのことでしたΣ(´∀`;) 大都会ばかりか今どき、小さな町でも日本人ではなくてもアジア人は結構見かけるものですが、この辺りに住んでおられる方たちは、ぱっと見ヨーロッパ系の人がほとんどのようでした。
この日のライド記録。バラエティに富んだ素晴らしいコースでした。
さて昨日も書きましたが、彼らのおうちら辺は電波がなくて電話は出来るけどネットが出来ません。村はずれにあるお城の廃虚みたいな高台が一番電波があるということでお散歩がてらメールの返事などを打ちました。
お待ちかねの晩ご飯\(^_^)/
今日も野菜たっぷりの食卓です。
写真に撮らなかったけれど、メインはリゾットでした。そんなにリゾット大好きってわけじゃないけど、なぜかやたらと美味しくていっぱいお代わりしてしまいました(;´∀`)
昨日切ったイチゴがいっぱい残っていたので、少しお砂糖をまぶしておいたそうです。良い香りの汁が出てシロップみたいになっていて、フレッシュチーズと食べても昨日とは違った味わいでした。
3日目に続きます。
お読みいただきありがとうございました。









