フランスで山歩き

仏リヨン在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

懐かしいOさんと過ごす午後

わたしの山スキーとロードバイクの師匠である友人Oさんと久しぶりに一緒に自転車した日のお話、午後編です。


午前中はクロワ・ド・フェール峠とグランドン峠にクライムする約70㎞、2044m🆙のサイクリングをしました。

駐車場に戻ってから、キャンピングカー仕様のOさんのワゴン車で少し遅い目のお昼ご飯にしました。


「最近のお気に入りのパン屋」で買ったという美味しいパンと知り合いの農家の山羊チーズ、贔屓にしている肉屋さんのサラミという、案外グルメな!?Oさんセレクションのアイテムたち。


わたしからはフェタとオリーブ、ミント入りのギリシャ風サラダとゆで卵。

少しゴロゴロしたあと(わたしはそうでもなかったけど、Oさんが疲れてた)、太陽で温まったプラスチックの袋に入った水を使った簡易シャワーを使うか?と聞かれたけど、いくらあまり人気がないとはいえ駐車場でシャワーする気はしないので😂遠慮しました。


シャワーを終えてさっぱりしたOさんが「それはそうと、俺の新しいスキー靴見てくれよ。カッコいいし軽いのよね、これまた」と見せびらかしに出してきたのですが・・・

何とインナーシューズが入っていなかった😱どうやら忘れてきた様子です。自宅に取りに帰るのには往復で2時間くらいかかります。

実はこの翌日と翌々日はスキーの予定だったのでした(一か月ほど前のお話です)。

「なんてこった!仕方ない、スポーツ店ででも借りるか」とOさん

わたし「え、でももう7時だし、お店閉まってるよ」(フランスでは日本みたいに夜遅くまでお店は開いていません)

普通はそこで諦めるかと思うのですが、Oさんは周辺で開いていたカフェのお客さんや従業員に「この中で山スキーする人はいないか?スキー靴、ってかインナーだけでいいんだけど貸してほしいんだ」と聞きましたが、あいにく良い返事はありません。


それでも諦めないOさん。なんと通行人何人かに「君はこの近くに住んでる?山スキーするかい?うちにスキー靴ない?サイズは?」などと話しかけます。でも「ゲレンデスキーしかしない」「うちがこの近くではない」といった返事しか返ってこなかったので、それならばと民家のチャイムを鳴らして「スキー靴のインナーシューズ貸してくれませんか」とお願いしてる🤣🤣

3軒目くらいで、山スキー用の靴はあるという人がいたのですが、残念ながらサイズが大き過ぎたのでした。この後の予定もあったのでここでギブアップ。翌日はOさんはスキーなしの歩きでのハイキングという形で参加することになりました。

その予定とは何かといいますとですね・・・


あっ、到着しました。

わたしのブログを見てくれてコメントをくれたワーホリでフランス滞在中のJP君という男の子です。まだ明るいけど、これで夜の9時過ぎです。お仕事を終えた金曜夕方にレンタカーで出発、無事アルプスの麓であるここル・ブール・ドワザン近くの駐車場までやって来てくれました。慣れないフランスでの運転で道も間違えず、お見事だったと思います。

JP君は山スキーが大好きで、ワーホリに来るにも何と日本からマイスキーを持ってきたと聞いています。連絡はこの少し前から取り合っていましたが、会うのはこの日が初めてでした。


まだ明るいけれど、間もなく日が暮れ始めるのでささっと自己紹介し合ったあとはすぐにOさんのワゴン車に全員の荷物を移して1台で、午前中にOさんと自転車で登ったクロワ・ド・フェール峠へと向かいます。

JP君もロードバイク乗りで、最近はあまり乗っていないとはいえヒルクライムも好きなんだそうです。歳もこの時まで聞いていなかったのですが、長男と同い年の25歳でした。


クロワ・ド・フェールに着くころにはほぼ真っ暗になりつつありました。

ワゴン車内でパスタを茹でて瓶詰トマトソースをかけたディナー。他にポテチやビール、生ハムやチーズにパンもありました。デザートOさんが持ってきてくれたヨーグルトでした。

パスタとソースもOさんからでした。気が利く(^^♪ありがとう、Oさん。


ちょっと狭いけど、無理やり3人で雑魚寝しました。

快適、とまでは言えないけどまあまあ寝られました。


翌朝編に続きます。

お読みいただきありがとうございました。

×

非ログインユーザーとして返信する