リベンジ!グランド・ムシュロール(2284m)その1
プチット・ムシュロールから見たヴェルコール山塊
たまーに気分転換に行きたくなる山、ヴェルコール山塊。南北に50キロにも及ぶ城壁のように連なった山頂が印象的です。が、印象的過ぎて、特徴的過ぎて、そんなにしょっちゅうは行きたくはならないのですが、しばらく行かないと、ずんずんと伸びていくあの城壁が無性に見たくなるのも事実です(^^;
5月に山塊の南部にある最高峰のグラン・ヴェイモンに登りましたが、今回挑戦するグランド・ムシュロールは山塊2番目に高い山。昨年5月に友達と来た時に残雪と強風のため断念しています。その日はグランド・ムシュロールのすぐ手前にある二姉妹峠、これはその更に一か月前に積雪のため撤退しており、この峠はリベンジすることができたのですが、その直後に新たなリベンジの対象を生み出してしまったのでした・・・
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1時半就寝、4時に目覚ましを掛けていたのに3時前に目が覚めてしまい、もう寝付けそうになかったのでさっさと起きて朝ごはんを食べて3時半に家を出ました。2時間もかからない行き先なのに・・・
久し振りに山で日の出を見られると思ったのですが、高速で2か所夜間工事の区間があり、後者は2、3週間前から高速の電光掲示板に書いてあったので分かっていましたが、うちからすぐのところも閉まっていて高速に入れず、どこまで閉まっているかも分からなかったのでかなりの距離を地道で走ったため、合計1時間近くのロスに(;´Д`)
日の出は車の中からでした。。
駐車場が近付いてきます。残念ながら完全に明るくなってしまいました。
駐車場に着いたのは5時50分。
1229mの地点になります。今日目指すグランド・ムシュロール、その前に通過する二姉妹峠はともに地図上のコースではないので行先案内板には書いてありません。が、とりあえずソルダネル山小屋方面に登ります。
準備して出発したのは6時です。
ソルダネル山小屋の案内。ソルダネルとはイワカガミのこと。
ごく小規模ながらスキー場の一部になっています。リフトから近い位置の森の中を歩きますが、リフトの初めと終わり以外は交わらないよううまくハイキング道が作られています。
この辺りは地図上のコースなため、ペンキマークがあります。
黄色いジョンシアン
ブルエ・デ・モンターニュ
もう、なんだか咲き乱れています。
辛うじて朝日に照らされるヴェルコールの山々。もっと早く着きたかった(T_T)
白く一列並んだうち左の最後の大きな出っ張りが山塊最高峰、5月にも登ったグラン・ヴェイモン。さらに端っこに独立して聳え立つのはモン・テギーユ。
百合(リス・マータゴン)があちこちに咲いてました。
二姉妹が顔を出しています。手前がアガット姉さん(2194m)、奥が妹ソフィー(2162m)。その間が峠となっています。
土が・・・カラカラに乾燥しています(;´Д`)
6時25分、ソルダネル山小屋に到着です。
朝の気配はなくなりつつあります。
山小屋の人たちのものと思われる車。
ハイキング道と一度交わる林道があるのでここまで上って来られるようですが、もちろん一般車両は通行禁止です。
グランド・アストランス
この辺りは白っぽい花が多いです。
夏の終わりにローズヒップになるやつですね。
6時35分、プレ・アシャール(1610m)に到着。
この後、二姉妹峠の麓に向かうことになります。昨年5月に友達と来た時は別の駐車場からでしたが、その1か月前にひとりで来た時は今日と同じ駐車場に停めて、この分岐からパ・ド・ロイユ方面に向かい、その途中コース外の道に分岐して峠に近付く、という行き方をしましたが、それではロスがあり過ぎます。だいぶ通り過ぎてから戻りつつ登っていくことになるのです。もっと直接麓に到着したい・・・
・・・と思って分岐から何となく踏みならされている道っぽいところを適当に上に上がっていったら、「二姉妹峠」の手作り看板が付けられていました✨ ただしこの看板、釘1本で留められているため、くるりと半転して下向いちゃっていたのでわたしが直しました(^^;
この程度の細々とした道ですが、まあ二姉妹の方向に向かって歩くだけなので万が一道が不明瞭になってもそう困ることはなさそうです。
ベルドンヌ山塊、エクラン国立公園方面
色とりどりです。もう1か月もすればこれだけの種類は期待できなくなるでしょう。
乾燥した山塊であるヴェルコールではなおさらのことです。
振り返って。
蘭系の野草も2種類くらい見かけました。
花だけでなく、モミの木も育つ時期です。
薄紫に黄色が鮮やかなアスター・デ・ザルプが現れ始めました。峠を越えた後で登ったグランド・ムシュロール周辺にもたくさん咲いていました。
二姉妹に近付いてきました。
まだあまり登っていませんが、花の写真が多くて長くなってきたのでその1はここで終わりにします。