クロワ・ド・ベルドンヌ(2926m)へ その2
ベルドンヌ山塊の最高峰、グラン・ピック・ド・ベルドンヌ(2977m)。アルピニストにしか登れない高嶺の花ですが、そのすぐ隣に位置するクロワ・ド・ベルドンヌ(2926m)は装備なしでも登ることができます。先月末にチャレンジしました。最短距離のピストン(累計標高差1560m)か、別の駐車場から出発する周回コース(1730m)かの可能性がありますが、日照時間の長い今の季節、せっかくなので周回で行くことに。
お天気はいまひとつ・・・予報は晴れ時々曇りでした。
森を抜けて開けた場所に出てきました。高いところから流れてきた川が蛇行しています。
遠景にシャルトルーズ山塊
あっ、分岐の黄色い看板が見えてきました。
1676mの地点にある小さな橋が次の分岐地点になっていました。
この小川が谷に流れて込んでいきます。
・・・で肝心の橋ですが、、壊れています(;´Д`)
渡れる川幅ではない・・と一瞬本気で焦りましたが、少し川下に木の板が架かっていました(´▽`) ホッ
まずは川の上流に向かって歩いていくようです。
なだらかで分かりやすい道が続いています。
途中先ほどと同じ川の上流を越えます。
下界やベルドンヌ山塊の向かいにあるシャルトルーズ山塊では晴れているようです。
経由地のひとつである山小屋が見えてきました。
山小屋の前でふたりほど人影が見えました。わたしが今日歩くコースはここで一泊して2日間で歩くことも可能です。
ジャン・コレ山小屋。ただしハイキング道は小屋の前まで行かなくても次に進めるようになっているので寄らずに直接次の経由地である湖へ向かいたいと思います。
湖、山頂方面はガスってます。
先ほどの分岐からほんの30秒ほど行った先に手作りの看板が付け加えられていました。・・・が、つい先ほどの看板とコース時間がかなり違います(@_@)
黄色のオフィシャル看板では50分と書かれていたブラン湖は1時間30分、同ラ・プラ山小屋4時間25分がこちらでは5時間45分です。どっちなんでしょうか?
とりあえず歩き続けます。
行先は相変わらずの曇り空。
ジュバルブとよばれる夏にあちこちにみられるサボテンの花みたいなやつです。花になってるのは今年初めて見ました。
ほんの少し青空も覗きます。
こちら側にも滝はあります。
このまま青空が広がってくれるといいんですが・・・
高い山の雰囲気になってきました。
上の方が盆地状に平たくなっているので、あの辺りに湖があるのかも。
平たいところに到着します。ドキドキ。
あ~やっぱり湖が隠れていました✨
初めにまず見えたのはおまけの小さな湖で、メインの大きな湖であるブラン湖はそのすぐ左にありました。
Lac Blanc(2161m)に到着。
写真の情報で見ると先ほどの分岐からは58分経っています。・・・おそらくオフィシャル看板での「50分」に疑問を持った人たちが「1時間30分」の看板を付け足したのではないかと思います。「その1」で森の中での分岐でコースタイムとどっこいどっこいで(荷物も決して重くなく朝いちばんで元気もあるのに)かなりショック、、と書きましたがもしかしてここらへんの分岐地点にある行先案内板のコースタイムはすごい健脚の人が周りと相談せずに次々に決めていったのかも^_^;
奥に見えるのが左からグラン・ピック・ド・ベルドンヌ、ピック・ソントラル、そして今から登るクロワ・ド・ベルドンヌです。
この湖も氷河湖の地形をしています。この後氷河の隣をすぐ歩くのですがそれがかつてはこの位置まであったのでしょう。
その2はこれで終わりです。