フランスで山歩き

仏リヨン在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

1年ぶりにジュラへ(その2)

子供たちを東フランスの祖父母に受け渡した後はドライブしながらお気に入りの食べもの関係のお店をいくつか回りつつゆっくりと帰ります。


ジュラワインの中心地、アルボア。東京にも店があるイルサンジェはわたしのお気に入りのチョコレート屋さんです。といってもケーキ類や菓子パン、キッシュなどチョコレート以外にも結構色々売ってます。


キッシュや塩味系タルト、パイ包みなど。一番右はパテ・アン・クルート。お肉の部分が空気に触れて乾燥したり変色したりしないようにアルミを掛けてるのでしょうが、肝心のお肉(詰め物)が見えなくて残念です。
なぜフランスではお菓子屋さんでキッシュとか塩味系のものがよく売られてるのか不思議に思われる方もあるかもしれません。お菓子のことをフランス語でパティスリーpâteisserieといいますが「pâte」とは元々、小麦粉を捏ねて作った生地のこと(現在ではパスタのことも)。昔は小麦粉の生地をつかったものがすべてが「パティスリー」で甘いのも塩味のもすべて職人(パティシエ)の仕事だったことの名残だそうです。


店はとっくに開いているものの、ケーキ類はどんどん厨房から運ばれてきている最中です。


プチ・ガトーもまだまだ全部で揃っていません。ここのチョコレートエクレアとレモンタルトが大好きでいつもそのふたつを買うのですが、聞いてみたらエクレアはまだあと30分ほどかかるそう。今日はレモンタルトだけでいいか…レモンではなくライムのタルトでした。


そしてお目当てその2は菓子パン。クロワッサン、アーモンドクリーム入りクロワッサン、ブリオッシュ、そしてこれは新顔というか今まで見たことがなかったのですが、奥に写っているパン・オ・レザンです。どれもかなり小さめなサイズです。ひとつづお願いします。


暑いし、チョコレートは今日はいらんか・・と思っていたのですが、目の前にあるとやはり欲しくなります。今度来るのはいつになるか分かりません!少しだけ量り売りで入れてもらいます。ここので好きなのは柚子風味のガナッシュ「ギンザ」(多分日本のお店があるのが銀座界隈なんでしょう・・)、カシューナッツのプラリネ(珍しい)、ピエモンテ産ヘーゼルナッツのプラリネ、塩味ガナッシュ(アルボア周辺はもともと岩塩で栄えた地方であります)などなど。ひとことで特徴を言うとすればとっても繊細でキレのあるチョコレートです。そんなにチョコレート命!ではないわたしでさえ時々無性に恋しくなる味です(^^;


今回は買いませんが、色々なスペシャリティがあります。一番有名なのは冬場のマロングラッセで、グルメな人たちの間では全国レベルで知られているくらいです。


年代物のレジで計算をしてもらいます(^^;


1年ぶりに来られて大満足♡


イルサンジェはテラス席もあるのですが、わたしはいつも別の店に行きます。


同じ広場の一角にあるカフェ。昔は古ぼけたどうってことないカフェだったのですがいつの間にか持ち主が変わったのか改装されスタイリッシュに変身していました。ここはおいしいコーヒーを使っていて(店によって、というか仕入れている豆屋さんによってはまずいところも割とあります)、値段も普通(エスプレッソで1,5ユーロ)、そして地下にあるトイレがとってもきれいのです♬


古い建物なので階段を降りると地下はこんな感じです。


はい、これが噂の( ´艸`)きれいなトイレです。


おやつ兼トイレ休憩を終えたらアルボアの町を後にします。


その3に続きます。

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