randonneuseのブログ

フランス在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

セルス山塊 湖の間を縫って山小屋へ

夏休み最後の3日間はイタリアに近いセルス山塊で山小屋ふたつを泊まり歩いてハイキングをしてきました。


お昼ご飯休憩をした直後に50歳くらいの男女4人組が前から歩いてきました。今日初めて出会うハイキング客です。7月の最終週末というのに案外誰も歩いていなくて意外です。この人たちはわたしと同じコースを逆回りで歩いているとのことでした。


登ってきている谷を振り返って。少し雪が残っています。谷をそのまま下っていくとヴァロワールの村にたどり着きます。ヴァロワールもわたしが出発したヴァルメニエ村同様、スキー場を擁する村です。


何かの頂上・・というわけではないんですが十字架がありました。


花咲き乱れる中、峠に到着しようとしています。


分岐が見えています。


わわ、湖も見えてきています。キレイ(*‘∀‘)


プラニェット峠(2525m)に到着しました。時間は1時を過ぎたところです。


湖は大きいものがふたつあります。こちらは向かって左にあるLac Rond …ロン(丸い)湖です。


こちらが右側のLac du Grand Ban グラン・バン湖。雪渓の上で遊んでいる子供たちがいました。うちの子たちも一緒だったら間違いなくここで滑って遊んでたと思います(^^;


ところでこのふたつの湖のすぐ手前までこの春にスノーシューで来ました。別の駐車場から出発してグラン・バン湖まで別の峠を越えてやってきました。雪が積もっていて分かりにくいですが、湖の畔になります。👇

ここでお昼ご飯にして折り返したのでした。この時、夏に来てみたいなと思ったのが実現しました(^^♪


湖までまず下りて、セルス峠を目指します。


峠ですから、当然またアップダウンということになります。
奥に見えるのは隣の山塊、グランド・ルース山塊のシンボルであるエギーユ・ダルヴ(3つセット)です。

峠までもうすぐです。


そのあと下ります。
空が先ほどから怪しくなってきていましたが、ついにポツポツと降りだしました。


眼下に見えてきたのは・・・


Lac des Cerces セルス湖です。
先ほどの峠といい、この湖といい山塊の名前と同じ「セルス」なので、どんな特別なとこかと思ってわざわざ通り道でもないのに寄り道したのですが、フツーのとこでした(;´Д`)


さて雨も降ってることだし急ぎ足で峠まで戻って湖まで下ります。


まだ先月捻挫した左足首が本調子でないので走りたいところを我慢して早歩き程度に急ぎます。2泊で毎食自炊だし荷物が重いので出来るだけ足首に負担をかけないように丁寧に歩くことを心がけました。


エゾムラサキがあちこちに咲き誇っていました。


湿地帯エリアは苔のような草の色が鮮やかです。


ふたつの大きな湖まで戻ってきました。雨のせいか、先ほど湖の畔にいくらか見られたハイキング客はみんないなくなってしまいました。


こちらの湖(Lac Rond)の畔を歩きつつ1泊目の山小屋へ向かいます。


もう旬は終わりかけているジョンシアン・プランタニエールがこの日はまだたくさん見られました。


ハイキング道を外れて湖の近くの湿地帯の水際ギリギリを歩いてみます。


めちゃくちゃワタスゲが咲きまくっています。


こちらはネギ坊主・・・似てる!?


雨は少し強くなってきました。ザックカバーとソフトシェル(主に雪のシーズンに愛用してるやつ)の登場です。


また湖が近付いてきました。


もうちょっと青空だったらなぁ・・・(;´・ω・)


クラレ湖(Lac Clarée)。セルス山塊の中でもこのエリアは別に「クラレの谷」と呼ばれ、つまりクラレ川という川が流れている谷なのですが、この湖はその川が生まれる場所です。
今まで何度か人にクラレの谷はすごくいいよって勧められていたものの、それがどこにあるのかイマイチはっきり分かっておらず(山塊名ではないだけに)行くつもりにもなっていなかったのですが、今回知らず知らずのうちに来られてしまいました( ̄▽ ̄;)
この週末は膝を悪くした友達にキャンセルされたあと急いで決めたため、山小屋の位置くらいしか確認しておらず、細かい通る場所なんかはちゃんと下調べせずに出発していました💦・・まぁ、いつものことです(^_^;)


雨も相変わらずなので先を急ぎます。
山小屋はここよりもまだ200mほど下った場所になります。


また小さな湖(水たまり)がありました。


水草が水面に・・・ちょっと気持ち悪いことになっていました(゚Д゚;)


もう少し先にはまた湖。もういい加減飽きてきました(~_~;)


おおっ、でもこちらにはまたワタスゲが~!!


後ろのごちゃごちゃした山(その合間から歩いてきました)も併せて絵になります。


ごちゃごちゃした山とワタスゲが遠くなっていきます。


雨は・・少し弱まった気もします。空も明るくなってきました。


どんどん下っていきます。


今晩のお宿が谷底に見えてきました。


ドライエール山小屋(2170m)に到着です。時間は3時半です。朝7時に駐車場を出て8時間半が経っています。正直、駐車場からはどれだけかかるのか知らずに出発していました。他にふたつの駐車場が最寄りなのでそちらのコースタイムは山小屋のHPにも書いてあったのですが、わたしが出た駐車場は遠かったので載っておらず・・地図を見る限り「まあ夕方までには着くだろう」くらいには思ってましたが、結構寄り道もいっぱいしたし少しドキドキでした。


窓ガラスに可愛い絵が描いてあります。マウンテンバイクも停めてあります。この日は乗っている人を見かけませんでしたが、翌日は何度もすれ違うことになります。
さて、雨がまだ止みきっていないので早く中に入ります。


窓口で山小屋をネット予約して10ユーロ既に払っている旨を伝え、部屋に案内してもらいます。濡れた服やザックカバーを入り口近くの荷物置き場の洗濯ひもにかけさせてもらいます。ストーブがついているのであっという間に乾きそうです。
寝室の寝床に自分のシーツをセットして場所取りし(場所はちゃんとあるのですが、好きな場所を取りたいので)、食堂まで下りていきます。
ちなみにここの山小屋は料金は素泊まりで大人18.80ユーロ、夕食・朝食込みだと44ユーロです。


手書きのメニュー。なんかカフェかパブのようです(;'∀')


さて、お楽しみのビールですよ、ビール(*^▽^*)
サラミとオリーブがおつまみに出されました。おつまみのサービスは山小屋では珍しいです。


「ガリビエ」は地ビールも地ビール、この山小屋に一番近い村であるヴァロワールに会社があります。このビールは時々山小屋で出されているのを見かけます。
例えばちょうど1年前、友達と2泊でエクランにハイキングに行って1泊目に泊まったオラン山小屋で出てきたのは「ガリビエ」の白ビールでした。友達が「これ‥超おいしいっ」と感激してたのを思い出します。ロケーションが良かったというのを差し引いても(^^;
👇

👆あ~この日はカンカン照りだったなぁ・・駐車場から1300m急傾斜な上りが死ぬほど暑くて山小屋で飲んだこのビールが死ぬほどおいしかった・・・


ちなみに「ガリビエ」は山の名前。山自体よりもツール・ド・フランスがしょっちゅう通るガリビエ峠のほうが有名かもしれません。山の名前は正確には「ル・グラン・ガリビエ」、3228mの山でハイキングで登れる数少ない3000m級のひとつなので時間があればこの夏にでも挑戦してみたいと思っています。


対して今日は小雨の降る肌寒い午後なので、ビールもチビチビといきます(^^;) 爽やかな軽いタイプのビールではなくてなんかしつこいみたいな味なので(ワインと違ってビールはあまり飲まないので味を表現するボキャブラリー不足)それでちょうどいいです。


山小屋のテラス席。天気がイマイチなのでお客さんはおらず、代わりに小屋で飼われているニワトリが占領していました。


雨は止んだようです。外にちょっと出てみました。山小屋の前で撮った一枚。


ドライエール山小屋はベッド数64の中規模の山小屋ですが、この晩はほぼ満員でした。今日1日、ハイキング客にあまりすれ違わなかったので意外でした。いつものことですが、そのほぼ全員が夕食と朝食も注文しています。自炊派はわたしの他に40歳前後くらいの男性客ひとりだけでした。


奥が食堂です。わたし達がいるのは自炊の人が使える小さな部屋。流しとテーブルに椅子があります。ふたりだけでしたので隣同士に座ってずっと色々な話で盛り上がりました。
面白いことに、この人もわたしと同じリヨンの人で、住んでる最寄りの地下鉄の駅もふたつしか違わず、なんとお互いの職場も徒歩10分以内でしたΣ(´∀`;)


ご飯のあと洗い物を済ませて外に出てみました。


まだ雲はいっぱいありますが、美しい夕焼けでした。



次回は2日目の様子です。